The Happening

「シックスセンス」や「アンブレイカブル」のシャラマン監督の最新作。

突如、アメリカ北東部を襲った集団自殺。 特に理由もないのに、一斉に大勢の人が色々な方法で自殺をし始める。
理由がまったく分からないまま多くの人が避難するが、それを追いかけるように自殺の「現象」も人を追いかけてくる、というストーリー。 初めは人やニュースはテロリストが何らかの方法で、人の精神に働きかけて自殺するように追い込んでいるというが、だんだんテロではないらしいと分かっていきます。

サスペンス(だと思いますが)仕立てで進んでいきますが、自然現象(ネタバレですみません)らしく、この「現象」もまる一日で消えてしまうので、何が原因でこの「現象」が起きているのかハッキリ分からないまま終わります。 すっごい中途半端なカンジが残ります。 でもある意味では、すごいリアルな終わり方だといえるでしょう。

普段は主役のマークなんとかバーグは、主役をはるには弱いと思うんですが、今回は普通の大学教師の役なので、フツーの人の役としてぴったりでした。

うーん、見ても見なくてもいい映画かな。 でも気になってた映画なので、見てよかったです。

You Don't Mess With the Zohan

邦題は「エージェントゾーハン」で、アダムサンドラーのコメディです。

イスラエルの対テロリストエージェントの「ゾーハン」が、戦うのに疲れてしまい、戦闘中に死んだと装ってアメリカに来て、念願のヘアスタイリストになる、というストーリー。

この映画の面白いところは、CGを使ったりしてギャグを連発するのですが、それが非常にわかりやすくて、ばかみたいでそれが逆に面白い。 それにこのゾーハンは超凄腕のエージェントで、戦いに行くときにも短パンとTシャツで乗り込み、鼻歌を歌うくらいの気軽さで敵をガンガンやっつけます。 (足の関節の柔らかさに注目!)

下ネタは異様に多いのが自分の趣味に合いませんが、結構笑えるところはありますね。 特に、NYの街中でイスラエル人とパキスタン人が、だんだん打ち解けてきたところで、その一人が「同時多発テロ以降、飛行機に乗ると隣に座っている人が逃げたり、飛行機から降りたりするんだ」「アメリカ人から見れば、オレら中東人はみんな同じに見えるんだよ」とか、本質をかなりズバっとついたギャグも出てきます。

それとヒロインの女の子は初めて見ましたが、きれいですね~。 今後、もっと出てくるんじゃないでしょうか。 映画館まで行く価値はないかも知れませんが、ヒマなときやちょっと気分がローな時にはお勧め。

Hit and Run

英語で「Hit and Run」はクルマの当て逃げのことをさします。 昨日、当て逃げされました・・・ (怒)

ウチのヨメと犬とクルマで出かけた帰り、UCSとUCLAのフットボールの試合の帰りの渋滞に巻き込まれていたところ、後ろから2階建てほどもあるでかい4区に後ろからドスンとやられました。

幸い、2人と1匹には怪我はまったくなく、クルマのテールランプが割れた程度の被害だったんだけど、むかつくのはそのドライバーが「路肩にクルマを寄せて話をしよう」というので、道路に落ちたクルマの破片を拾ってから路肩に寄せたところ、ヤツは逆の車線から逃げたことです。

追いかけようにも(そもそも追いかけること自体、向こうが銃を持っているかもしれないことを考えると無謀)渋滞のクルマが万里の長城のように連なっていて、まったく追いかけられずあきらめるしかないという理不尽この上ない状態でした。

そこからさらに1時間ほどして(渋滞がなければ20分で帰れる距離)家に帰って、クルマのダメージをチェックし、道路に落ちた破片を見てみたところ、この破片が相手のクルマのナンバープレートでした!! これ以上の証拠はないので、早速ハイウェイパトロール(ま、警察と同じです)に連絡し、月曜日に書類作成に行ってきます。
保険会社の人は、「相手のクルマ、何を落としていったって???」と笑っていました。

いろいろと犯人を特定する要素はあると思うけど、よりによってナンバープレートを落としていくとはね・・・。
実はヨメは当て逃げされたのはは2回目で、前回は夜中の1時に当て逃げされたにもかかわらず、家に警察に事情聴取に来てもらったときまでに、既に目撃証言が3件も寄せられていて、警察も犯人の家とクルマが特定していたという超ラッキーなケースでした。 今回もナンバープレートを落としていったという点では同じくらいラッキーかも知れませんね~。

家に帰ってくるまでは、二人ともかなり動揺してたんだけど、ナンバープレートを見たとたん大爆笑でした。 それにしても、LAのドライバーのマナーは最低です。

Space Shuttle -Endevor


つい2,3日前にスペースシャトル「エンデバー」が戻ってきたというニュースがありましたね。 宇宙ステーションの作業をしてきたようで、久しぶりに現世のいやーなニュースを忘れさせてくれるような出来事でした。

今、LAの北側に住んでいるのですが、昨日の昼間ウチにいると「どーーーーーん!!!!」という音が聞こえてきました。 ちょうどウチのヨメが2階にいたので、倒れたか何かと勘違いし、2階に飛んでいってみると彼女もきょとんとしています。

後で気がついたのですが、この「どーーーーーーん!!!」という音は、スペースシャトルが音速の壁を行き来するときに発生する衝撃波なんだそうです。 ホントに満杯の本棚を倒したような音が家中に響き渡ります。

家から空軍基地まで80マイル(130キロとか?)以上あるんですが、それでもあの音のでかさはすごいですよ~。 下記の地図はその空軍基地です。



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Get Smart

60年代にアメリカで作られたスパイコメディのリメイク。
(ホントにハリウッドはネタ切れですね・・・)

主演は、テレビコメディの「オフィス」(これもイギリスのコメディのリメイク)のスティーブカレルとアンハサウェイ。

夢のスパイエージェントになった男が初めてのミッションで巻き起こすドタバタコメディ。 ストーリーはぜんぜん大事じゃないです。

フツー、コメディとかだとアクションとかが少しおざなりになったりすると思いますが、ギャグと同じくらいアクションシーンがすごかったですね。 もちろんCGだと思いますが、飛行機から落ちるシーンや最後のクルマの上でのバトルシーンは必見。

スティーブカレルの真顔でいうジョークがいいですね~! もう日本では公開されていると思うので、もしDVDレンタルで見かけたら是非レンタルの候補に入れてください。

http://wwws.warnerbros.co.jp/getsmart/

LA Auto Show 2008



行ってきましたLAオートショー2008。
普段はあんまりクルマには興味はないんですが、ミニクーパーの電気自動車が展示されるということで、興味津々で行ってきました。

ミニはどうやら最初はリースのみで、1年の期間が過ぎれば買取はなしで、そのまま工場に戻され、研究ラボの方に再度入るとのこと。 一回の充電で、LAからサンフランシスコまで行けるくらいの距離は走れるようです。 もちろんミニの最大の魅力であるトルクやハンドリングの良さはそのまま残してあるようです。 ただし、LAからSFまで行ったとして、どうやって帰ってくるのかっていうのは問題です。 というのは、普通の家庭用電源では充電できず、ガレージに専用の充電施設を取り付けるからです。

他社も全てハイブリッドや水素自動車などを、コンセプトカーとして展示しており、おなじみのフェラーリやオースチンマーティンなどのスーパーカーはそんなものは気にもかけず、いつもどーりの展示でした。

アメリカや日本のカーメーカーは、上記のとおりハイブリッドなどの新世代のクルマを展示していますが、正直いってまだまだ前途多難です。 やはり家庭でのインフラが整っていたとしても、外の充電などの施設がぜんぜんなかったり、価格がものすごく高かったり、と市場に出るにはまだまだの感があります。

仮に後2,3年で実用レベルまで行ったとしても、その後にブルーレイvsHDDVDのようなデファクトスタンダードをめぐる戦いなどもあると思いますので、実際に家庭に普及したり市場に出回ったりするのは、5年10年はラクにかかるかもしれませんね。

でもミニはカッコよかったですよ~。

Bolt

ディズニーCGアニメの最新作。 (ピクサーのCGとは異なる)

飼い主とともにテレビのアクションショーで有名な犬(ボルト)が、ふとしたことで飼い主と離れていまい、飼い主の下へ戻るというストーリー。 ストーリーとしてはあまり目新しいところはないのですが、この犬は、テレビセットの中で「スーパーヒーロー犬」として育ったので、自分にスーパーヒーローとしてのチカラが本当にあると信じているところが、このストーリーに面白みを添えています。

LAのハリウッドからNYへ移動してしまい、そこでネコ(ボルトはこのネコを悪者のネコと勘違いしている)とボールの中に住んでいるハムスターと一緒に旅します。 そこで初めて外の世界に出たボルトは、いろいろなことを学びながら、ハリウッドへとひたすら進みます。

正直なところ、今回のこのボルトでは最近のディズニーの評価を改めざるを得ませんでした。 最近のディズニーCGアニメでは(ピクサーアニメを除く)、ストーリー的なところや細かい点などは全てぞんざいに扱われており、ひたすら「ゆかいな仲間たち」を中心としたドタバタコメディーに終始していたからです。 (チキン○トルとか、ルイスと○○泥棒とか)

ですが、本作ではストーリーはシンプルですが、細かいところや脇役も含めた各登場キャラクターの作りこみがしっかりなされており、ディズニーならではの親子で楽しめるアニメの原点に戻ったともいうべき作品となっています。

個人的には、飼い主のエージェントやハトが、今のハリウッドのショービジネス業界の業界人を徹底的に描写していてよかったですね。 それ以外でもいくつかの箇所で、周りの子供と一緒に声を出して一緒に笑ってしまいました。

最後に残念な点ですが、映画は非常にいい出来だったにもかかわらず、予告編やポスターなどのマーケティング的な側面が、ぜんぜんその良さを表現できていない点です。 これじゃあ呼べる客も呼べませんね~。 これはWall Eにも言える点で、ディズニーの今の最大の弱点でしょうね。

この映画、子供がいる親にはお勧めの一本!!!!!!!!!!
http://disney.go.com/disneypictures/bolt/

007 Casino Royal

先日、慰めの報酬を見たので、ついでにDVDでカジノロワイヤルを見てみました。
以前、映画館で見たのですが、一応続きものなので再確認です。

この映画はジェームズボンドが007の称号をもらう(つまり昇進)するところから始まります。
巨額の金がうごくポーカー大会で、悪者をポーカーでやっつける、というところが最大の山場でしょうか。
でも(ネタバレ)、スカンピンに負けるんですよね。 うぬぼれてるから。 それをヴェスパーにもとがめられます。 そこでアメリカに金を借りるというところが、今の金融事情とまったく逆で面白い!

「慰めの…」と同じで、粗野で暴力的なところはまったく同じです。 服のセンスやジョークなどは同じボンドとは思えない。 人によっては、そんなヤツが後のおしゃれなボンドに、どう変わっていくかが面白いというかも知れませんが、自分はそんなことはどうでもいいです。 あまりに正反対すぎて同じ人物とは思えないんですよね・・・。

ただし、「慰めの…」と比べると、こちらの方がまだまだ興味深い会話などがあり、また心臓蘇生装置のようなちょっとした小物も出てくるので、ぎりぎりボンドムービーらしさが残っています。

「慰めの…」で焦点があたる「Quantamクワンタム?」という悪の組織が少し垣間見られます。 「慰めの…」でこの組織が壊滅されるわけでもないので、3作目もQuantamが悪の組織で、続き物か???
まぁ、この映画はよしとしましょう、というレベルですかね。
http://www.so-net.ne.jp/movie/sonypictures/homevideo/casinoroyale/

007 Quantum Of Solace

007シリーズの最新作、「慰めの報酬」です。
日本語でのサブタイトルは20年ぶりだそうですね。

主演は、前回と同じくダニエルクレイグ。
結論から言いますと、007シリーズとしてではなく、フツーのアクション映画としてならおすすめです。
冒頭のカーチェイスのシーンや、イタリアの町中を走り回るシーン、空中でロープに逆さ吊りになるアクションシーンなどはすごいです!!

ボンドムービーとしては、これ以上がっかりしたことはありませんね、残念ながら…。
理由としては…
- かっこいい時計などの小道具が一切ない
- キザっぽいかっこいいセリフもほとんどない
- 戦ったシーンの後などに、ネクタイをくくっと直すようなだて男チックさもない
- アジのある脇役がカットされている (秘書のマネーペニーや小道具担当のおじさんもいない)
- 敵の悪の組織のやる「悪いこと」が妙に現代的で現実的。 今までは悪の組織は、人工衛星のレーザービームや核爆弾とかで世界を征服する、といったものが多かったわけですが、今回は妙に現実的。

つまりボンドムービーをボンドムービーたらしめる要素がほとんど削られているワケです。 決め台詞の「Bond, James Bond」というセリフさえないんです。
ストーリーは前作「カジノロイヤル」の続きで、前作で死んだヴェスパーの敵を探すと同時に、敵の組織を追いかける、というもの。

カジノロイヤル以前のボンド像では、「復讐」なんてなまなましいものは、スタイリッシュなボンドには合わないと思うんですが、一人の女性にこだわり、復讐をしたがる、という別人のようなボンドになっています。
またタキシードなどを来てカッコ良く決めてはいるものの、敵らしい人がいると即ボコボコにして殺し、ドアのノブを片手で引きちぎり、一般人のクルマなどを平気で盗み、とかなりの「野蛮人」です。

カジノロイヤルと今回のものは、時代的にすべてのシリーズの前にくるものなのですが、この野蛮人が後のボンド(ピアースブロスナンが一番イメージにあっていると思いますが)になるとはどうしても思えません。

最後にもう一度言いますが、フツーのアクション映画としてならばおすすめ。 ボンド映画としては失格、というところです。 アクション映画好きならばぜひ見てください。 ボンド映画ファンならば見ない方がいいでしょう。

Run Fatboy Run

ショーンオブザデッドやホットファズのサイモンペッグの最新作です。
結論から言うと、日本で公開されたりDVDがレンタルできるのなら、すごいオススメです!!!

結婚式当日に、妊娠してる花嫁から逃げ出したグーダラ男が、5年後産まれた息子と元フィアンセに「自分は変れるんだ」ということを証明するためにロンドンマラソンに出ようとする、というコメディ。

元フィアンセの新しいボーイフレンドの俳優さんも、すかしたビジネスマンを上手に演じてます。 子役もいいカンジです。

サイモンペッグのキャラクター、デニスのアパートの大屋さんの女性がすごい美人です。 削除されたシーンで、ポラロイドカメラを使って写真を撮るシーンがあるんですが、これが削除されたのは残念です。 すっごい笑えるので。

オススメの一本!!!!!
http://www.imdb.com/title/tt0425413/
(予告編は、残念ながらあまり面白さを十分に出し切れてない気がします)

Some Kind of Wonderful

邦題「恋しくて」です。

80年代の青春ものです。 高校のはみ出しもの(エリックストルツ)が、恋しているみんなのあこがれの女の子(リートンプソン)とデートに誘うことに成功するのですが、親友の女の子(メアリースチュアートマスターソン)の気持ちにはまったく気がつかず…、というストーリー。

ストーリーとしてはラブコメちっくですが、今見てみると、中流の下の家庭の子供が大学に行くことの大事さや、上流階級と中流の差などが背景にうまく織り込まれています。 アメリカの高校では、同じ学校の中でも上流階級の子供と、そうでない子供ではこの時期から既にハッキリ分かれているようで、「かっこいい」友達(=金持ち)とつきあっているということが、ひとつのステータスなんですね。
(この映画をここまで深く分析している人はいないと思いますが…笑)

それはともかく、この映画の最大の魅力はなんといってもメアリースチュアートマスターソン!!!!
いいですね〜。 大ファンです。 最近は、あんまり映画やテレビでも見ないんですが、舞台に出ているのかも知れません。

Tamokami's Essay

今、新聞やニュースで色々といわれている「田母神幕僚長」の論文というかエッセイ、読んでみました。 下記が前文の読めるリンクです。
http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf

まず感じたことは、論文とはとてもいえないような稚拙な殴り書きです。 文章力としては言うに及ばず、論調はどこかで見たようなもので、オリジナリティはあまりありませんね。 そもそもこんなお粗末な「論文」がどうしてここまで問題になるのでしょうか? あまりまともに相手にするようなレベルのものではないと思いますが・・・。

とはいえ、ある部分ではかなり同感です。
日本はアメリカとの安保のせいで、自国で自衛すらできないような状態になっています。 それにアメリカ様との関係が必要以上に密接なので、アメリカがいかに傍若無人な振る舞いをしても、日本政府は見て見ぬふりです。 そもそもアメリカにとって日本は、大事な同盟国ではありますが、だからと言って欧米諸国と比べて特に特別視をしていることはまったくありません。

もちろん経済(自動車産業など)の面などでは、日本なしではアメリカも立ち行きませんが、だからといって、日本がアメリカを見るような媚びるような関係ではまったくありません。

せめて自衛くらいは自前の軍隊(自衛隊)でした方がいいと思うんですがね・・・。 それに北朝鮮との関係も、アメリカに代わりにやってもらってるようなものですしね・・・。 海の向こうからでは、北がどんな脅威になっているか分かりませんって。 拉致のことなんか知らない人がほとんどですしね。

Resident Evil: Extinction

「バイオハザード3」です。

生物兵器で作り出されたゾンビと、それと戦う人たちのストーリーで、ご存知のとおり大ヒットゲームが原作です。

今回は3作目ということで、人類がゾンビのせいで大幅に人口が減ってしまい、街も退廃しているという設定。 雰囲気や設定などは、マッドマックス3 サンダードームのようです。 違いは、ティナターナーが出ていないところかな・・・。

まぁゾンビものなので、ドンパチとアクションがメインですが、この映画は普通のゾンビものとも、ゲームともちょっと違うんですよねー。 出ている女性がみんなきれいなのはいいんですが、砂漠で生活している割にはみんな髪も化粧もばっちり、というところが笑えます。

それにしても主演のミラ・なんとかヴィッチはいっつも脱いでますね。

Presidential Election 2008


ついに昨日、アメリカ大統領選挙が終了しました。
いやー、長かったですね~。 昨年の党代表の選挙から数えると約1年!! さすがにオバマやマケインの名前は聞き飽きたかなというカンジです。 各州の得票は写真のとおりです。 青(民主党)で赤がマケイン(共和党)です。 面白いのは、国際都市がある州(ロス、サンフランシスコ、シアトル、NYなど)は全部リベラルの青という点です。 これは前回の大統領選でも同じでしたね。 やっぱり国際感覚がより磨かれているからではないかと思います。

経済危機や国内インフラの不備、海外問題など山積していますが、1月の就任早々、かなり大変なことになりそうです。

マケインは共和党の保守ですが、イラク問題に関しては「今この時期に撤退すると、中東がより不安定になる」という点においては同感です。 結局、イラクから撤退しても、その兵力はアフガンにどうせ回すでしょうしね。 各州の演説で気になった点としては、やはりマケインはトシは隠せないな、という点です。 話し方にキレがないし、経験をアピールしても具体案の提示がとても弱いなと感じました。 「私は○○という問題の現状を知っています。 その解決方法も知っています」という話し方を繰り返ししていましたが、「どうやって解決するんだ?」といつも思いました。

その分、オバマは若いし行動力はありそうな点は期待したいと思います。 ただし彼の印象としては「万人を喜ばそうとしていて、財源はどこから持ってくるんだ?」というものです。 平たく言えば、八方美人ですね。 各方面に聞こえのいいことを言っているので、逆にそれが全部実現されないだろう、と感じてしまいます。 まぁ、決まったものは決まったので、後はなるようになるでしょう。

大統領選と平行して、各州では条例などの国民投票も行うのですが、カリフォルニアでは同性愛者の結婚についての投票(Prop 8)が行われました。 結果は「同性愛者の結婚は認めない」というものです。 僕は、同性愛者の結婚自体は直接のかかわりがあまりないので、極端に言えばどうでもいいのですが、法律でそれを「禁止」とすることには大いに疑問があります。
つまり別のたとえをすると「アジア人と白人の結婚は禁ずる」というレベルのファシスト的な捕らえ方ができます。 社会的には同性愛は普通に認められているにもかかわらず、結婚という段階になると急にNoとなるわけです。
学校や社会で、子供たちは同性愛者(当たり前のように、社会や学校にフツーにいます)に対して、差別意識を持ってはいけないと教えられているにもかかわらず、結婚はNoとなりますが、この矛盾をどう説明するのでしょうか??? うーん、アメリカ人は想像力が欠如しているか、短絡的と言わざるを得ないですね・・・。

Pan's Labyrinth

邦題「パンズラビリンス」です。
下記リンクでは「内戦後のスペインにおける薄幸の少女の物語である。」と説明していますが、まさにこのとおりです。 大半のウェブでは「ダークファンタジー」として紹介していますが。

ストーリーを要約するとこうなります。
スペイン内戦で父親を亡くした少女は、妊娠中の母親と共に母親の再婚相手である鬼のような大尉に引き取られて森の中にある軍の砦に住む事になる。 大尉は独裁政権軍でレジスタンス掃討を指揮する悪魔のような男。 彼はもうすぐ生まれる自分の息子だけを欲しがり、少女の事は疎ましく思っていた。

この悲しい現実から逃れるかのように、少女は妖精やおとぎ話の世界に引き込まれていく。 ある夜のこと、彼女の前に「妖精」が現れ、森の迷宮に導いていった。するとそこには迷宮の番人パンが待っていた。そして彼女を一目見るなり「あなたこそは地底の王国の姫君だ」と伝える。

パンはこの迷宮が地底の王国の入り口である事、そして姫君である事を確かめるためには3つの試練を果たさなければいけない事を伝える。 こうしてオフェリアはパンに与えられた3つの試練に挑むのだった。

と、上記だけ見れば、ファンタジーなのですが、最後まで並行してレジスタンスとスペイン軍の争いが描かれ、どちらかというとこちらの比重の方が高く、シリアスな戦争映画のような様相なので、全体的にはヘビーな戦争映画という印象で進みます。

これはぜひぜひ見てもらいたい一本なので、ストーリーの最後までは書きませんが、見終わった後は少女は薄幸の環境の中では、幸せだったのかなとも思いました。 うーん、かなり考えさせられる映画ですね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B9

Galileo

おー、忘れてました。 「ガリレオ」見ました。
久しぶりのドラマです。

変人の天才物理学者が、警察の手に余る事件を物理の観点から捜査協力していく、というストーリー。 物理学者を福山雅治(ミュージシャンとしての彼のファンです)、新米刑事を柴崎コウという配役です。

あんまりシリアスなドラマとして作らなかったのがグーだと思います。 前半のエピソードが物理の視点からヘルプしているというカンジのつくりになっていてよかったですねー。 途中から何話かが、福山自信が推理しちゃったりしてたので、ちょっと・・・と思いましたが。

自分が思うに、このドラマは福山と柴崎の距離があればあるほど、面白くなると思います。
http://www.fujitv.co.jp/galileo/index2.html

One Hundred and One Dalmatians

ディズニーの「101匹わんちゃん」です。

実は、ヨメがディズニーに勤めているにもかかわらず、僕がディズニークラシックを見たことがないので、「ディズニークラシックアニメを全部網羅するプロジェクト」が進行中なんです。

見る前は、101匹も子犬がいるなんて大変だなーくらいに思ってたんですが、全部家族ってことじゃないんですね!! メインの子犬たちにもそれぞれ個性があって、悪者もヤッターマンのドロンジョ一味みたいで面白かったです。

これも子供がいる人にはお勧めの一本。 さすがウォルトディズニー!!

http://ja.wikipedia.org/wiki/101%E5%8C%B9%E3%82%8F%E3%82%93%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93

Robin Hood -Disney

ディスにーのアニメ判のロビンフッドです。

ウチのヨメの一番のお気に入りです。
ストーリーは普通のロビンフッドとまったく同じですが、キャラクターが全部動物になってますね。 ロビンフッドとガールフレンドはキツネ、悪者の王様はトラでむしゃくしゃすると指をしゃぶるクセがあります。

アニメーションが活き活きしていてやっぱりいいですね。 純粋に楽しめる作品です。
http://mmw.fc2web.com/dmc21-robinhood.html

Yuji Oda

タイトルは織田裕二ですが、見たのは「振り返れば奴がいる」です。

一番最近まともに見た連ドラです。 (いかにドラマを見ないかがわかると思います)
「悪い医者」の司馬医師と、「いい医者」の石川医師の確執と対決を描く、病院ドラマです。

司馬先生は、最高の技術を持っているにもかかわらず、カネに汚く、助かる見込みのない患者はあっさりと見捨てたりします。 一方、石川先生はいつでも患者を思いやり、少しでも助かる見込みがあれば全力を尽くすという熱血。

司馬先生は、ブラックジャックがモデルになっているというだけあって、不器用で感情を表に出すことはめったにないのですが、実は患者のことをよく考えているという設定。 むやみに命を助けるだけが医者の使命ではないと考えています。 助からないのが確定しているような状況では、患者を安らかに死なせてやることも医者の勤めだという考え方です。

石川先生は、とにかく熱血で「助ける」ということが何よりも最優先です。 患者自身が苦しさのあまり死にたいと思ったとしても、家族が「助けて」と願うのであれば助けるというスタイル。

このドラマは、とにかく司馬先生のキャラが立ってていいですね~。 ぜひぜひお勧めのドラマ(自分がドラマを推すなんていままでない!)

L Change the World

デスノートのスピンオフ作品です。

デスノートのキラの宿敵、エル(L)のハナシです。
キラとの決着の後、細菌兵器にかかわる陰謀にLが巻き込まれていくというハナシ。 なかなか大きいスケールの映画なので驚きました。

ストーリーは結構サスペンスかと思いきや、どちらかというとアクション映画を思わせるようなつくり。 普段は誰にも顔を見せたり、他人と接触することのないLが、子供二人を連れて逃げ回るシーンなどがあります。 (Lにあんなに容易に接触できるのがヘンですが、それはさておいて・・・)

前回のデスノでは、演技過剰とコメントを書きましたが、これも多少そうですね・・・。 工藤ユウキと鶴見シンゴはすごいですねー。 チカラ入りまくりです。 一方、Lの役者(名前は知らない)は、役どころもたんたんとしてるということもありますが、そのたんたんとしているところをかなりうまく演じてるかなと思います。

デスノートを見ていないとあまりこの映画は楽しめないでしょうね。 でも逆に見た人であれば、そこそこお勧めです。

Deathnote

マンガ「デスノート」の実写映画版。 前半後半見ました。

トータルとしては、邦画にしてはかなり規模も大きく、がんばったな、というところでしょうか。 ストーリー説明はここでは省きますが、死神のCGなども結構凝ってるなという印象です。

マンガのストーリーを少し変えてあるようです。 それにマンガは心理戦や推理が多い(ここがこのマンガの面白いところだと思います)ので、文字がかなり多いのですが、映画ではこれをそのまま実践するとセリフだらけになってしまうので、多少セリフを抑え目にしてあるようです。 その分、マンガの面白さが少し半減されている気がします。

トータルで感じたのですが、どの俳優も演技過剰ですよね・・・。 デスノートに名前を書かれた人間の多くは心臓麻痺で死ぬのですが、みんな死ぬ間際に「ぐぐぐぐぐぐ!!!!! ああああああ!!!!!!!むむむむむむむ!!!!!!」とのたうちまわって死にます。 心臓麻痺の人を見たことはありませんが、もっと「ぐぐっ!」というカンジなんじゃないかな?と思います。 それに後半最後のキラのシーンはものすごいチカラが入ってて、ちょっと過剰?と思ってしまいました。

しかし! 見てよかったです。

Hula Girls

邦画「フラガールズ」です。
常磐ハワイアンセンターができる際の実話のようですね。

どんどん寂れていく炭鉱町に、常磐ハワイアンセンターができるのにあわせて、フラダンサーを募集、育成していくというのがコアのハナシ。 それに反発して、新しい時代についていけない炭鉱夫や、町の人たちの反発を受けながら、ダンサーたちががんばる姿を描くというものです。

はじめは「ウォーターボーイズ」的なコメディチックなものかな?と思ってたんですが、ぜんぜんもっとシリアスです。 一見、フラダンスやハワイなんて華やか(?)なものではありますが、地元の人の偏見、昭和の田舎町の価値観などが上手に表現されていると思います。

松雪泰子ががらっぱちで元気のいい(借金まみれで東京から逃げてきた)フラダンスの先生なんですが、あーいう役どころの松雪はけっこういいですね。 それに主演の蒼井 ユウ(?)は結構演技がちょうどよくっていいです。

これは結構お勧めかも。

Kisaragi

邦画で「キサラギ」です。 何がキサラギなのかな?って思ってたんですが、一年前に自殺をした清純派アイドルの名前がキサラギミキだからです。

一年前に自殺をした清純派アイドルをしのんで、オフ会をする初対面の5人の男。 それぞれしっかりオタクとして、そのアイドルを愛していたのですが、それぞれヒトクセある男ばかり。 はじめはそのアイドルのレアモノやハナシに盛り上がっていたんですが、その中の一人がボソっと「本当に自殺だったんでしょうか?」というところからハナシは展開していきます。 実はそれぞれが「実は・・・」というモノを持っていて、ストーリーに深みが出てきます。

役者は普段からテレビやコマーシャルで見ているような人ばかりなのが少し気になりますが、5人ともそれぞれフツーの男という設定だと思うので、しょうがないですね。 ビミョーに演技過剰な気がします。

このアイドルは演技もダメ、歌もダメ。 ただかわいくて清純というだけの設定なんですが、最後の歌を流すシーンでは、耳をふさぎたくなるようなヘタさ!!!!! いい素材(女優?アイドル?)を用意しましたね。

まぁ見たら見たで、それなりに楽しめる作品かな、と思います。

Guatemala Trip -Antigua





だらだらと書いてきましたグアテマラシリーズも今回で最後。 いやー、ここのところ何かと忙しくて・・・。

さて、グアテマラ旅行、最後に立ち寄った街がアンティグワ。 グアテマラシティからクルマで1時間くらい。 街全体がスペイン風(行ったことがないので、はっきり分からないけど)の建物で、かわいいカンジの街です。 火山に囲まれた街で、周囲にいくつかの火山が見えます。 古い教会などの建物がいくつかあるんですが、これらは火山の噴火で破壊されて、今は史跡になったりしているようで、町中にありました。(写真)

ビデオは、街にあるトップクラスのホテルをたずねたときのもので、史跡を買い取りホテルとして利用しています。 もちろん史跡だと安全性などに不安があるので、史跡をできるだけ残しながら、それをベースとしてモダンな建物を追加して作ったようです。 結婚式なども頻繁に行っているようです。 グアテマラに住んでる友人は、ここで結婚式を挙げましたが、350人呼んでも350万くらいしかかからなかったようです。 かなりお勧め結婚式スポットです! (遠いって?)

最後に、バスの後ろを取った写真ですが、これはグアテマラ各地を走っている「チキンバス」というもので、数百円程度払って、かなり遠くまでいけるようです。 写真に見えるハシゴに人がしがみついている光景もよく見かけました。 タダでも乗れるようです。(笑)
また赤いスクーターは「トゥクトゥク」という乗り物で、東南アジアから持ち込まれたものだそうです。 やっぱり数ドルでタクシー代わりに使えます。

Guatemala Trip -Lake Atitlan








グアテマラ旅行の山場のひとつ、アティテュラン湖です。
ある著名な人によれば「世界一きれいな湖のひとつ」だそうです。 この人が一体いくつの湖を見たのか?という疑問はおいておいて、それでもものすごーーーーーーくキレイな湖です!!!! これは感動に値しますね。 (写真参照)

周囲を4つの火山に囲まれた湖で、その周囲には小さい町が点在していて、この地の名産の織物や焼き物をつくる小さい工場がいくつもあります。 (写真参照)

グアテマラシティからクルマで約5時間(!) 最後はいろは坂なみの坂道をぐねぐね曲がり、やっとこさ湖へ着きます。 ここのホテルは多少張り込み(といっても一泊二人で$200くらいですが)ました。 一階ですが窓を開けると上の写真のような風景がぱっと目に入り、うーんと唸ってしまいます。 夕方になって湖畔を散歩してみると、織物を売るおばちゃんたちがわらわらと寄ってきます。 「ワンダラー($1)」を連発し、それに引かれてハナシをしようとしたら最後、おばちゃんたちのあり地獄にハマります。 $1というのは実は適当な額で、ホントの織物は$20くらいをふっかけてきます。 ここから値引き交渉をして(スペイン語)、大体$10くらいまで落とし込むのが普通のようです。 当然、自分はスペイン語がまったくできないので、友達から後で聞いたのですが。

翌日は、ボートを借り切り、湖畔の小さい町めぐりです。 ここはRio Dulceと異なり、水辺に住んでる人はマジでカネ持ちばかりです。 町自体はぜんぜん豊かではないのですが、人に多少余裕がありそうに見えたのがよかったです。 でも野良犬はものすごい数いますけど・・・。

またここでは「ジップライニング」といって、谷に張り渡したワイヤーに釣り下がってすべるアクティビティをしました。 言葉では説明が難しいので、ビデオを見てみてください(横で撮影してます)。 トータルで8つのワイヤーのコースが用意されていて、距離や高さもそれぞれなのですが、最長で確か200mだったかな? 高さは4,50mはあったと思います。 そこをワイヤーにぶら下がって、ゴーーーーっと滑っていきます。 止まるときは、グローブでワイヤーをぎゅっとつかみます。 グローブがかなり厚手なので、痛かったり熱かったりすることはありませんが。 湖を見渡す谷にワイヤーは全部渡してあるので、キモチいーーーーーですよ!!!!!

ここはノンビリしたい派でも、アクティビティ派でもどちらもお勧めですね。

Guatemala Trip -Tikal





グアテマラ旅行の山場のひとつ、「ティカル」です。

これはグアテマラ北部にあるマヤの遺跡で1800年ほど前に栄えていたそうです。
このティカルというエリアそのものは、当時はあまり雨が降らない地域だったそうですが、今は全体がジャングルに包まれています。 おかげで20日ごとにパーク全体の森の余計な木を切り払う作業をしているそうです。 でないと、遺跡への入り口などがすぐに木で覆われてしまうそうです。

この日は朝早くからツアーバスに乗り、約1時間かけてティカルへ到着。 国立公園の入り口からはクルマの制限速度が極端に遅くなります。 ジャングルには野生動物がいて、ジャガーなども時々でるようです。

石のピラミッドが多数あり、それぞれが当時役割を持っていたそうです。 王様の住居、神官のお寺などです。 それぞれのピラミッドは何百年もかけて設計をしていた記録があるそうですが、実際の工事はたった10年(!)で完了していたとのことです。 すごいですねー。

各ピラミッド間は、歩いて移動しますが、トータルで20kmくらいは歩いたでしょうか。 その間、数種類のサル、手のひらほどもあるヘンなカタチの蜘蛛などの動物や虫がいます。

いくつかの例外を除いて、ピラミッドには登ることができますが、写真のように木の階段でしかもすごい急!! 写真ではどれだけ急かがあまり分からない木がします。 しかもにわか雨が降った後だったので、すべるし急だしで怖かったですよ~。

ピラミッド4(それぞれに番号がふってある)は、スターウォーズエピソード4の撮影でも使われており、早速DVDで確認しました。 (ビデオに写っている風景がそうです) ここからは遺跡公園全体が見渡せて(といっても森ばかりですが)、すごーく気持ちよかったですよ~!!

Guatemala Trip 08 -Livingston






Rio Dulceからボートで一時間程度のところに「リビングストン」という町があります。 ここはカリブ海に面していて、気温に加えて湿度がものすごく高いこともあり、他のグアテマラの町とはまた少し違う雰囲気でした。

地上の道路はやはりあまり発達していないようで、もっぱら交通手段はボートに頼っているようです。 町には痩せた野良犬がうろうろしていて、その痩せ具合はあまり見るに耐えないカンジです。

ここで食べたタパド(Tapado)という、シーフードスープは絶品で、なんとか自分でもこの味が出せないものかとアタマを悩ませています。 味は、イエローカレーチックな味なんですが、魚が丸ごと一匹入っていて、ココナツの味もついている、というかなりイケる味です。


ここで楽しんだこと言えば、ジャングルの奥の滝へのツアーです。
リビングストンの端に、ジャングルへの入り口があり、ここから15分ほど上流へさかのぼると滝(このときは水量が少なく、水は流れていませんでしたが)があり、4mほどの高さの岩からガンガン飛び込めるというものです。

地元の子供は、危険も顧みず水際ぎりぎりのところでも平気で飛び込んでいて、見ているこちらがハラハラする始末。 それにしても、あの子供たち(10代やそれ以下)は学校行かないんですかね・・・?
飛び込む高さは、上からみるとそれなりに高いのですが、周りで水に入って涼みながら見物している人がいるので、余計緊張します。

Guatemala Trip 2008 -Rio Dulce

先日、以前一緒に仕事をしていた友人を訪ねてグアテマラへ行ってきました。

グアテマラは、人口約11万人ちょっとの国で、森の豊かな国です。 LAから直行便だと約4,5時間の距離でメキシコの南側に位置しています。 公用語はスペイン語なのでかなり大変でした。 友人やヨメ(カリフォルニアの高校では第2外国語でスペイン語を取る人がおおい)がいなければ、食べ物の注文すらままならなかったでしょう。

治安はあまりよくなく、街中でも人の集まるところには、ショットガンを持った警備員などがフツーにうろうろしてます。 移民は、中国、韓国はアメリカと同じですが、ドイツ人の移民も多いとのこと。 また水はあまり質がよくなく、歯磨きも含めてすべてボトルの水で行います。
またトイレはフツーのトイレなんですが、紙だけ備え付けのゴミ箱へ捨てます。

約1週間ほどの短い滞在でしたが、ほぼ毎日いろいろなところを訪ねたり、アクティビティをしたりしていました。 その中でも印象に残ったところなどをいくつか紹介したいと思います。



① Rio Dulce グアテマラからクルマで4時間ちょっとのところの湖の町。
ところが! 道といっても、往復2車線なのですが、普通の道路にもかかわらずバンバン100km/hくらいで飛ばしまくり、遅いクルマがいれば反対車線から平気で追い越すという飛ばしぶり。 当然田舎町でないとここまではやりませんが、街中でもあまり大差はありません。 道の両脇には、普通に生活している人たちがいて、子供や犬(野良犬を含む)がうろうろしているので、危ないことこの上ありません。

ちょうど1時間半くらい走ったときに、急にクルマの下あたりで「ゴツン!!!」という音がして、石でも巻き上げたかな???と思ったのもつかの間。 30秒後くらいには「ゴリゴリゴリゴリ・・・」という音がタイヤのあたりから聞こえてきました。 そう、パンクしたようでした。どうやらとがった何かを踏みつけたらしく、でっかい穴があいてました。早速タイヤを替えに、と外に出ましたが、運転持ち主のグアテマラ人、道端に落ちていたでっかい動物のフン(直径約20cm)を思い切り踏んでしまいました。踏んだりけったりとはまさにこのこと。 タイヤ交換なんて、日本のように道路がしっかり整備されているところではあまりあることではないので、一緒に手伝い(フンは慎重に避けて)ました。 やり方さえ知ってれば、特に難しくありませんね。 でも後でクルマの中が匂ってたかも・・・。

田舎町の道のそばで生活している人たちの生活レベルは低く、はじめは取り壊し寸前の倉庫かな?と思ったんですが、洗濯物がたくさん干してあり、そこで生活している家族が多く見られました。 どの程度の古さ、汚さかというと、「泪橋の下の丹下ジム」を想像してもらえればいいと思います。 すごいでしょ・・・?

湖は透明度は低いものの、かなり大きい湖で、水際で生活している人も多く見られました。友人のダンナさんの家族の持っている家があるということで、ボートは当然ながらジェットスキーも一台あり、これにトライすることができました。 操作は簡単で、スロットルを開くだけ。 ただしブレーキがないので、止まるときは早めにスロットルを話すことがポイントです。 案の定、ヨメ(スピード狂)ははじめからガンガン飛ばしてました・・・。

操作はホントに簡単で、最後には水上で360度回転などもできるようになりました(自慢)。 それに水上スキー(水圧で足がばらばらになるので、最後までスキー上に立てませんでした)やニーボードといって一枚の水上スキー上にひざで立つというものをやってみました。 このニーボードが比較的簡単で、数回のトライでボード上に立つことができました! うではロープをしっかり掴まりながらひっぱり、ボードは少し前に押し出すようにして立つというバランスが難しいですが、すっごい楽しかったです!

つづく・・・

Eastern Promises

今、ちょうど日本で公開しているようですね、「イースタンプロミス」。

ヴィーゴモーテンセンとナオミワッツが競演しているのですが、ナオミワッツとヴィーゴはあまりにも雰囲気が違いすぎて、どう調和するのかな?と思っていましたが、なかなかグーです。 というのは、ヴィーゴはマフィアお抱えの運転手で、マフィアの中に受け入れられたいと考えているクールな人。 ナオミワッツはフツーの看護士。
この一般人と暴力の世界に生きる人の、相反する世界が触れることでストーリーが始まるわけです。 したがって、この二人はぜんぜん違って当然。

ナオミワッツの勤める病院に担ぎ込まれた少女が出産をするんですが、子供は無事生まれるものの、少女は死んでしまい、身元を調べるためにナオミワッツが残された手帳(ロシア語で書かれている)を読もうとして、知らず知らずに暴力の世界に引き込まれていくという内容。

全体には、ハデさはなく、じっくりじっくりと進んでいきますが、決して無駄な要素はなく、コンパクトにきれいにまとめられているカンジの映画です。 はじめから終わりまで、ぴんとした緊張感があり、このあたりは「ヒストリーオブバイオレンス」に相通じるものがあります。

ハデな見所としては、サウナでのアクションシーンですが、やはりヴィーゴの演技は注目ですね。
お勧めの一本!!!!!

Fido

ゾンビコメディです。 多分邦題では「ゾンビーノ」だったかな?

ゾンビが、「ゾンビコントロール首輪」でコントロールされるようになり、人を食べることがなくなったという世界で、いじめられっっこがゾンビの一人と友情を育てるというかなり笑えるハナシです。

適当なコメディかと思いきや、実はキャラクター設定などがかなりしっかりされています。
子供のころ、お父さんがゾンビになり食べられそうになって以来ゾンビ恐怖症のお父さん、ご近所の目が気になってばかりの愛情に飢えてるお母さん、そしていじめられっこの息子。
ご近所さんでも、若い女性ゾンビを飼ってるおじさんや、射撃がやたら上手なクラスメートの女の子などetc。

映像や音楽のスタイルはアメリカの50年代で、かなり明るいカンジで映画は進みます。
ですが、もちろんゾンビコメディなので、ブラックジョークばりばりです。 「ショーンオブザデッド」はかなりシニカルなブリティッシュコメディですが、これはまた別なおかしさがあります。

まぁまずは予告編を見てみてください。 何も見るものがないときにはお勧めの一本かな???
http://www.imdb.com/video/screenplay/vi3953525017/

Day of the Dead -Remake 2

80年代のゾンビ映画、「死霊のえじき」のリメイクです。 同じ映画に関して以前一度コメントを書いていますが、前回は適当に流して見たんですが、今回は少しじっくり見てしまいました。

結論!! どんなにゾンビ映画好きでも見なくてもいいです。

理由としては、ゾンビが走ったり飛んだり、道具を自在に使ったりするからです。 生きてる人と変わりないじゃん・・・というのが正直な感想です。 2階や3階から飛び降りても平気でスタッと着地できる死人って一体・・・と思ってしまいます。

唯一の救いは出ているメインの女優さんたちがみんなカワイイ人っていうところくらいですね。

これじゃぁ元の「死霊のえじき」のジョージロメオが泣くよ・・・。
http://www.imdb.com/title/tt0489018/

Nausicaä of the Valley of the Wind & Spirited Away

「風の谷のナウシカ」と「千と千尋の神隠し」をDVDで久しぶりに見ました。

「千と千尋」は、いまさらながらですが、なかなか完成度が高いですね。 それに以前はそれほど強く感じなかったのですが、神道がハナシの中心に強くすえられていますね。 (最近、神道についてちょっと調べ物をしたので)
ストーリーとしても、キャラを取ってみても、すごくしっかり創りこまれているというのが分かります。 またこの作品でもっとも注目すべき点は、背景や美術的な効果です。 いやー、すごくキレイな映画ですね。 それにお風呂屋さんの外は、門から川までの風景なんかは、子供のころにはまだまだ周辺によくあったようなもののような気がします。 ということは、ある程度60年代後半や70年代の家並みなどを参考にしているのでしょうか? 最近は生け垣なんてめったに見ませんもんね。
今まで見た時に気がつかなかった点を改めて見ることができてよかったです。

「ナウシカ」ですが、やっぱりこの作品が宮崎作品のベストですね。
音楽が80年代のテクノっぽいところがあるのが、少し気になりましたが、ストーリー、キャラクター、展開、美術、すべてにおいて「う~ん、さすが!!」とうなってしまいます。
後期の宮崎作品のように(特にもののけ姫など)、環境保護の説教くささはまるでなく、あくまでもストーリーの中のひとつの要素として描かれています。

初期であればあるほど、宮崎作品は自分の子供たちにも見せてあげたいと思うようなものばかりです。 そういえば、新しい作品「ポニョ」はどうなんでしょうね? そもそもLAに来るのかな???

Sleeping Beauty


ディズニークラシックの「眠れる森の美女」です。
今まで古いディズニー映画を、実は見たことがなかったので、ハリウッドの劇場(El Capitan)で見てきました。

この劇場では、いつもそうですが映画の前にちょっとしたステージが見られます。 今回は女性が森の美女のオーロラ姫の格好でステージ上でダンス、ちびっこたち(大人も)に挨拶するというものでした。

映画は、多分デジタル処理をして画像処理をしてあると思いますが、新鮮な気持ちで見られました。 ストーリーとしては、50年前の映画ということもあり、非常にシンプルかつドラマ性もたっぷりあり、さらに自分がいつも注目する「どれくらいキャラが立っているか」もしっかり抑えられていました。

ストーリーは有名なので省きますが、オーロラ姫を育てる3人の良い魔法使い、魔女あたりがキャラがしっかり立ってましたね~。 王子様はちょっとキャラとしては弱いかも・・・。
もちろんおとぎ話なので、「愛」「勇気」といったところが大事なポイントですが、もっとも教訓的なものとしては「真の愛はすべてを乗り越える」というものです。

オーロラ姫が16歳というのが少し大人びていて、しかも色気もあったりして変なカンジでした。 だったら、オリンピックの中国女子体操の選手は多分7歳くらいだと思います・・・。

前から、ディズニーの古い映画は、動きがものすごーく滑らかですごいなーと思っていたのですが、この映画は実際にバレリーナに映画とまったく同じ振り付けで何度も踊ってもらい、アニメーターがスケッチをばっちり取った上で、セルに落としていったということです!!!! 音楽もフルオーケストラだし、かなり満足でした!! お勧めの一本。

Serial Killer in LA

2,3日前に新聞で見たんですが、どうやらLAに連続殺人鬼がいるらしいとのこと。

おだやかなハナシではないのですが、ホントのことで、20年間に渡って殺人を不定期に繰り返しているらしく、DNA鑑定でやっと同一人物だという結論に至ったようです。

黒人の売春婦のみが今までターゲットになっていたようで、LAのイングルウッドというエリアを中心に活動しているとのこと。 犯罪心理学やプロファイリングの理論によると、連続殺人鬼(英語のシリアルキラーという言葉はFBIにより作られた)は犯人と同じ人種を狙う男性が多いということや、その他の情報から、30代半ばの黒人男性であるという線で一致しているそうです。

事件と事件に時間的な合間があるので、今まで同一犯だと特定できなかったらしいのですが、今回のDNA判定と犯行の合間に刑務所にいたのではないかという推測によって、今の犯人像が出来上がってきたようですね。

このイングルウッドというエリアは、ウチから離れてはいるものの、やはりいい気持ちはしません。
少しでも早く解決して欲しいですねー。

Olympic games -Taekwondo

オリンピック、テコンドーの試合のひとつで、信じられないことがおきたようです。

カザフスタン vs キューバでの銅メダル争いの試合中、キューバ代表がレフェリーの顔面にケリを入れて退場になったというのです。

試合中、キューバ代表のアンジェルマトスという選手が試合中に怪我による一時的なタイムを取ったのですが、これがあまりにも時間が長すぎるという理由で、失格になったそうです。

すぐさま、彼はスイスから来ているレフェリーに取り消しをしろと詰め寄ったようです。 だんだんエスカレートしてきた彼は、レフェリーをどついた挙句に、顔面にケリを入れたということです。

当然、失格どころか退場になったようです。
おそらく今後も世界的な大会には出られないのではないでしょうか。

しかしレフェリーも命がけですね。 80kg以上にあるヤツに顔面にケリを入れられるなんて思ってもいなかったんじゃないでしょうか。

http://sports.yahoo.com/olympics/beijing/taekwondo/news?slug=ap-tae-taekwondo-dispute&prov=ap&type=lgns

Peacock!!!

なんと今度は孔雀が近所に出没しました。 昨日、夕方家に帰ってきてから2階の部屋にいたところ、隣の家の屋根(1階の屋根)でうごめいている影がふたつ。 なんだ?と思ってよく見てみると、孔雀が2羽屋根でのんびり日向ぼっこをしているではありませんか!!!! 2羽ともメスで広げるとキレイな羽はありませんでしたが、そのサイズと意外さに驚いてしまいました。 だって孔雀ですよ??!! 田舎でもなければ森でもないフツーの住宅街で!! せっかくの機会だったので、その後少し近寄って写真を撮ってみましたが、逃げもしなかったので多分人に慣れているんでしょう。 飼い孔雀なのかも知れません。 まぁ驚きの経験でした。

Beijing Olympics -Male Gymnastics

LAとは時差の関係で、オリンピックが夜に行なわれています。 おかげで毎日寝不足気味です。

昨晩は、男子体操を見てました。
ちょっと気がついたんですが、か・な・り中国に有利な採点がされているように思いましたが、そう感じたのは自分だけでしょうか?

鉄棒や跳馬で着地でよろめいたりしている中国人選手の方が、そつなくミスなくこなした他国の選手よりハッキリと高い点を貰っているのが目に付きました。 もちろん、自分は専門家でもありませんが、素人目にはえこひいきがかなり目立ったように思います。

日本勢はかなり期待されていたようですが、ミスが多くあったとのことで銀どまり。 残念でしたね。 昨日の体操の様子は、日本勢はあまり放送されていませんでした。 それでもちょっと放送されていた限りで気がついたんですが、日本選手は(少なくとも体操に関しては)覇気がありませんね・・・。 なんかおびえてるというか、疲れてるというか・・・。 テレビのコメンテーターも似たようなこと言ってました。
日本人はプレッシャーや本番に弱いという風潮があるようですが、もしそれがホントならどうしてなんでしょうね? 練習は人一倍してると思うんですが。

比較して見ていて思いましたが、他国の選手は大声を出したり、チーム全体で盛り上げたりしてプレッシャーをはねのけていましたが、日本選手はむっつりと押し黙って、プレッシャーを内で消化しようとしていたようです。

まぁそれはともかく、アメリカの水泳のフェルペス(で合ってます?)はすごいですねー!!!
でもイアンソープが引退してるとは知らなかったなー。 がんばれニッポン!!!!!

Beijing Olympics 2008

北京オリンピック、始まりましたね。

LAからだと時差などの関係で、あまりオンタイムに競技が見られないのが残念です。
柔道は見たいなーと思ってたんですが、谷の出番はとっくに終わってたのが残念です。

オリンピックでもないと見られない、体操、競泳、陸上、柔道が自分にとっての見所です。

アメリカバレーボール選手の家族が、殺害された事件がこちらでも大きく取り上げられていて、本当に胸が痛む事件です。 中国警察、しっかり市内警備してほしいものです。 親戚、家族の晴れの舞台を見に行ったところで、殺されてしまってはオリンピックどころのハナシではありません。

アメリカ勢では、41歳のスイマー、トレスが400m自由形メドレーのアンカーをつとめるなど、既に話題になっています。 そういえば、オーストラリアのイアンソープは今回どうしたんでしょうね???

とにかく、がんばれ日本!!!!!!!!!!

Untracable

ダイアンレイン(ストリートオブファイヤーに出ていました)主演のミステリー・スリラー。

オンラインストリーミングで、殺人をオンタイムで流す殺人鬼を相手にする、サイバーコップのFBI捜査官のストーリー。 オンラインでとらわれた人を、いろんな方法でじわじわと殺すのですが、多くの人がサイトにアクセスすればするほど、その人を殺す装置が激しく稼動するというものです。

その殺人鬼の魔の手がダイアンレインに迫る、というストーリーです。

残念なのは、もっともっともっともっと面白くなる可能性を秘めた映画なのに、すべてにおいて中途半端なところです。 ストーリーも怖さも、もっともっと面白くなります。

まぁでも、ぜんぜん面白くなかったですね。 見なくてもいい映画でした。

The Magic Castle

昨日、ハリウッドにある「マジックキャッスル」というところへ行ってきました。
マジック好きの自分にとっては大感動の体験でした!!!!!

大きな洋館に、たくさんの部屋があり複数のマジシャンがパフォーマンスを行なうというものです。 バーやレストランもあり、結婚式並みの服装をしていないと入館を断られます。 それに招待状などがないと入れない、というちょっとしたクラブなみの世界です。

バーの周辺では、パフォーマンスの出番がまだのマジシャンたちが客と雑談をしながら、ちょっとしたマジックを目の前で披露してくれたり、建物そのものも大きく古いのでそれを見るだけでも楽しいです。

夜の8時半から本格的にパフォーマンスが時間ごとに始まるのですが、香港から来ているマジシャンは色がばらばたのルービックキューブ(懐かしい)を中に投げると、一瞬で全色が揃っているというものを披露。
スペインのマジシャンはカードとリングマジックが得意で、リングマジックでは空中で手も触れていない部分で二つのリングが繋がったり、三つのリングが手を離しているのに直立してくるくる回ったりと「おぉっ!」と思わずうなってしまうものでした。
ですが、昨晩で最も「おおおおおぉぉぉぉ!!!」とうなったのは、黒髪のドレッドのマジシャンです。 彼は日本でもパフォーマンスをしたことがあるということで、長い髪を「サムライ」とふざけながらアタマの上で束ねていくのですが、低い声でうなり始めると束ねた髪の中から黒いウサギが飛び出すというものです。 これは意外性や演出、テクニックの全てにおいてものすごいマジックでした。

水曜日に関わらず、夜中の1時までそこにいましたが、ものすごーく楽しめました!!! マジシャンの一人の知り合いになり、「またいつでもおいで」といってくれたので、また行ってきます!

http://www.magiccastle.com/

Earthquake!!!!!


今日、珍しくLAで地震がありました。
規模はなかなか大きく、M5.8で震源からは20kmくらいしか離れていなかったので、初めて「縦揺れ」を経験しました。 横揺れはよくあるので、全然問題ないですが、縦は結構気持ち悪いですねー。

オフィスがビルの29階にあるので、縦に揺れた後の余震などでまた横揺れが数回ありました。

LAは地震が滅多になく、一年に1回あるかないか、という頻度です。
地震はたまに来ないと逆に怖いですよね。

ちなみに、地震発生から2時間くらいたちましたが、オフィスビルのエレベーターはまだ復旧せず、お昼ごはんも買いにいけずに少し困っています・・・。

Harry Potter and the Deathly Hollow -Finished

「ハリーポッターと死の秘法」、読み終わりました!
分厚い2冊組を4日で、夜中までがんばって読みました。 いやー、最終巻だけあって、読み応えもありかなりよかったですね。

全面的に慕っていたダンブルドアの知られざる一面や、ホグワーツを離れて旅をするハリー、ロン、ハーマイオニー。 今まで6冊にわたってためて来たものをすべて出し切り、さらに7冊目のスパイスをきかせて、ラストへ突き進みます。

ダンブルドアがなぜどういう目的で、ハリーを旅立たせたのか、なぜはっきりと目的をすべて伝えてくれなかったのか、という部分が一番、この本で面白かったところですね。

このシリーズ、はじめは子供向けだったはずですが、読者もシリーズの共に大人になっていくので、文体や内容もそれなりに成熟していきます。 それを追っていく楽しみもありますね。

あまりのボリュームに映画は2作に分けて製作されることが決まっているようです。 ホントに内容の濃いものなので、英断だと思います。

Wanted


そろそろこちらでも公開が終わりに近づいているアンジェリーナジョリーの最新作です。

日常に退屈している平凡な男が、アンジェリーナジョリーの属する殺し屋集団にスカウトされるところからハナシは始まります。 生まれた時に自分とお母さんを捨てたお父さんが、昨日対立する別な殺し屋に殺されたと伝えられます。 殺し屋としてのトレーニングを受け、ミッションをこなしていくのだが・・・。

という内容です。
CGをふんだんに盛り込んだアクションシーンは見ごたえ大です。 特に冒頭のアンジェリーナジョリーの真っ赤なスポーツカーの場面はすごいですねー! 「まさかー、そんなことありえないよ」というアクションもたくさんあるので、たっぷり楽しめます。

また写真は映画館の外に飾ってあった「ダークナイト」に出てくるクルマです。 バットマンは記録を打ち立てたり、すごく評判がいいようですが、僕はあまり好きじゃないので「へー」という程度ですが。

Harry Potter and the Deathly Hollow

ついに日本でもHP-7が発売になりましたね!

ヨメが誕生日のプレゼントと称して、一セット(日本語版は2冊組になってる)をプレゼントしてくれました。

ダンブルドアと母の守りが消えるハリー。予言ではヴォルデモートかハリーの一方しか生きられないという。 ダンブルドアと探していたヴォルデモートを破滅させるアイテム探しの旅を、ダンブルドアなしで行わなければならなくなったハリー。

さー、どうなるんでしょうね???
今週は気温も涼しく読書日和になりそうなので、じっくりと読んでみます。

ところで、男の人でこのシリーズを全部読んだことあるって言う人はいるんでしょうか? 周りにはいないんですよね・・・。

Citizen Kane

「市民ケーン」です。
白黒の映画で、名作を言われているものです。 DVDで見てみましたが、結構面白いかも知れません。
「かも」というのは、ワインを飲みながらソファに半分寝そべって見てたので、半分くらいはウツラウツラしてしまってたからです。

内容は新聞王と言われた富豪が死んだ際に「Rosebut」とつぶやいて死んだのですが、その単語「Rosebut(バラのつぼみのこと)」が何を意味するのかを調べるうちに、彼の人生を知ることになるという、少しサスペンスチックな映画です。

子供のころに貧しさゆえに養子に出され、養子先の家庭のビジネスをまかされたり、2度の結婚と離婚をしたりと波乱万丈の人生を送った人間が、死ぬ間際につぶやいた「Rosebut」という言葉の意味は???

まぁ見てみてください。 僕は半分寝ちゃったので感想を教えてください。

No more, Nomo???

なんと!!!!!!

野茂投手が引退をするとのこと。 日本の「野球」の枠を超えて本格的に「ベースボール」の世界へ来た草分け的存在。 ノーヒットノーランをしたり、あの独特のトルネード投法でメジャーリーガーを切りきり舞にさせたわけですが、とうとう引退の時が来たようです。

今年ドジャースは50周年記念でいろいろとイベントを行っており、その中でも印象的なのは往年の代表選手をそれぞれ一枚のポスターに集めてあるカッコいいポスターがあるのですが、その中に野茂の入っていることです!! これを見たときにはつくづく彼の偉業に改めてアタマが下がる思いでした。

言うまでもありませんが彼がいなければ、今のイチロー、クロダ、サイトウ(早く怪我を治してほしいですね)、ジョージマ、フクトメはいなかったといっても言いすぎではないでしょう。 (松井カズ、また活躍してほしいですね。 もう一人の松井はどうでもいいですが・・・。

こちらの新聞のLAタイムズでも取り上げられており、読者のコメントの投稿でもすごく惜しまれています。

残念なのはこちらにいる間に試合が見られなかったことですねー。
道がないところに自ら道をつくる偉業、ホントにすごい男です! お疲れでした。

Ubreakable

いまさらですがアンブレイカブルを見ました。

あまりいい評価を聞いたことがなかったんですが、かなり面白い映画ですね。
シックスセンスと同じ監督なので、何かしら仕掛けがあると思いましたが、なかなか面白かったです。

電車事故に巻き込まれた中年男が、他に生存者が一切いなかったにもかかわらず、自分は怪我ひとつ負わなかったということから映画は始まりますが、この男は実は「スーパーヒーローなのでは?」というトーンで映画は進みます。

無論、スーパーマンやスパイダーマンみたいに悪者相手にビシバシ戦う、という類のヒーローモノではありません。 「もし現実世界にスーパーヒーローがいたら、そしてそれを自分が知らなかったとしたら?」というスタンスで映画は進みます。

お気に入りのシーンは、ベンチプレスのシーンと子供に銃を向けられるシーンですね。 これはちょっと笑っちゃうシーンでグーです。

この映画は好き嫌いがはっきり分かれそうな映画ですね。 もし見る機会があれば感想教えてください。

WALL*E

ピクサーディズニーの最新作!

いやーかなりよかったですよ! 最近のCGアニメは技術ばっかり凝ってて内容が薄いのが多いと思いますが、やっぱりピクサーだけあって、しっかり物語りとキャラクターから入ってますね!

ぜひこれは見てほしいので詳細はここでは語りませんが、ギャグ性は抑えたSFラブロマンスというところでしょうか。 正直なところ、子供にはあまり受けないのではないかと思います。 というのは・・・
会話が少ない: 人間が出てくる中盤までは、ロボット同士が機械音で名前を呼ぶくらいで、後はアクションの表情などでストーリーが進んで行きます。

個人的にあまり好きじゃなかったのは、CGアニメに生身の俳優も出ている、という点ですね。 ストーリーから見るとしっかり意味はあるんですが、やっぱり違和感がありますね。

ですがロボットたちはすごく生き生きとしてますし、動作や表情もすごーくよく出てます。 とってもピュアなほのぼのしたラブストーリーが楽しめると思います。 せっかくセリフが少ない分、ロボットたちの表情や声(発する音)のトーンにしっかり気をつけて見てください。 すごーく工夫して作ってあるということが分かると思います。

人間も出てきますが、彼らの生活の様子をアメリカ人の生活と重ねてみてみてください。 苦ーい笑いがこみ上げてくると思います。

「カン○ーパンダ」なんか及びもつかないようなストーリーの濃さですよ!!

The Simposon - the Movie

アメリカの長寿ギャグアニメ、シンプソンズの劇場版です。

16から17シーズンやって、初めて劇場版ができました。
冒頭で主役のホーマーが言っているように、テレビでタダで見られるっていうのに、お金出してみてるのか?と思いはするものの、なかなか面白かったです。

テレビではあまりはっきり出せないようなきつーいギャグなどもあったので、それなりに楽しめました。 創る側もかなり楽しんでいたんだろうな、と思わせるような作品でした。

内容は、ギャグなのであまりないと思ってもいいでしょうね。
まぁアメリカのジョークのセンスなどに抵抗がある人もいると思うので、そういう意味では万人受けしないかも知れませんね・・・。

LCD TV



いやー、暑い!!!!!!!!!

ここ数日、40度手前までいってます。 今回の暑さのタチの悪いところは、夜になっても温度が下がらないことと、湿気が少しあって、異様に蒸し暑いということです。 そう、つまり日本の8月のように暑いんです!!!! 今、夜の10時半ですが、まだ35度近くありますねー。

それはともかく、先日LCD TVを買いました。 で・か・い!!前のテレビが19型だったので、でかさがいっそう目立ちます。 ウチに来たことがある人なら、どのくらい大きくなったかが分かるかと思います。

Universal Studios Fire


たくさんの人から、ユニバーサルスタジオの火事に関してメールや質問をもらいました。

南カリフォルニアでは火事は比較的あまり珍しくなく、自分の感覚が鈍ってしまったのかな?とも思ってしまいました。 この火事は、どうやら人為的な原因で発生したようです。

出火は夜中だったようなのですが、その翌日の日曜日(もう2週間前ですね)になっても燃えていました。 ちょうどこの日は、友達のところへバーベキューをしにいくところで、そこへ向かう行き先のすぐ先から煙がモクモクと立ち昇っていました。 ウチのヨメと「あれ、バーベキューの煙じゃないよね」とノンキにジョークを言っていました。

この日は、プラスチックやビデオテープなどの、あのプラスチックの燃えたにおいがウチの周辺でも終日していました。

火事が消えた後、ユニバーサルはすぐさまテレビCMをうち、「火事にもかかわらずオープンしています」というコメントを最後に入れていました。

1408

日本では公開していないかな?と思いますが、スティーブンキング原作のホラーです。

超常現象をテーマに本を書く作家が、その部屋で56人の死者を出しているホテルの一室に泊まる、というストーリー。 前から思ってたんですが、スティーブンキングは、単純なハナシを膨らませるのが上手ですね。

ストーリー自体はシンプルなポルターガイストのストーリーですが、そこに親子、夫婦関係などのハナシを絡ませて映画に厚みを持たせています。 ジョンキューザック(最近のお気に入りです)やサミュエルジャクソンの上手な演技によって、B級ホラー映画がまずまず見られる映画になってますね。

というのは、部屋の超常現象自体はあんまり怖くないからです。 ホラー映画としては、ちょっと弱いかなと思いました。 一番怖かったのは、部屋に入ってすぐにベッドの上に座り毛布や枕を動かしていたのに、ちょっと離れていて、すぐに振り返った時にはきれいにベッドメイキングされていて、チョコレートが枕の上にチョコンとのっている、というところですかね。 単純かも知れませんが・・・。
油絵の中から水がドッと出てくるにいたっては、ちょっと興ざめです。

やはり上に書いたとおり、この映画の見所は人間関係と俳優二人の演技ですね。

http://www.imdb.com/title/tt0450385/trailers-screenplay-vi3098738969

Dodgers vs Cubs


またMLBを見てきました。 今回はドジャースvsカブスです。 見どころは、サイトウvsフクトメでしょう、やっぱり。

試合自体は、序盤で4-0とカブスがリード。 ピッチャーがあまり調子よくなかったですね。 ですが、後半から1点ずつドジャースが取り返すにつれて、後半はかなり盛り上がりました。 8回裏にはホームランが飛び出し同点に!!

9回表でサイトウが出てきて、サイトウvsフクトメが実現!!! 贔屓目なしで、ここがゲームが一番盛り上がったところです。 カブスはフクトメコールを(英語だとフカトーメというような発音をしている人が多かったですね)、ドジャースファンはサイトウコールを。 日本人としては誇らしい一瞬です。

結果は動画のとおり、フクトメのタイムリーが出て勝ち越し。 再度カブスリードへ。 9回裏、ドジャースは2死満塁、2ストライク2ボールというマンガのような展開まで行きましたが、最後は空振り三振でゲームセット。 日本でも野球は子供のころから行ってましたが、このゲームは3本の指に入るくらい盛り上がりました。

Indy!!!!

毎朝電車で通勤しているのですが、春先から最寄の駅(Universal City駅)がインディジョーンズ一色になってます。 ビデオ撮って見ました。

Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull

なかなか複雑な印象を持ちました。

スピルバーグとルーカス、ハリソンフォードが一緒に作ったワケですが、例によってルーカスが一人で飛ばしすぎてスターウォーズ1から3の二の舞にないそうだったので、スピルバーグとハリソンフォードで止めたというハナシがあります。 (エピソード1と2は目も当てられないくらいヤバイですが・・・)

スピルバーグとルーカスの往年の映画は一通り見て、予習を強いておいたほうがいいでしょう。 というのは、冒頭の50年代のクルマがトラックと走るシーンは「アメリカングラフィティ」から。 「スターウォーズ」からのセリフの引用、前3作のインディなどからもたくさんセリフなどを持ってきてるからです。
インディの前3作の予習は必須です。

アクション映画としては、とても出来がよく、クリスタルのガイコツが出てきた瞬間にエンディングまで一気に想像できてしまう点以外は、面白かったです。 トータルとしてはインディ70%、Xファイル30%を混ぜた映画という印象ですが・・・。

はじめの10分はハリソンフォードの年の取りようがものすごく気になりましたが、中盤移行はぜんぜん気になりません。 エンディングの帽子のシーンはけっこうグーです。

前作などを振り返り過ぎなところが、シリーズ好きな人にとってはいいところですが、そうでもない人にとっては、「ふーん」というところですね。 見て損はないと思いますが、「絶対に見たほうがいいよ!」という程でもないかな~?!

ちなみに、「インディ」というのはルーカスが実際に飼っていた犬の名前だそうです。 3でショーンコネリーが息子の名前に関して、同じことを言いますが、そのこと自体、本当のことだったんですね!

また「失われたアーク」はB級アクション映画を狙って作ったそうです。

Iron Man

ぼちぼち面白かったです。

あまり期待もせず見たのですが、期待を上回ることもなく、下回ることもなく、いい意味で教科書どおりのアメコミアクション映画でしたね。

1作目のスパイダーマンを思い出させる内容で、
① 主人公の運命を決定付ける出来事が起きる
② スーパーパワーを使いこなす練習をする
③ デビュー戦で圧倒的勝利を収める
④ 本当のライバルと対戦

この流れにきっちり沿っているので、いい意味で安心して見られますし、悪い意味ではあまり面白みはないかも知れませんね。 見る側の期待値の問題だと思います。 僕は楽しめましたね。

あまり多くを語るには難しい映画ですね。(あまり期待しないで見た映画だったので)

http://jp.youtube.com/watch?v=vhgzIM-9lfA

Rain!!!!!!

なんと今日はビッグなニュースです! といってもLAだけのハナシですが、5月に雨が降りました!!!!! これはこちらに引っ越して来てから初めてのことで、LAは1月2月は雨がそこそこ降るんですが、そこから秋(11月くらい)までは雨が一切降りません。 たとえば、今年の例でも2月のどこかでちょこっとだけ雨が降った記憶がありますが、おとといまで一切雨は降ってませんでした。 例年だと、このまま秋までいくのがフツーです。 でもおとといは雨だけでなく、雷もきて景気よく雨が降りました!日本はこれから梅雨ですね・・・。 ジメジメして大変ですが、体調壊さないでくださいね。

Narnia -Prince Caspian

劇場公開に先駆けてナルニア、見てきました。

1作目よりも格段によくなってます!
前作は僕の中では次のポイントがダメでした。
1, 戦いのシーンがきれい過ぎる
2, 子供4人の演技が未熟
3, 特殊メイクがヘタ

ですが、今回はニュージーランドのWetaという製作会社がコスチュームや特殊メイクを担当していることもあり、かなりリアルな出来でした。 (Wetaはロードオブザリングを担当した会社)
それに子役4人も成長して、演技もかなり見られるようになってます。 前作では、監督に演技指導されているのが見え見えな演技でしたが・・・。
戦いのシーンも前作よりアクションの要素が強く、殺陣の練習もかなりつんでいるのがはっきり分かります。

ネガティブなところは、プリンスカスピアンの役の男の子の演技が少し弱いかな?と思いました。 それとところどころのCGがすごく粗くなってたのが気になりましたね。

でも、前作よりかなーりよくなってます!

Schindlar's List

今更ではありますが「シンドラーのリスト」を見ました。
スピルバーグはあまり好きじゃありませんが、これはなかなかよかったですね。

あまり「映画」というカンジがせず、どちらかというとドキュメンタリー的な雰囲気が漂っていた気がします。 多分、実際の出来事に近くなるように綿密なリサーチやインタビューをした上で作った映画だからではないでしょうか。

全編、白黒だと言う点はリアリティを持たせる上ではかなり効果的だったと思います。 一瞬だけ、赤いコートを来ている女の子が出てきますが、これには何か意味を持たせているという話しを聞いたことがあります。 映画の冒頭では、ろうそくの火には色がついているのですが、これが消えるにしたがってグレーになっていき、映画の最後では、ろうそくに色が戻ってくるという演出によって、戦争という暗い時代を(分かりやすく)演出していますね。

ひとつだけ気になったのは、武器を作っている工場のオーナーとなっているシンドラーが、終戦をきっかけに戦犯となるので逃げようとするシーンですが、1100人のユダヤ人が見送りに来ているところで、「このクルマを売ればあと10人は助けられたのに!」と感情をあらわにするシーンです。
実際にあったことなのかもしれませんが、ちょっとクサいかな…と思いました。

でもアカデミー賞を取るだけのことはありますね。 それに最後にシンドラーに助けられた人がまだまだたくさん生きているということも驚きました。 (最後に本人が出てくる) おすすめの一本!!!!

Day of the Dead -Remake

1985年に作られたゾンビ映画の(また)リメイクです。
ゾンビ映画なんで、ストーリーはないに等しいと思っていいんですが、残念なのはまたゾンビが走ったり飛んだりしながら襲ってくるところです。

ゾンビはゆっくりと、ズリズリと足を引きずりながらヴ~っとうなりながら、大勢で襲ってくるから怖いのにな~。 分かってないですね~。

下記リンクから予告編が見られます。
http://www.moviesbox.us/horror/day-of-the-dead-2007.html

Night at the Museum

「ナイトミュージアム」ですね。

実はあまり期待していなくて、暇つぶしくらいのつもりでDVDで見たんですが、まずはじめに気がついたのが、音楽がオーケストラ!! 豪華な始まりだったんでびっくりしました。

発明家だけど定職がないお父さんが主人公。 離婚した妻と10歳の男の子がいて、息子にしっかり安定しているところを見せたいがために着いたガードマンの職。 ガードマン先の博物館が夜になると、命が吹き込まれ、歩き回るというおはなし。

ストーリー自体はありきたりすぎるほどありきたりです。 中盤から後半にかけての盛り上がりなども読みきれるほど読みやすい。 まぁこのテの映画はストーリーよりも、ジョークやみえみえのところを楽しむが正しい楽しみ方です。

アタマをからっぽにしてみる分には、ホントにもってこいです。 数箇所、思わず笑ってしまったところがありました。 もし興味があったら見てみてください。

Kimko Date

伊達公子、復活!!のニュースはうれしい驚きです。

同い年ということもあるし、実際のテニスの試合を見に行ったり、ふとしたきっかけで直接会うことも一度だけあったりしたので、思い入れは十分です。 (「会った」といっても挨拶くらいですが・・・)

10年以上前に試合を見たときでも、さすがに世界4位までいったこともあり、あっさり他を蹴散らしてました。

Go Go Date!!ですね!!!

Juno

まず結論から言うと、お勧めの一本です!

現代的な高校生の素の姿や、アメリカの中流(中の下?)と上の下の家庭の様子もすごーくよく観察してますね。 見ていて面白かったのは、里親になろうとしている夫婦の家はあまり生活観がなく(壁の写真も真っ白な服を着てる)、ジュノの家の方がゴミゴミしているものの、生活観が溢れているという点です。

ありきたりの「高校生が妊娠しちゃった」的な映画ではなく、高校生の妊娠をとっかかりとして、ジュノと他の人との関係を描いています。 決して妊娠そのものが重ーいテーマではなく、それぞれ他の登場人物と異なる人間関係が上手に描かれていて面白いです。 ジュノ-ボーイフレンド、ジュノ-お父さん、ジュノ-義理のお母さん、というカンジです。

「カワイイ映画」というコメントをよく聞きますが、かわいいというより「人間観察を浴している映画」という位置づけですね。


下はあるサイトからのこの映画の紹介なんですが、ぜんぜん違うと思います。
この「現実を・・・成長していく」っていうくだりですが、ホントにこの映画見た人が書いたんか????と思ってしまうくらい、かけ離れてます。 それに「ボーイフレンドの視線が微笑ましい」と書いてありますが、妊娠のことなんか一言も触れないし、彼にとっては現実感がないハナシでしかないっていうだけなのに「微笑ましい」っていうのは・・・。
16歳の少女が予想外の妊娠を経験し、現実を受け止めながら成長していく様を描いたヒューマンコメディー。『サンキュー・スモーキング』のジェイソン・ライトマン監督が、『ハード キャンディ』で衝撃を与えた成長著しいエレン・ペイジの魅力をいかんなく引き出した。共演にはカナダの子役出身マイケル・セラ、『キングダム/見えざる敵』のジェニファー・ガーナー。周りを振り回すほど自意識過剰な少女を取り囲む家族や女友だちや、ボーイフレンドの視線がほほ笑ましい。(シネマトゥデイ)

3:10 to Yuma

アカデミーにもノミネートされていた西部劇です。

ラッセルクロウとクリスチャンベイルが共演です。
旱魃に悩まされてながら、生活に苦しんでいる一家の大黒柱が、ふとしたきっかけで大悪党の逮捕にかかわり、大金を稼ぐためにその悪党の護送に加わる、というストーリー。

クリスチャンベイルが生活に苦しむ妻と子供を見るに耐えない、という夫・父親役を上手に演じてます。 ラッセルクロウは、デッサンが好きという意外な一面を見せるものの、人を殺すことなど何とも思わないという悪党をじょーずにやっています。
この二人は、ぜんぜん似ても似つかないキャラクターなのに、後半奇妙にマッチしてくるところが見所です。 決して友情などではないのですが、二人の言葉のかけあいのようなものが面白いです。

今まで西部劇はちょっとなー、と思っていたのですが、お勧めです。 英語が難しいので、劇場で見なくてよかったです。 DVDで字幕で見ました。

Appleseed

「アップルシード」功殻機動隊と同じ作者の漫画を原作としたフルCGムービーです。
CGの出来はかなりのものでしたねー。 空などが少しきれいすぎるのが、若干物足りない気がしますが。

ストーリーは、未来の世界大戦後の伝説の女戦士が、新しい戦争のない社会に迎え入れられ、新しい生活を始めるものの、バイオロイド(クローンのようなもの)と人間の争いに巻き込まれていくというよくあるSFストーリー。

さすが功殻機動隊と同じ作者だけあって、メカニックや細かいところの設定はすごいですね!

でもいつもCG映画を見て思うんですが、手の動きや手の表情ってどうしてもぎこちないですよね・・・。

あえて「見るべき!」という映画ではないですかね・・・。 ハナシのネタにどうでしょう?という程度です。
http://www.appleseedthemovie.com/

Death at a Funeral

ブリティッシュコメディです。 多分日本では公開しないかも知れません。

最近、思うんですが、ブリティッシュコメディのセンスに結構慣れてきたみたいです。
ちょっとシニカルなところや、思いっきりバカみたいなところとかが、最近面白いと感じてきました。

この映画は、父親の葬式の日に起こるどたばたブラックコメディです。
主人公はマジメが長男、次男は小説家としてNYに住んでいる、いとこや他の家族は、それぞれ一風変わったものばかり。
そこになにやら秘密ありげな男が一人舞い込んできて、お父さんとその男は何やら人には言えない秘密があったらしい・・・というストーリーです。

なかなか言葉にするのが難しいのですが、もし機会があったらお勧めしたい一本です。
http://www.imdb.com/title/tt0795368/

Casshern

日本のアニメ「キャシャーン」のCG版です。
正直、ちょっと期待してみました。

がっくり・・・。

CGは確かに凝ってるなとは思いましたが、全体が暗すぎて前半の人物がいろいろと出てきたところで、顔がはっきり見えず、誰がキャシャーンなのか分かりません・・・。
それにロボットの敵を倒すところは本当に1箇所くらいしかなく、後は戦争がどうとか、ダラダラジメジメしてるだけ、というのが正直な印象です。

ハナシもキャラクター毎に用意してあって、深みを持たせようとしている努力は見えるのですが、たくさん手を出しすぎて、収集着かないかなと思います。
キャシャーンのお父さんは、奥さんが誘拐されたときにはぜんぜん取り乱しもせず、その一方で最後の決戦みたいなところにスタスタ出てきて、奥さんを抱き上げ「私とミドリ(奥さん)の邪魔をするな」みたいな・・・。

うーん、100点満点でいくと15点くらいかな・・・。
正直、見る価値ないですね。 アニメを見てたほうがよっぽどすっきりします。 ここのところ日本映画って結構いいかも?と思ってたのに、ここで大きく点を下げましたね~。

SAW IV

「ソウ」シリーズの最新作です。

前作で、シグゾーのジョンは死ぬのですが、今回はそこからはなしは始まります。
「すべての人を救う」という人が、ジグゾーの足跡を追わされるというストーリー、ジグゾーの元妻の視点からみたストーリー、FBIも別な角度からジグゾーを追っていくのですが…。

毎度のことながら、すべてが最後に一点に集約されるのですが、今回は2や3のストーリーも最後に集まってきます。 正直、これはかなり余計かな、と思いました。 だって、4の中では2や3のラストはすっかり忘れていたので、「なんだ? これ誰だっけ?」と思ってしまいます。

それに、本来90分しか持ち時間はなかったはずだったのに、その間にいろいろなところにFBIも行くのですが、90分に収まらないでしょ?と思ってしまいます。 そうこうするウチにストーリーの時系列に関して、混乱してきてしまいました。 (もう一回みれば、何か説明がつくのかも知れませんが)

やっぱり「1」にはかないませんね! でもグロさではこれはすごいかも…。 ちっとばかりやり過ぎかな…。

Kiki's Delivery Service

「魔女の宅急便」です。 なんで今更?と思うかもしれませんが、ちょっと久々に見てみたくなって見てみました。

前はあまりカンジなかったのですが、いい映画ですねー!
新しい街に住み始めた魔女が色々な人と巡り会い、落ち込んだり元気を貰ったりして、自分の居場所を見つけて行くというストーリーです。

もちろんこれは宮崎フィルムで、ファンタジーなのですが、普通のドラマとしても十分通用しますね。
新しい街に引っ越してきた人の不安や、人との出会いからもらう元気などが上手に描かれているな〜と改めて思いました。

一気に宮崎映画の中のランキングがぐっとあがりましたね!

MLB -Dodgers vs Red Sox


メジャーリーグのオープン戦を見てきました。

レッドソックスは、日本での開幕戦を終えた直後の試合で、なぜか開幕戦が先で、オープン戦が後という変なパターンです。 試合は、前半は投手戦で双方、三振をばんばん取りまくり、という展開でした。 ただ、見ている方としては、あまりヒットが出ない分物足りなかったですね。
普段は投手戦は好きですが、ライブで見に来ているときはもっと打って欲しいですね。

途中からは、オープン戦だからだと思いますが、控えの選手がどんどん出てきて、知らない選手ばっかりになってしまいました。 特にレッドソックスは、日本からの帰りで、通常よりも多くの控え選手を使うことが許されていたため、全員引っ込んでしまいました・・・。

最後は、ドジャースが3対1で勝っていたので、サイトウの出番か?と期待したのですが、そのまま知らない選手がシメて終わりでした。

試合としてはあまり面白くありませんでしたが、レッドソックスを見られたのはよかったです! ちなみに、今日は同カードをテレビで見てましたが、サイトウもオカジマも出てきて投げていました。

Funeral

今日、こちらで初めて葬式に行きました。
葬式は映画で見るくらいだったのですが、かなり映画などのイメージと異なる部分も少しありました。

まず、催事場のようなところで式はあったのですが、シャツや短パンなどで来ている不届き者も数名いました。 女性でも水色の場違いなブラウスを着てきてる人もいましたし・・・。 中にはベースボールキャップをかぶってきているのもいたのですが、なんと!!!帽子を取っていませんでした。

ここ南カリフォルニアは多少、アメリカの他のエリアに比べてリベラルではありますが、今日のこれは自分の中の常識からはかけ離れていましたねー。 やっぱり服装をきちっとすることは、死者への畏怖や尊敬の念を示す行為だと思いますし、死者の家族への敬意を示すことでもあります。

確かに今回亡くなった人はかなりリベラルな人で、普段もけっこうカジュアルな人でしたが、だからといって葬式の場でもそれが通用するのでしょうか????

う~ん・・・。 今日はかなり疑問の残る経験でした。

Tokyo Godfathers

日本のアニメ「東京ゴッドファーザーズ」です。

それぞれの事情を抱えた東京の3人のホームレスが、捨て子の赤ん坊を見つけて、その子を母親のところへ届けようと奮闘するコメディです。

借金から逃げてきたことを隠している男、オカマバーから出て行ったオカマ、警察官の父親を持つ家出少女という組み合わせなんですが、捨て子の母を捜すうちにいろいろな人に出会っていきます。
この人のめぐり合わせが、「そんなバカな!」というくらい見事な偶然が重なりストーリーが進んでいきます。 これは見てのお楽しみ。 (後半は少しやりすぎな気がしてきましたが)

確か何かの賞をもらっていたような気がするんですが、かなりエンターテイメント制が高いです。
あんまりまじめに見ずに、難しいことを考えないで見る分には、かなり楽しめます。

でもやっぱり日本のアニメは完成度が高いですね!!!

Flag of our Fathers

クリントイーストウッド作の「父親たちの星条旗」です。
少し前に「硫黄島からの手紙」を見て、すごくよかったので見てみました。 これもまたすごくいいですね!

日米どちらにとっても激戦となった硫黄島の戦い(アメリカ側は約7千弱、日本側は2万弱の戦死者だったようです)の際に、アメリカ国旗を立てたうちの3人が、戦費を捻出するために国に利用され、たった一枚の写真から人生がどんどん変わって行くという実話です。

「硫黄島」がより戦争そのものに焦点を当てているのに対して、「星条旗」の方はより戦争の外の世界にも焦点を当てているところが大きい違いかなと思います。 どちらも「戦争」というものを両面から捉えていて、3次元的な見方が出来るところが普通の映画とは違うところですね。

国にとっては「戦争の英雄」という宣伝者が欲しく、それに3人は利用されてしまいます。 戦場での実際の話しは脇に追いやられ、自分たちの意思とは関係なく、周囲がどんどんと動いていきます。 3人の中の一人のインディアンが「自分はただ弾にあたらないようにしただけで、誇れるようなことはなにもない」と言いうところが印象的です。

ひとつだけ、少し戸惑ったのは、途中から3人の中の息子が戦争体験者に話しを聞くシーンが入ってくるのですが、その息子が誰の息子か分からなかったというところでしょうか。 今回は日本語字幕で見てたので、英語では分かるようになってたのかも知れません。

「硫黄島」と「星条旗」どちらも見て損はない映画です。 順番はどうでもいいと思いますが、自分としては「星条旗」「硫黄島」の順番かなと思います。 クリントイーストウッド、なかなかやりますね〜。

80th Academy Award

昨日はアカデミー賞の発表でした。

ベストMovieは「No country for old man」だったわけですが、以前も書いたとおり「そんなにいい映画かな~?」というところです。 確かにポイントやアプローチは面白いと思いますが、それ以上のものは特にないかなと思います。

でもアカデミーは、ホントウにいい映画に賞をあげているわけではないと思います。 その年ごとに何かしらのはやりや傾向があって、それにそって賞をあげているようです。 それに、社会的に偏見のないように賞をあげたりもしているようです。 一昨年のBrook back Mountainはゲイの映画で、高い評価を得ていたようですしね・・・。 ただし映画の内容としては、ふーん・・・というところでしょうか。

よく巷であるのは、友達同士でパーティとして集まって、どの映画が賞を取るかと予想するというものです。 今回はあまりに見た映画が少ないので、パーティに参加したものの投票はしませんでした。 普段はお金を少しかけるんですけどね。

でも「レミーのおいしいレストラン」(いつ見ても邦題は分かり易いタイトルですね)がアニメーション部門は取ったようでよかったよかったです。

Twilight Samurai

Twilight Samurai…。 「たそがれ清兵衛」のことです。 たしか1、2年前にアカデミー賞の外国映画部門かなにかにノミネートされてたと思います。

ひさびさの邦画でしたが、けっこうよかったですね。 江戸時代末期の混乱が徐々に東北まで忍び寄ってくる雰囲気や、貧乏侍のくらしなんかも上手に描かれていたかと思います。 コミカルなちょっとした笑い(クスクスという程度)もあり、何となく山田洋次節健在!というカンジでした。

この映画の面白いところは、幕末の混乱によって清兵衛の価値観が変わっているのではなく、妻をなくしたり、武士らしからぬ苦しい生活を強いられた故に、普通の武士の価値感から離れていっているという点です。

ただ一点、「変かな…」という箇所があるのですが、清兵衛は貧乏平侍で、宮沢りえはいいところのお嬢さん(後家ですが)なのですが、いったんまとまった宮沢りえの縁談を蹴って、清兵衛のところに最後にヨメに来るところでしょうか。 あの当時の価値観では、いったん決まった、しかも良家との縁談を蹴るというのは、そうそう起こることではないのでは?と思いました。

でも、おすすめの一本! 日本映画も捨てたもんではないです!

Have you smiled today 3 and 4


「今日はもう笑いましたか? 3」


「今日はもう笑いましたか? 4」
カッコの中のタイトルは英語の直訳なので、変かも知れませんが…。

Have you smiled today 2



「今日はもう笑いましたか?2」
カッコの中のタイトルは英語の直訳なので、変かも知れませんが…。

Have you smiled today?



映画にぜんぜん関係ありませんが、何枚か上のような動物の写真プラスコメントを人からもらったので、今日から何回かに分けて載せてみます。 今日のブログのタイトルと写真を併せて見てみてください。

今日のタイトルは「今日はもう笑いましたか?」です。
カッコの中のタイトルは英語の直訳なので、変かも知れませんが…。

No Country for Old Men

表面的なストーリーとしては、割りとありがちな「ドラッグ絡みのカネを持ち逃げした男と、それを追う殺し屋」というようなストーリー。 トミーリージョーンズが保安官で、ストーリーテラー的な役割をします。 ストーリー的には単純明快。

すごくこの映画で印象的だったのは「殺し屋」です。 銃や刃物ではなく、持ち歩くのは「圧縮空気」。 このボンベから空気を発射して、人を殺したりカギを壊したりします。 もちろん空気なので証拠は残らない。 かなり凶悪で不気味な雰囲気をプンプン発してます。 この演技はアカデミーもの!
この殺し屋を見た人間は(ほぼ)例外なく殺されるという意味においては、映画中ではただの「殺し屋」ではなく、「死神」や「死」そのものと象徴されていると言ってもいいかも知れません。

BGMがない淡々としたストーリー運びは、逆に妙なリアリティがありそれが緊迫感に繋がります。 セリフはかなり少なめなのですが、「テキサスなまり+ぼそぼそしゃべる」という意味ではかなり集中しないと厳しいところでした。

間違いなくありきたりの映画ではないでしょうね。 その意味では見る価値はありです。 ただし、アカデミー賞レベルかと言われると、う~んどうかなー。 見た後にメッセージみたいなものが明確でない気がします。 よくある「非暴力」ではないと思うし、「この映画は何が言いたかったんだろう」とふと思ってしまうような映画でした。

この映画、ぜひ見てもらって「これがメッセージでしょ」と教えてください。 コメント、待ってます。

http://www.nocountryforoldmen.com/

Ghost in the shell -Solid State Society

攻殻機動隊のStand Aloneシリーズの最新作です。 どうやらかなりの予算をかけての大プロジェクトだったようです。

内容はかなり満足! 前回書いた2nd Gigよりぜんぜんよかったですね。 今までのようにシリーズではなく、約100分の映画仕立ての作りでした。 それに見合うだけのテンポのよさ! うーん、かなり完成度高いですね。 ハリウッドで映画化をしないように見張っておかないといけないです。 でないとメチャクチャにされてしまうので…。

内容は深く触れませんが、主要キャラクターの人間関係はもちろん、少子高齢化、医療問題などにも触れているので、現代社会とダブる部分もあり、非常に興味深いところです。 主役は、公安(=警察)なのですが、団体捜査の限界、個人捜査の限界などを対比させたりもしていて、多くのポイントに嫌みなく触れています。

一点だけ、注文を付けるとするならば、テンポがいいのですが、少しテンポが早すぎかも…。 終わった時に「もう一回見た方がもっとよくわかるかな」と思いました。 だからと言って、一回で分からない、という意味ではありません。 多くの内容を内包しているので、ひと通りアタマを巡らせて、完全に理解するとなると、2回は見た方がいいのではと思ったところです。
http://www.youtube.com/watch?v=A2q-W-KZS9k

またまた今回もおすすめです!

Terminator vs Ghost in the shell

つい最近、「ターミネーター」のテレビ版がスタートしました。
http://www.fox.com/terminator/

ハリウッドのネタ詰まりは映画だけでなく、テレビにも波及しているようです。 脚本家のストライキも依然、毎朝通勤途中に見かけますし、アカデミー賞までに解決すればいいんですが・・・。

さて、ターミネーターのポスターがバスの側面に貼ってあるのを見てギョっとしました。
なんと、僕が最近ハマっている「攻殻機動隊」の映画版に出てくる「人形遣い」というキャラクターのモロパクリだったからです!!

上がターミネーターから、下が攻殻機動隊からになります。うーん、すごい偶然の一致ですね。 そっくり・・・。




Ghost in the Shell - Stand Alone Complex 2nd GiG

攻殻機動隊のPPVシリーズの第2段をDVDで見ました。 シリーズひとつ目は最高によかったですね。 エヴァンゲリオン以来の驚きでした。 シリーズ2作目は映画版の監督の押井守をスタッフの一人に向かえてのものだったのですが、1作目に比べるとかなり落ちます・・・。

前作と同じように、刑事者、SFものとしてはもちろん楽しめるのですが、犯罪者の人格や生い立ちみたいなものに焦点を当てすぎていて、ハナシが大きくブレている気がします。 (前作では犯罪者は、かなり後半にならないと不明なことが多く、その謎を明らかになっていくところが非常に面白かったんです)

また原作(マンガ)とシーンやセリフを無理やりダブらせようとする意図が見え見えで、マンガのファンに媚びてる印象がどうしても拭えません。 なんであんなことするかなー。 最後のシーンは、無理やりマンガの冒頭部にくっつけようとしていて、新しいモノを見た気がしませんでした。

最後の4,5エピソードは緊張感もあり、政治的駆け引きなどもふんだんにあり、かなりのめりこんだのですが、トータルで見ると、1作目からは大きく引き離されてる気がしてしまいますね・・・。 3作目の「Solid State Society」に期待してます。

Grosse Pointe Blank

ジョンキューザックが殺し屋を演じる、コメディチックなアクション映画!

80年代に卒業した高校の同窓会に仕方なしに行く殺し屋が主人公。 彼はスゴ腕の殺し屋だが、悩みが多く心理カウンセラーにも世話になっているというかなり面白い設定。 会話もテンポよく、殺しのシーンもグロいわけではないので、かなり気楽に見られる映画ですね。

ストーリーもきっちり分かり易いし、アタマ空っぽにして見るにはかなりお薦めの一本! 劇場未公開だそうです。

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id84434/

The Color Purple -Musical

改めて、あけましておめでとうございます。 どうぞ今年もよろしくお願い致します。

昨日の大晦日は、LAダウンタウンでミュージカルを見てきました。 「カラーパープル」です。 スピルバーグの監督で映画になっている小説ですが、このミュージカル版です。

トータルで見ると、ものすごく完成度の高いミュージカルですね!! 是非お薦めです。 テーマ自体はかなりヘビーですが、コミカルさやジョークなどがふんだんに入っていて、ものすごく楽しめます。

ただし!! それは英語が普通に分かればのハナシです。 英語のアクセントが強く(黒人のアクセント)、しかも今回は音響に少し問題があったらしく、聞き取りにくい個所も多々ありました。 知り合ったアメリカ人のおばちゃんでさえも分からなかったと言っていました。

ハナシは戻りますが、それでも歌や音楽はすごくよかったです。 特に主役の人は、さすがに主役だけあって、他の人をかなり喰ってしまうくらい上手かったです。 ミュージカルが始めての人は、やはり「ライオンキング」などから入った方が無難ですが、そうでない人はぜひぜひお薦めです。

オフィシャルサイトのURLです。 ビデオなどが見られるので、ぜひチェックしてみてください。
http://www.colorpurple.com/color_purple_sights_and_sounds.php