ウィルスミス主演のアイアムレジェンドです。 すっごい観たいとは思ってなかったのですが,いつか機会があれば観ようと思っていた映画です。
2012年(また2012!!),600億の人類が死滅してしまった地球にたった1人生き残った有能な科学者のロバート。 彼は究極の孤独と闘いながら愛犬サムとともに3年間もの間、ほかの生存者の存在を信じて無線で交信を続け、人類再生の道を探ってきた。 彼は闇の中でしか生きられない凶暴な生物から逃げながら暮らしていた,というストーリー。
この闇の生き物というのは吸血鬼ウィルス(みたいなもの)に感染した人や動物で,やたらと凶暴になり相手をかみ殺そうとします。 知能は退化してしまうようで,異様に元気なゾンビみたいなものです。
愛犬サムがこのウィルスにやられてしまうところは,お涙頂戴の見え見えのシーンではあるものの,涙なしでは観られません。 その直後に彼が孤独に耐えられなくなっていくところのシーンは必見です。 前半は,特にこれといった出来事もなく,淡々と進んでいくのですが,他人との接触が一切ない世界では概してこんなものなのだろうと思います。
中盤で,他のキャラクターが出てくるのですが,それまでの孤独を埋め合わせるように,ロバートは八つ当たりをしてしまいます。 それまでは八つ当たりする相手すらいなかったので,ここも興味深いシーンです。
この映画,彼の境遇と誰もいないニューヨークになぜ残ろうとするのか,のたった2点で進んでいくと言ってもいいでしょう。 家族と避難するという自分だけの利益は放棄し,このウィルスを駆逐することに全てを燃やす(人類全体のためにがんばる)という姿勢,頑固さ,責任感,いいですね〜! それにラストは自分としては結構気に入ってます。
お薦めの一本!
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