シザーハンズ Edward Scissorhands

ティムバートン監督、ジョニーデップ主演のシザーハンズです。
なぜか今まで一度も観たことがありませんでした。

ある科学者が作った手がハサミでできている男と、彼が居候する家族の交流のハナシです。

そもそも「手がハサミ」という設定が面白いのですが、これって何かの物語がベースにでもなってるんでしょうか。 お化け屋敷のようなところにひとりでひっそりと暮らしている男。 彼の手はハサミになっており、それを不憫に感じた女性が自分の家で暮らすように連れ帰る。

彼の美術センスで、庭を造ったり、ペットの毛や女性の髪とカットしたりしながら、次第に友達が増えていく。 だが、ふとしたことから人々の彼に対する偏見が現れ始める、というストーリー。

いつものことながら、ティムバートンの映画は色やカラフルで分かりやすいです。 色を利用した雰囲気作りがうまいですね。 それにストーリーも斬新だし、いまどきの映画と比べてみても面白いと感じました。 それぞれのキャラクターも活きていて、全体的に躍動感を感じる映画です。

それにジョニーデップも、世間知らずのエドワードの役を上手にこなしていると思います。 一方、ヒロインのウィノナライダーは、ちょっとまだまだかな、と。 あえて言うなら今作の弱いところは、脚本ではないかと思います。

それにウィノナライダーがエドワードに最後に「愛してるわ」といい、終生彼への愛は変わらない的な終わり方をするのですが、「えぇっ? 何で彼を愛しちゃうの?」と思ってしまいます。 彼を気にかけているという複線はいっぱいあるのですが、彼を愛するというところまではちょっと説得力にかけるかな、と。

でもこれは文句なしでお勧めの一本です。

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