Juno

まず結論から言うと、お勧めの一本です!

現代的な高校生の素の姿や、アメリカの中流(中の下?)と上の下の家庭の様子もすごーくよく観察してますね。 見ていて面白かったのは、里親になろうとしている夫婦の家はあまり生活観がなく(壁の写真も真っ白な服を着てる)、ジュノの家の方がゴミゴミしているものの、生活観が溢れているという点です。

ありきたりの「高校生が妊娠しちゃった」的な映画ではなく、高校生の妊娠をとっかかりとして、ジュノと他の人との関係を描いています。 決して妊娠そのものが重ーいテーマではなく、それぞれ他の登場人物と異なる人間関係が上手に描かれていて面白いです。 ジュノ-ボーイフレンド、ジュノ-お父さん、ジュノ-義理のお母さん、というカンジです。

「カワイイ映画」というコメントをよく聞きますが、かわいいというより「人間観察を浴している映画」という位置づけですね。


下はあるサイトからのこの映画の紹介なんですが、ぜんぜん違うと思います。
この「現実を・・・成長していく」っていうくだりですが、ホントにこの映画見た人が書いたんか????と思ってしまうくらい、かけ離れてます。 それに「ボーイフレンドの視線が微笑ましい」と書いてありますが、妊娠のことなんか一言も触れないし、彼にとっては現実感がないハナシでしかないっていうだけなのに「微笑ましい」っていうのは・・・。
16歳の少女が予想外の妊娠を経験し、現実を受け止めながら成長していく様を描いたヒューマンコメディー。『サンキュー・スモーキング』のジェイソン・ライトマン監督が、『ハード キャンディ』で衝撃を与えた成長著しいエレン・ペイジの魅力をいかんなく引き出した。共演にはカナダの子役出身マイケル・セラ、『キングダム/見えざる敵』のジェニファー・ガーナー。周りを振り回すほど自意識過剰な少女を取り囲む家族や女友だちや、ボーイフレンドの視線がほほ笑ましい。(シネマトゥデイ)

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