Presidential Election 2008


ついに昨日、アメリカ大統領選挙が終了しました。
いやー、長かったですね~。 昨年の党代表の選挙から数えると約1年!! さすがにオバマやマケインの名前は聞き飽きたかなというカンジです。 各州の得票は写真のとおりです。 青(民主党)で赤がマケイン(共和党)です。 面白いのは、国際都市がある州(ロス、サンフランシスコ、シアトル、NYなど)は全部リベラルの青という点です。 これは前回の大統領選でも同じでしたね。 やっぱり国際感覚がより磨かれているからではないかと思います。

経済危機や国内インフラの不備、海外問題など山積していますが、1月の就任早々、かなり大変なことになりそうです。

マケインは共和党の保守ですが、イラク問題に関しては「今この時期に撤退すると、中東がより不安定になる」という点においては同感です。 結局、イラクから撤退しても、その兵力はアフガンにどうせ回すでしょうしね。 各州の演説で気になった点としては、やはりマケインはトシは隠せないな、という点です。 話し方にキレがないし、経験をアピールしても具体案の提示がとても弱いなと感じました。 「私は○○という問題の現状を知っています。 その解決方法も知っています」という話し方を繰り返ししていましたが、「どうやって解決するんだ?」といつも思いました。

その分、オバマは若いし行動力はありそうな点は期待したいと思います。 ただし彼の印象としては「万人を喜ばそうとしていて、財源はどこから持ってくるんだ?」というものです。 平たく言えば、八方美人ですね。 各方面に聞こえのいいことを言っているので、逆にそれが全部実現されないだろう、と感じてしまいます。 まぁ、決まったものは決まったので、後はなるようになるでしょう。

大統領選と平行して、各州では条例などの国民投票も行うのですが、カリフォルニアでは同性愛者の結婚についての投票(Prop 8)が行われました。 結果は「同性愛者の結婚は認めない」というものです。 僕は、同性愛者の結婚自体は直接のかかわりがあまりないので、極端に言えばどうでもいいのですが、法律でそれを「禁止」とすることには大いに疑問があります。
つまり別のたとえをすると「アジア人と白人の結婚は禁ずる」というレベルのファシスト的な捕らえ方ができます。 社会的には同性愛は普通に認められているにもかかわらず、結婚という段階になると急にNoとなるわけです。
学校や社会で、子供たちは同性愛者(当たり前のように、社会や学校にフツーにいます)に対して、差別意識を持ってはいけないと教えられているにもかかわらず、結婚はNoとなりますが、この矛盾をどう説明するのでしょうか??? うーん、アメリカ人は想像力が欠如しているか、短絡的と言わざるを得ないですね・・・。

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