ブラックダリア Black Dahlia

実際にあった猟奇殺人事件「ブラックダリア事件」を扱った同名小説の映画化。
この著者は「LAコンフィデンシャル」を書いた人でもあり、「暗黒のLA」と称される4作品のひとつです。

ハリウッドの映画業界に入っていくことを夢にしている女性が、惨殺したいで発見される。 死体は見るも無残にぼろぼろにされ、一気にトップニュースとして騒がれる。 その事件を担当した二人の元ボクサーの刑事が、その事件にどんどんのめりこんで行くというストーリー。

後で知りましたが、この事件は実は未解決でこの映画の結末はあくまでもフィクションだったのです。 最近、「切り裂きジャック」のドキュメンタリーを見た時も思ったのですが、はっきりとした結論が分からないのであれば、自分としてはあまり興味が持てないな、と。

この二人の刑事は、この殺された女性の8ミリなどを見ているうちに、この事件と女性に取り付かれたように、事件捜査にのめりこんでいくのですが、そのあたりの描写が弱いため、なんで???と思ってしまいました。

映画としては、2人の刑事とその一人のガールフレンド、刑事が出会う女性、などと色々なキャラクターが出てくるのですが、肝心の殺人事件が置き去りになることもあり、興味をずっと惹きつけてくれません。 「殺人事件を追うミステリー」というより「2人の刑事のドラマ」という色合いが多いため、映画としては面白いのかも知れませんが、自分はかなり期待はずれでした。

LAコンフィデンシャルがすきな人は、この映画見てもいいかな???という程度です。

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