Pan's Labyrinth

邦題「パンズラビリンス」です。
下記リンクでは「内戦後のスペインにおける薄幸の少女の物語である。」と説明していますが、まさにこのとおりです。 大半のウェブでは「ダークファンタジー」として紹介していますが。

ストーリーを要約するとこうなります。
スペイン内戦で父親を亡くした少女は、妊娠中の母親と共に母親の再婚相手である鬼のような大尉に引き取られて森の中にある軍の砦に住む事になる。 大尉は独裁政権軍でレジスタンス掃討を指揮する悪魔のような男。 彼はもうすぐ生まれる自分の息子だけを欲しがり、少女の事は疎ましく思っていた。

この悲しい現実から逃れるかのように、少女は妖精やおとぎ話の世界に引き込まれていく。 ある夜のこと、彼女の前に「妖精」が現れ、森の迷宮に導いていった。するとそこには迷宮の番人パンが待っていた。そして彼女を一目見るなり「あなたこそは地底の王国の姫君だ」と伝える。

パンはこの迷宮が地底の王国の入り口である事、そして姫君である事を確かめるためには3つの試練を果たさなければいけない事を伝える。 こうしてオフェリアはパンに与えられた3つの試練に挑むのだった。

と、上記だけ見れば、ファンタジーなのですが、最後まで並行してレジスタンスとスペイン軍の争いが描かれ、どちらかというとこちらの比重の方が高く、シリアスな戦争映画のような様相なので、全体的にはヘビーな戦争映画という印象で進みます。

これはぜひぜひ見てもらいたい一本なので、ストーリーの最後までは書きませんが、見終わった後は少女は薄幸の環境の中では、幸せだったのかなとも思いました。 うーん、かなり考えさせられる映画ですね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B9

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