ラスベガスをぶっつぶせ 21

ケビンスペイシー出演のラスベガスもの。
ラスベガスをぶっつぶせ、というタイトルはちょっと・・・。

マサチューセッツ工科大学(MIT)の学生ベン(ジム・スタージェス)はある日、並外れた数学的資質を教授(ケヴィン・スペイシー)に見込まれ、ブラックジャックの必勝法を編み出した天才学生チームに誘われる。チームに参加した彼は仲間たちと日夜トレーニングを重ね、卓越した頭脳とチームワークを駆使してラスベガス攻略に挑む。

どうやらこのストーリー、MITの学生のノンフィクションをモトに作られた映画のようです。 実際はもっと地味なものだったようですが。 このブラックジャック必勝法というのは、カードの数を数え、確立をはじき出し勝つというもののようです。

この必勝法、映画内ではほとんど説明がないため、そこからはあまりスリルやどきどきはあまり感じられませんが、教授(ケビンスペイシー)や主人公とのせめぎあいや、中盤でのチーム崩壊などが面白い。 特にケビンスペイシーのせりふで「オレたちはギャンブルはやらない。 ビジネスをしてるんだ」というものが、この映画を象徴しているかと思います。

この主人公、そもそもの動機はハーバード医大に行きたいが、学費が足りない。 (30万ドル) 資金を自分で捻出するか、奨学金をもらわないとならない。 だが奨学金には他の学生にはない人生経験に関してエッセイを書かなければならないが、彼にはそんな人生経験がない、という部分が伏線になってます。 (ちょっとネタバレ) このあたりが多少見え見えではあるものの、最後にうまく映画をまとめてます。

やっぱりケビンスペイシーはいいですね~。 彼がいなかったらたぶんこの映画、とてつもなく退屈になってたと思います。 逆に彼が出演しているから映画全体がぐっとしまっていると思います。

フツーにお勧め!

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