トゥルー・グリット True Grit

今年のアカデミー賞の最優秀賞作品のひとつにノミネートされた作品。
「勇気ある追跡」のリメイクで,コーエンブラザーズの作品です。

私はコーエンブラザーズの作品は,当たりはハズレのどちらかしかないのですが今回はどうでしょうね〜。
父親を殺された14歳の少女マティ(ヘイリー・スタインフェルド)は、真の勇気を持つといわれる保安官のコグバーン(ジェフ・ブリッジス)に犯人の追跡を依頼。テキサス・レンジャーのラビーフ(マット・デイモン)も加わり、かたきのチェイニー(ジョシュ・ブローリン)を追うこととなるというストーリー。

前半の敵を追う旅に出るまでのところは,すごくよかったですね。 殺された父の財産を整理し,その父が死んだことをいいことにぼったくろうとする人と,14歳のマティとのやり取り。 すごくよかったです。 14歳で取り残された女の子一人が,残された家族のために少しでも有利に生活の糧を得ようとする必死さなどもすごくよく出ていたと思います。 またさすがアカデミー賞にノミネートされたというだけあって,ヘイリースタインフェルドはすごくいい演技をしていたと思います。 ちなみにこのヘイリースタインフェルドは,うちのヨメの近所のThausand Oaksの出身で,ヨメがかつて属していた劇団の出身だそうです。 ということもあり,かなり身内的な贔屓をしたいところです。

他のコーエンブラザーズの作品と比べると,ちょっとあまり面白さというか特色がない気がしますね。
特に中盤以降はキャラクターに対しての興味を失ってしまいましたね…。 前半は,マティが引っ張っていくのですが,旅にでるとコグバーンがどちらかというと中心になってきて,ラビーフも加わり,ちょっと前半のような吸引力が失われた気がします。

うーん,なかなか評価が難しい気がしますが,一度見ればいいかなと今は思っています。
DVDが出たらもう一度みてもいいかも…。 自分にとっては必見ではありませんねー。 見ないよりは見てよかった,という程度です。

ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島 The Chronicles of Narnia: The Voyage of the Dawn Treader

ディズニーからフォックスに制作権が委譲されてから初の「ナルニア」シリーズ。
ディズニーでは戦いのシーンなどに限界があり(血がどばっというのはダメだからかな,と思います),フォックスならどうだ?と期待大の映画です。

ペべンシー兄妹は大嫌いな従兄のユースチスの家に預けられるが、壁に掛かった帆船ドーン・トレダー号の絵の中に吸い込まれ、再びナルニアの国へ。兄妹は、親友のカスピアン王子(ベン・バーンズ)とネズミ戦士のリープチープと再会を果たし、ナルニアの東の果てへと再び冒険の旅に出ることになるが、行く手にはさまざまな困難が待ち受けていたというストーリー。

冒頭の戦争の背景のシーンから絵の中に吸い込まれたりするところは,すごくイマジネーションもありよかったですね。 エドモンドが徴兵に志願するところなどは,彼の勇敢さを表現していますし,ルーシーが現実的な女の子の側面を見せ始めていたのも,彼らの成長がかいま見られてよかったと思います。 またネズミとはいえ勇敢で騎士の気概もあるリープチープもよかったと思います。

でも意図的にディズニーっぽさを残してるのでは?というシーンがいくつかありました。 リープチープのキャラクターやいとこのユースチスをいなすところなどは,コミカルに描かれていて,ちょっとわざとらしいかな〜という印象でした。 またカスピアン王は前作よりかなり時間が経っているにも関わらず,あまり威厳がなくちょっと背伸びしている若者という印象でした。 このへんはちょっと残念ですね〜。

最後のシーンはアスランも出てくるのですが,波の向こうへリープチープと共に消えて行くところなどは「ロードオブザリング」を彷彿させるかたちです。 もちろん「ロード…」ほど深く感動もしませんが…。 両作の原作者,トールキンとルイスは同じバーでアイデアを持ち寄っていたというので,多少似てくるのも仕方ないのかな???

もう一回見てみたいとは思いますね。 なにせ飛行機の中で見てたので,大きいスクリーンで見たらまた違う感想になるのかも知れません。 それとナルニア自体あんまりファンじゃないっていうのも大きいかな…。


Tohoku Earthquake and Tsunami

I am writing my little note here to express my appreciation to those who has been ver supportive and kind to me since the earthquake happened in Japan. Please forgive my grammar mistakes and bad writing.

About one week ago, a M9.0 earthquake hit the Tohoku area of Japan. When that happened, I was at an office of my agent attending a reception for coming event. First notice was sent by my younger brother by e-mail saying "that was big earthquake" in a simple sentence. Growing up in Japan, earthquake is not rare and you get a quite often. So, I did not take it so seriously. I honestly thought "ok, what's new about it? Maybe a little bigger than usual this time" But I was wrong it was much bigger than usual.

But other people at the reception started asking me if everything was ok in Japan. And I checked Yahoo Japan. Then, I learned how serious that was. After that, I was on the phone for the whole evening trying to get hold of my family. I believe that servers and phone lines had been extremely busy and I could not get hold of them until late night. Finally I got hold of my older brother at 1:30am. It took him over 5 hours from central Tokyo (or 7 hours?) to his home. But I was glad that he did not walk because that would've been very dangerous to do so in darkness.

From all the information resources, such as the internet and news, information given focused on the worst part of the disaster. All it was left was for me to guess the size of the damages in where my family and friends are. And of course under that kind of circumstances, your imagination goes wild to the worse case scenario.

I was very fortunate that I had been in Taiwan at the time, since there was a TV channel that kept showing NHK (National TV channel in Japan) for the whole time. I could learn what was happening almost on time. And there were many other channels in Chinese following the news.
Also, whenever my family went online, I could see them on my computer. If I was in Los Angeles, the information on it would have been very limited (now I am back in LA and yes amount of information is so much less), and because of time difference, it would've been hard to chat with them online.

What I grateful the most last one week is, there are so many people who gave me their kind words and prayers. I cannot express myself enough how grateful I am. When I was sitting in my hotel room by myself watching news, there are some moments that I had tears in my eyes by reading peoples prayers on Facebook, text messages and e-mails sent to me.
People from all over the world sent me messages, such as UK, US, Russia, Malta, South Africa, Taiwan, Canada, China, and so on. And on a street in Taipei, there were some people watching TV news and they gave some very touching words in their limited Japanese or English vocabulary. The receptionist at my hotel, taxi driver, waitress at a restaurant etc etc. And many of Taiwanese people still remember that the Japanese government helped with the Self-Defense force when they had a big earthquake a little over 10 years ago. During my last trip to Taiwan, I had a very touching and valuable experience that I will never forget.

What I also want to mention is that I realized how hard to live apart from your family and friends. My usual attitude is very relaxed and I feel I can always go back and meet them. But this time was different.
Even if I wanted and needed to go there, there was nothing I could've done. Or it could've ended exactly opposite from what I would intend to do. If I did go back to Japan to help my family and friends, I would've consumed more food, drink and electricity, which that is what they want to save the most. And I might have been stuck and not being able to fly out from Tokyo.
So, I did experience true meaning of the word "powerless"....

Of course, I was not in Japan and did not experience the earthquake and after shocks, inconvenience of not having train system, lack of food and power. Words cannot describe enough how hard that would be. But I am not the one who is experiencing it. But I feel the pain and fear of radiation, and frustration in inconvenience of life. All I can do is to worry them from the other side of the ocean, and cheer them up.
Gambare Nippon!! Gambare Nippon!! Gambare Nippon!! (meaning hang in there, Japan)

There was one comment that stays in my mind with very strong impression.
It was from a viewer of NHK news, and it says "the size of the damage from this earthquake is the worst in the history, so we need the biggest amount of love and support to beat it" This is almost literal translation, but I hope you get an idea. Yes, I agree with it, and that's what Japan needs!

アカデミー賞 Academy Awards

さあ,今年もついに昨年一年の計,アカデミー賞がやってきました。

今年は例年よりも色々と最優秀賞候補作品を見る事が出来ました。ひとえに海外出張のお陰ですね…。 下記リストの半分くらい飛行機で見ました。

私はだんとつ「英国王」だと思いますね〜。 普通,こういう皇室ものって女性のファッションショーか恋愛ちっくなストーリーが軸になりがちですが,今作は完全にストーリーと演技で成り立っている,久々の正当派作品です。 逆に,ここのところCGなどでハデな映画ばかりなので,ここらでガツーンと正当派で行って欲しいです。

対抗馬は一般ではソーシャルネットワークと言われているようですが,正直これは私の観点で見ると中途半端な映画な気がします。 ドキュメンタリーとしてはビジネスやITの世界への突っ込みが足りないし,ドラマとしてはキャラクターへの踏み込みが全く足りません。 フェイスブックを知らない人から見れば「へー」で終わってしまうような作品です。

127時間は残念ですが,論外だと思います。 インディーズのような映画ですね。

個人的にはインセプション,かなり楽しみましたが,アカデミーはちょっと…というカンジです。 それにブラックスワンも楽しめましたが,アカデミー賞にはちょっと何かが足りないかな,と。

トイストーリーはアニメで,ヘンな意味で保守的なアカデミーには向かないでしょう。

ちまたではトゥルー・グリットがよかったという声を多々聞きますが,意外にダークホースかも知れませんね。 私は,西部劇系はあまり好きじゃないですし,コーエンブラザーズもちょっとソリが合わないので,多分見ないと思います。 それに西部なまりの英語が聞き取れるとも思えませんし…。

ま,今日の結果が楽しみですね〜。 でもアカデミー賞自体は,ショーとして楽しめるものであって,最優秀賞作品が本当に優秀かどうかは別問題です。 やっぱりビジネスですから,ビジネス界の政治的駆け引きも露骨にありますしね。 私は「ベストムービーは自分で決めるから,人にとやかく言われたくない」というスタンスです(笑)。

英国王のスピーチ http://tomyam7jp.blogspot.com/2011/01/kings-speech.html

ソーシャルネットワーク http://tomyam7jp.blogspot.com/2011/01/social-network.html

インセプション http://tomyam7jp.blogspot.com/2011/01/inception.html

トイストーリー3 http://tomyam7jp.blogspot.com/2010/10/32.html

ブラックスワン http://tomyam7jp.blogspot.com/2011/02/black-swan.html

127時間 http://tomyam7jp.blogspot.com/2011/02/127-127-hours.html

ザ・ファイター
キッズ・オールライト
トゥルー・グリット
ウィンターズ・ボーン

ブラックスワン Black Swan

ナタリーポートマン主演のアカデミー賞候補作品。

バレリーナ、ニナ(ナタリー・ポートマン)は、踊りは完ぺきで優等生のような女性。 ただしいつも自分に対しての自信が足りず,元バレリーナの母親と暮らしている。 トーマス(ヴァンサン・カッセル)は、花形のベス(ウィノナ・ライダー)を降板させ、新しい振り付けで新シーズンの「白鳥の湖」公演を行うことを決定する。そしてニナが次のプリマ・バレリーナに抜てきされるが、気品あふれる白鳥は心配ないものの、狡猾で官能的な黒鳥を演じることに不安があり…というストーリー。

サイコスリラー的な意味では結構気に入りましたね〜。
それに色々と評価されるだけあって,ナタリーポートマンの演技はなかなかよかったです。 バレエに関しては素人ですが,普通のダンス映画のように踊っているシーンがプロモーションビデオのように音楽とダンスだけにならなかったのはよかったです。 トウシューズが床にタッチする音や床をこする音などがそのまま残っていたのは,すごくリアルでよかったです。

それに最後の公演のシーンのバレエはすごく迫力がありました。 この映画でのテーマ「自己を解放して,観客を(性的に)魅了しろ」を最後の最後でニナがモノにするところはよかったです。

それに自己が抑圧されているニナの心をよく表しているのは,知らず知らずのうちに自分を傷つけてしまっているところなんかは,心理学的にもフィットしててよかったです。 ただし,セックスや性的な妄想は,確かに自己の解放につながっているものの,少々多すぎてハナシの軸からずれてしまっていたように思います。

それと前半は,二重人格的なストーリーなのかなとも思うシーンがいくつかあったのですが,結局そうではないので,ちょっとそのあたりが不一致なカンジがすこーしだけ残りました。

演技と映像面ではかなりよかったですね〜。 ただしアカデミー賞の最優秀賞は難しいでしょうね。
なかなかお薦めです。

アンストッパブル Unstoppable

デンゼルワシントンの最新作,電車アクションものです。

操車場に停車中の最新式貨物列車777号が、操作ミスによって走り出す。大量の化学薬品とディーゼル燃料を搭載した777号を止めるべく、鉄道会社と警察は手を尽くすが、列車はさらに加速していく。リストラされて退社する日を待つだけのベテラン機関士フランク(デンゼル・ワシントン)は、この日初めてコンビを組んだウィル(クリス・パイン)と共に暴走列車に立ち向かうというストーリー。

カメラワーク,よかったですよ〜。 実際のスピードは50マイルや70マイルなので,高速道路を走るクルマと同じくらいか少し遅いくらいですが,カメラワークがいいのでもっと早く見えますし,たとえスピードが遅くてもこの電車は停まりそうもないと感じさせてくれます。

それにテレビで暴走列車の実況をやっていて,現場とうまく連携しているので,臨場感はなかなかありますね〜。

しかし!!!!!
この映画はコメディにジャンル分けされるべきです。
というのは,テレビのニュースでこの事件の実況を見てる人たちが「行け! フランク!」とか「おまえならできる,ウィル!」とかフツーに口に出して言ってるのは,思わず声を出して笑ってしまいましたね〜。

それにフランクの娘がHootersというTシャツと短パンの女の子にサービスさせるレストランで働いているのですが,「行けーーー! ダディ,イエイ!!」みたいなのを見たときは大声で笑ってしまいました。

最後に,それぞれのキャラクターのその後がちょこっと出るのですが,そもそもこの電車を暴走させた技師をメインキャラクターの他に特別に出し「現在,ファーストフード店にて就労」とか出すものも,どう見てもギャグとしか思えません。

なかなか楽しませてもらいました。 確かに実話っぽい臭いはありますが,映画としてはちょっとね…。
ヒマなら見てもいいかも。 マジメに見たら損します。

127時間 127 Hours

アカデミー賞候補「127時間」です。

ユタ州のブルージョン・キャニオン。ロッククライミングをしていたアーロン(ジェームズ・フランコ)は落石事故に見舞われ、右腕を岸壁と岩の間に挟まれたまま身動きが取れなくなってしまう。 助けを呼ぶ術もなく5日間が過ぎ、水も章句料も尽き果てたまま打つ手がなくなってしまう…というストーリー。

ジャンル的には,まさに自分向けの映画だッ!と思ってみたのですが,正直がっかりです。 ゾンビシリーズや「ソウ」シリーズをはじめ,究極の場面に接したときに,人はどんな反応をしめし,どんな決断を下すのか,というのがとにかく好きな映画ジャンルです。

シチュエーションは確かにそうなんですが,どこからも見えない岩の間に挟まれている状況ですが,回想や妄想,独り言が多く,そんな砂漠の真ん中でひとりぼっちで取り残されているカンジが全然しないんですね〜。 逆にごちゃごちゃした印象を受けてしまいました。 ホントに127時間経ったのかな?みたいな。 正直,トムハンクスのキャストアウェイの方がよっぽどいい出来です。

スラムドッグミリオネアの監督の作品のようですが,正直残念ですねー。

ただし,自然の描写や非常にきれいでしたね。
それとジェームズフランコの演技はなかなかよく,自然好きなカンジやアウトドア好きな人の演技がとてもよかったです。 スパイダーマンシリーズでのエリート坊ちゃんとはまったく違う演技で,正直関心しました。

見てもいいとは思いますが,正直終わったときには「なーんだ」で終わってしまうと思います。
アカデミー賞の最優秀賞はムリでしょうね〜。

ナイト&デイ Knight and Day

トムクルーズとキャメロンディアスがダッグを組んだアクションコメディ(?)映画。
なぜ(?)が着くかは後ほど。

ジューン(キャメロン・ディアス)はある日、不思議な魅力のある男(トム・クルーズ)と同じフライトに乗り合わせる。 お互いに惹かれあうものの,その男はジューンが夢に見た理想の男性どころか、重要任務を負ったスパイだった。予想外の裏切りや暗殺者による執拗な攻撃がどんどん強くなってくる中、ジューンは彼の秘密が少しずつ分かってくる,というストーリー。

まず冒頭の飛行機のシーンはいいですね〜。 コミカル,かつアクションもハデ,セリフも気が利いてて後半への期待がどんどん膨らみます。 ジューンがトイレで身だしなみを終えて出て来て,すぐにキスしちゃうのは妄想かな,と思いつつ,妄想じゃないっていうのはちょっと???だし,あまりリアリティがないとは思うものの,コメディだからよしとしましょう。

トムクルーズとキャメロンディアスのコンビもなかなかグーで,結構息が合ってるカンジがしていいですね。 またストーリーもどんでん返しがあったりとなかなかこってます。

一方,コミカルなセリフもやり取りはずっと続く訳でもなく,「あれっ? これってコミカルなセリフのつもりなのかな?」というのが何度もあり,だんだんと???が募っていきます。 また明らかに後半への伏線を張ったセリフもあり,だんだんと終わり方とそのセリフが見えてきたという気になっていきます。 (映画の見過ぎか?)

最後の悪者との対決も「あれっ??? 悪者,爆発してるけど終わり?」みたいなカンジです。

つまりトータルでいうと,この監督何がやりたいのかよく分からない,ということです。 いい役者を使ってて,素材もいいのにもったいない,という気持ちでいっぱいです。

トムクルーズとキャメロンディアスのファンだったら見ておいた方がいいでしょうね。 彼らの魅力はそこそこ発揮されてます。 もちろんトップガンやメリーに首ったけにはまったく及びませんが…。

TOEFL

何やらTOEFLで大阪がスコア上位校を中心に5億円の補助金を出すことを検討しているとか…。
さすが橋下知事(でしたっけ?),いいこと考えますね〜。

ここのところ,さかんに国外への留学生の数が減っているというニュースなどを見かけます。 大学生なども内向き指向などと言われ,海外へ目を向けなくなってきているとか…。 まったくもって嘆かわしいばかりです。 職業柄,留学生には多く触れていますが,未だに留学の目的は「英語が話せるようになること」「海外を見てみたい」「何がしたいのか分からないけれども自分探し」など,10年前や20年前とまったく変わりません。 一方,中国や韓国は自分の家族や親戚が海外に住んでいて,そこで修士号を取り国で起業したいなどと,意識と覚悟の違いをいつもまざまざと見せつけられます。 (これは何のデータにも基づいておらず一切私の主観です) これでは経済やITでも彼らに抜かれるわなーというところでしょうか。

親の世代も行き先の治安ばかり気にしていないで,子供をどんどん海外へ出せばいいんです。 親の海外経験不足が子供に影響を与えている可能性は多大にありますね。 未だに日常会話程度が目標と言っているうちは,日本の未来は暗いといってもいいでしょう。

英語が話せることはあくまでもプロセスとコミュニケーションの手段であって,それを目標にしてしまうと留学の全体の成果そのものも小さくまとまってしまいます。

考えてみればこの世代の子供たちは「ゆとり教育」とかいう「子供に頑張らない教育」を施されてしまった犠牲者たちなのでは? それにまともに子育ても出来ない80年代にバブルを謳歌した世代の人を親に持つ子供たちなのではないでしょうか? 親の世代にだけ責任を押し付けるわけにはいきませんが,親の世代や政治家の責任も大きいのでは? 留学生が少なくなった,内向き志向になったと若者だけを責めるような論調はやめて大阪市のように現状をいかにポジティブに変えていけるか,という点を議論し行動に移して行った方がいいのではないでしょうか? 教育と政治は国家100年の計です。

下記はYahoo!の意識調査ですが,助成金に賛成が6割弱です。 今の現状を見てもまだ6割しかいないのか,と思いましたね〜。

英国王のスピーチ The King's Speech

ゴールデングローブのノミネートの歴史映画です。 歴史映画といっても現女王のエリザエスの父親で,第2次世界大戦の時に在位していたので,結構最近です。

幼いころから「どもり」に悩んできたジョージ6世(コリン・ファース)。 それがコンプレックスとなり内気な性格だったが、厳格な英国王ジョージ5世(マイケル・ガンボン)はそんな息子を許さず、さまざまな式典でスピーチを命じる。ジョージの妻エリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)は、スピーチ矯正の専門家ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていくが…というストーリー。

まずこの映画ではじめから最後まで感じるのは,各俳優がベストの仕事をし,それが最後までずっと失速せずに続いているということです。 このような歴史ものでは(エリザベスなど)では宮廷の華やかな生活などに焦点をあて,ハデな衣装のファッションショーのようになったり,恋愛ざたに焦点を当てたりすることが多いのですが,この映画のテーマは(自分で勝手に決めたところによると),友情,献身,責任を負うものの決意などです。

ゴールデングローブ受賞のコリンファースはもちろん,他の俳優はどれも一級品! また音楽や衣装なども主張しすぎず,本当に自然に映画は流れていきます。 音楽は必要なところで最小限,と決めているかのように無音も上手に使っています。 また途中,多少典型的なシーンなどを見せそうになるのですが,演技の質によってその典型的さはまったく目立ちません。

正直なところ,あまりダメなところは見当たりませんね〜。 是非是非見て欲しいお薦めの一本!! 日本は2月下旬の公開です。


ソーシャルネットワーク The Social Network

ちょうどゴールデングローブ賞を4冠で制した「ソーシャルネットワーク」です。
世界でグーグルをしのぐ勢いで成長しているフェイスブックの創始者や,それにまつわるウラのハナシをドキュメンタリーチックに仕上げています。

2003年、ハーバード大学の学生マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、学内で友人を増やすためのサイトを親友のエドゥアルド・サヴェリン(アンドリュー・ガーフィールド)と共に立ち上げる。サイトは瞬く間に学生たちの間に広がり、ナップスター創設者ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)との出会いを経て、社会現象を巻き起こすほど巨大に成長していくがというストーリー。

映画の中核は,一大企業になってきたフェイスブックに関連して,マークザッカーバーグが元親友などから訴訟を起こされているという設定で進んでいきます。 学生時代の回想と今の弁護士を同席した席のシーンを行ったりきたりします。 はじめは一瞬その時間の「飛び」に対してあれっ?と思うものの,すぐに慣れます。

マークの天才ぶりとその周りの人たちの関わり,不器用なマークと彼の才能を利用しようとする人たち,というコントラストで全体が進んでいきます。 なかなかうまくまとまっており,終止「へー」と思いながら見ていました。 また会話も時々コミカルというかスピーディで,もし本当にあのセリフ通りにしゃべっていたなら,マークはやはりかなりアタマの回転の早い人間だろうと思います。 また最後の弁護士のセリフ「君は最低の人間じゃないけど,そう見える生き方をしている」というセリフは,映画のまとめを意図しているのだと思いますが,なんとなくまとまっていない中途半端なカンジがしました。

フェイスブックの開始から,訴訟の和解・補償までが映画のカバーする範囲で,その間に色々な人が関わり,チームに加わったり,チームを追い出されたりという大企業ならでは当たり前のことを描いていきます。 ひじょおおおおおおに残念なのは,マークなどの中心人物の内面がほとんど描写されていないことです。 ドキュメンタリーだと割り切ってみていればそれほど問題はないのですが,あまりにあっさりしすぎていてなんとなく物足りなさを感じました。

率直に言って,今回のゴールデングローブの受賞は「今ハリウッドで盛り上がっているトピックだから」かなと思います。 映画全体としては,面白いもののそこまでのモノはあまり感じませんでした。 でも是非是非見てみて欲しい一本です。

追記
昨日,DVDで2回目を見ました。 やっぱり英語が早すぎで,日本語で見てよかった〜!と思いました。 ただし! 最後の弁護士のセリフですが英語で"You are not an asshole, but you are trying very hard to be"と言っています。 つまり「君は根本的に最低の人間じゃないけど,そういう人間になれるようにしている」と言ってるわけです。 つまり前述の「そう見える」というセリフとはまったく異なります! 前者は,彼は誤解を受けてしまうタイプね,と言っているのに対して,後者は自分からそういうイヤな人間になろうとしているのが分かる,と言っているのです。 ロストイントランスレーションとはこのことです!! 英語で見ておいてよかった〜。

それと最後にフェイスブックで友達リクエストを送ったのは以前の彼女でした。 一回目に見たときは,何故か弁護士の女性にリクエストを送ったのかと勘違いしてしまったのですが,一番はじめに出て来たガールフレンドでしたね。 これはこの終わり方の方がよかったです。 やっぱり2回目見ておいてよかった〜。

怪盗グルーの月泥棒 Despicable me

2010年のCGアニメーション映画。

史上最大級の泥棒を企てている嫌味な怪盗グルー。バナナでできた仲間のミニオンたちと共に、秘密基地のある家に住んでいた。月を盗む計画を薦めているグルーたちだったが、ライバルの泥棒に月を縮める光線中を盗まれてしまう。そこでライバルの家に出入りする孤児の3姉妹を利用しようとしたグルーだったが、なぜか3姉妹と共同生活を送ることとなり……というストーリー。

ストーリーは途中まではなかなか面白く,グルーの変人ぶりなどなかなか楽しめました。
それにメカや細々としたもののデザインも変わっていて面白かったですね〜。

中盤から後半にかけてのストーリーは少しベタで,最後のひとシーンやセリフまで,ジョセフジョースター並みに言い当てられそうでした。 (お前の次に「………」という)

退屈な飛行機の中の時間を短く感じさせてくれました。 でも一回みれば十分かな…。 でも予想していたよりもずっと面白かったな〜。 小学生くらいの男の子がいるのならば結構楽しめるかも,というカンジです。

インセプション Inception

レオナルドディカプリオの2010年のヒット作「インセプション」。 飛行機の中で見ました。 うーん,もっと大画面で見ればよかったな〜。

コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人が夢を見ている最中に、その潜在意識の奥深くにもぐり込んで相手のアイデアを盗むことのできる夢のエキスパート。  彼は、企業スパイの世界でトップの腕前を誇っていたが、ある疑いを受け指名手配の身。 そんなある日、コブの元に“インセプション”と呼ばれるほぼ不可能に近い仕事が舞い込む。 その仕事とは,本人に気づかれずにある人物の意識の中に「自分の会社をつぶす」考えを植え付けるという,いつもとはまったく逆の仕事だった…というストーリー。

まずこれは予告編などを見た人はすぐ分かると思いますが,映像はとにかく抜群ですね!! チームの一員の女の子(エレンペイジ)を夢の世界のトレーニングをする際などの映像はとにかく驚きで,思わず「おおっ!」と思ってしまいます。 それにこの映画のテーマ「夢」や深層心理などは普段私が興味を持って本などを読んでる分野なので,すごく楽しめました。 ただ夢の中に入るだけではなく,夢のさらに下の層の夢に入って行くというのはなかなか面白く,上の世界で起きていることのある程度は下の層の夢にも影響があるというところがまた面白いところです。 例えば夢の一層目で落下していると,ひとつ下の層の夢ではカラダが浮き上がるというカンジです。

この映画の弱いところは,エレンペイジと渡辺謙の役どころでしょうか。 エレンペイジの役はそれほど大事ではなく,はじめ登場したあたりでは「彼女は空間デザインの天才」くらいの扱いだったのですが,すぐにその天才さはあまり重要ではなくなり,ディカプリオに死んだ妻のことを問いつめたりする役割になっていきます。 役どころとしては,そういう役が必要なのは分かりますが,どうもちょっと弱い役でしたね〜。
渡辺謙ですが,いつもながら演技過剰です。 日本の俳優陣!!! もっと英語を練習してハリウッドに売り込め!! 渡辺謙あたりがあそこまで売れるのなら,もっとチャンスはある!! 真田広之や役所広司あたりはか・な・りイケそうだぞ!!

最近見た映画の中では,かなりいいですね!! でも日本語で見てよかった〜。 あれ,全部英語だったらかなりキツいかも…。 でもちまたで言われているほど理解しづらいかな〜???

ソルト Salt

アンジェリーナジョリーのスパイ映画「ソルト」です。 彼女の2010年の映画の一本。 ちょっとネタばれありです。

CIAエージェントのイヴリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)は、いきなり現れたロシアからの亡命者の口からイヴリンがスパイであると言われ,スパイの嫌疑をかけられてしまう。 逃走を図ったソルトはCIAの追跡をかわしながら、自らの容疑を晴らすべく、たった独りで真相究明に乗り出すが…というストーリー。

はじめはイヴリンは何かの誤解でスパイ疑惑をかけられているのかと思いきや(と思ったのは自分だけ?),実は本当にロシアのスパイで,子供の頃から課されてきた任務を遂に果たそうとします。 一流のスパイにふさわしい働きをし,易々とターゲットに近づいていきます。 普通の男である夫もロシアに忠誠心を試されるために人質に取られ,あっさりと殺されてしまうのだが,イヴリンは顔色ひとつ変えません。 さらにそこからどんでん返しがあり…とかなり楽しめるアクション映画でした。

アクションは申し分無く,あまりアタマを使わなくても十分楽しめる映画です。 確か音楽も結構盛り上がるいいものだったと思います。 特に冒頭のロシアの亡命者が出てくるところは,突拍子もない出だしを上手に取り込み,観客をぐいぐいと引き込みます。

ただし見ながら感じていたのは「アンジェリーナジョリーは,もうこういうタフな女の役しかできないんじゃないか?」ということです。 実際,この映画の後のツーリストは似たような役どころだったし…。 少し前の「チェンジリング」をまだ見てないので,それに期待です。

でも終わり方を見ると,多分「2」を作る伏線を貼ってるなとはっきり分かる終わり方でした。 まったく最近のハリウッドはもう(溜め息)…。

ヒマな週末などにDVDで見る分にはいいでしょうね!


トロン: レガシー Tron Legacy

80年代にカルト的ヒット(?)となったCG映画の続編です。

デジタル業界のカリスマ、ケヴィン・フリン(ジェフ・ブリッジス)が謎の失踪(しっそう)を遂げてから20年たったある日、27歳に成長した息子サム(ギャレット・ヘドランド)に父ケヴィンからのメッセージが届く。サムは、父ケヴィンの消息を追って父のオフィスに足を踏み入れるが、そこにはデジタル世界への入り口があり,彼はそこへ足を踏み入れていくことに…というストーリー。

まず笑っちゃうんですが,始まりのディズニーのロゴの場面からしてカッコいい!! 思わずおおっ!と思ってしまいます。 そしてCGの質や画像のきれいさは抜群。 デジタルの世界を120%余すところなく見せてくれます。 でも実は冒頭の実写のバイクの場面も結構いいんですよ〜。 どっちかというとこちらのバイクシーンの方で久々にバイクに乗りたくなりました。 それと最近,何十年も経った後の続編(ダイハード4とかインディアナジョーンズとか)の不自然さが目立ってたのですが,今回は父親が20年間失踪しているというすごく自然な理由付けが出来てたのでよかったですね!

デジタル世界に入ってすぐのディスクを投げ合ったり,バイクのシーンですが,これはとにかくいい出来ですね〜!! ディスクの投げ合いではヘンテコなポーズを取るのが一瞬気になったもののそれはよしとしましょう。 スピード感や質感など言う事なしです。

一方,一旦父親の隠れ家に逃げ込んでかれはストーリー的に中だるみした感がありますね…。 この映画にはアクションと映像美のみを期待していたので,ストーリーやなんやらの説明はもっと簡潔にまとめて欲しかった! ですが中盤に登場するマイケルシーンのキャラクターがいいのでぱっと一瞬盛り返した感はありますね。 残念ながらあっという間に殺されてしまいますが…。

父親役のジェフブリッジスが,若い姿を顔のモーションキャプチャーでやるのですが,ここは何故かCGの質があまりよくなかったです。 ハリポタシリーズのヴォルデモートと同じ手法のはずですが,こっちの方がはるかにホンモノっぽいです。

最後の飛行機のバトルのシーン,もっとドハデにして欲しかったですねー。 それこそバイクとかクルマとかを組み合わせて,前半のシーンを超えるくらいのアクションシーンにして欲しかった。

トータルで見ると100点満点中,65点くらいかなー。 残念ながらもうひと頑張りして欲しかった。 でも映像はとにかくすごいので見る価値ありです。



下は元のトロンのトレーラーです。

ツーリスト The Tourist

ジョニーデップとアンジェリーナジョリーの最新作。 ビッグな二人が競演しているところも話題のひとつ。

イタリアを訪れたいまひとつさえない数学教師のフランク(ジョニー・デップ)は、ベニスに向かう車中で謎の雰囲気を漂わせるエリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)に声を掛けられる。 エリーズはある指示を受けてフランスからベニスへ向かう電車に乗っていた。 魅力あふれるエリーズに誘われるがまま、彼女に従うフランク。しかし、そのウラには彼が知らない「何か」が進行していた。 そして彼は意志に反してその何かに巻き込まれて行く,というストーリー。

コマーシャルだとトラップまたトラップといった陰謀モノを想像するようなカンジなのですが,実際はコミカルな会話も多く,クスクスっと(人によってはゲラゲラ)笑うシーンも多かったです。 特に海外慣れしていない典型的なアメリカ人観光客を茶化すようなジョークも多く,かなり笑える映画だったのは意外でした。 ある意味,結構コメディチックかな,と。

ベニスを縦横無尽に動き回るところはよかったですね〜。 屋根の上を走って逃げたり,ボートで運河を逃げたりなどなど。 去年,ベニスへ行ったばかりなので「おおっ! ここ知ってる!」というところばかりでした。 イタリア,ベニスのよさを120%出し尽くしていましたね。 ベニス観光局とかからお金が出てるのか?と思うくらいです。

ジョニーデップはちょっと冴えない数学教師を上手に演じてます。 アンジェリーナジョリーは,いつもの「タフな女性」を演じてます。 こっちは演技上,ちょっと物足りない気もしますが,人に聞いたところでは別な映画でちょっと大人しめのいつもと違う役を演じたときはかなりひどかったそうです。 なので,これはこれでいいのかなと。

前半でアンジェリーナジョリーがインターポールに尾行されているシーンで「こんなベタな尾行があるか?」と思ったり,ジョニーデップがアンジーにあんなにこだわるのがちょっと不自然な気がしていたのですが,途中や最後でそれらの謎は徐々に解けていきます。

全体としては大人しいカンジの映画で,ハリウッドチックなドハデなアクション,爆発,カーアクションシーンは有りません。 そのため,中盤ちょっと淡々とし過ぎているところはあると思います。

公開初日はあんまりぱっとしなかったようですが,典型的なハリウッド映画ではないという点で,すごく楽しめました。 ハデさはないですが,結構お薦めです! イタリア語,スペイン語,英語などと絡めたジョーク,アメリカ人観光客を茶化したジョークなどが多いので,この辺の周辺知識を貯めておいた方がより楽しめるかな〜。

ラーメンガール The Ramen Girl

ブリタニーマーフィー主演の映画です。 ブリタニーマーフィーってぜんぜん知りませんでしたが・・・。

恋人を追って日本に来たのに、体よく振られてしまったアビー(ブリタニー・マーフィー)。 そんなアビーを救ったのは、一杯のラーメンだった。 ボーイフレンドに振られ日本での生活もつらく感じていたアビーはラーメン店で修行をすることを決意。 しかし、店主マエズミ(西田敏行)は酒飲みで短気、アビーに雑用ばかりを命じる。 ある日、ラーメンの達人(山崎努)がアビーの味を認めてくれないと店を辞めるという賭けにマエズミが乗ってしまい…というストーリー。

まず映画としては、つじつまの合わないところがたくさんあり「???」ということが多かったですね~。 たとえば、マエズミの作るラーメンでは人々がニコニコしてしまうという「ショコラ」チックなものがあり、ちょっと微笑ましいと思いながら、見ていたのですが、この「ラーメンマジック」が起きたり起きなかったりなんですね!! 途中で「あれっ?ラーメン食べてるのにニコニコしたりしないなー。 何で?」と思ってしまいます。 そうかと思うとアビーのラーメンを食べて泣いてしまう人がいたりと、戸惑ってしまいました。

それ以外でも「あれっ?つじつま合わなくね?」的なことが多々ありました。 それと勤めてた法律関係の会社もいつの間にか辞めて、ラーメン屋一本で仕事してたみたいですが、ビザはどうしてるんだ? 不法滞在か?と思いました。

ただし!!
外国人が日本の生活や日本人をこう見てるんだな、というところなどはかなり正確だったと思います。
それにアビーが「自分を表現するために」ラーメンを作ったりしますが、マエズミが「おまえはいっつも自分、自分ばっかだな!」というところなどは外国人の自分を中心に考える考え方などを的確にあらわしてると思います。

それと日本人俳優勢、最高の仕事してます!! 西田俊之、サイコーの演技です! まさに機嫌の悪いラーメン職人というカンジです。 特にブリタニーマーフィーの演技が壊滅的なので、特に際立つのかも知れませんね~。 でもアビーが出会う英語の話せる新しいボーイフレンドは韓国人の俳優のようですが、日本人男性俳優、あの程度の英語での演技はこなして欲しいですね!!!
それとマエズミのお母さんにラーメンの味見をしてもらい、アドバイスをもらうのですが、ここはこの映画の最高の見せ場ですね~。 料理の心得の真髄を上手にきっちり見せてくれます。 お母さんの演技も最高!

あまりお勧めするような映画でもありませんが、ちょっとした突っ込み系の笑いが欲しいときにはこの映画、いいかも知れません。

塔の上のラプンツェル Tangled

ディズニーの最新「プリンセス」ムービー。

永遠の若さと美貌を求める魔女は,それを可能にする魔法の髪を持つ赤ん坊のラプンツェルをさらい,高い塔の上に自分の子として閉じ込めてしまう。 そこから一歩も出る事なく18歳まで育ったラプンツェルは、母親(=魔女)以外の人間に会ったこともなかった。 ある日、お尋ね者の大泥棒フリンが、母親の留守に追手を逃れて塔に侵入してくるが、ラプンツェルの魔法の髪に捕らえられてしまう。 そしてラプンツェルは彼に外の世界へ連れ出してくれるように頼むのだが…というストーリー。

トータルとしては,結構うまくまとまっていて楽しめました。 歌や踊りも多すぎず,キャラクターもそれぞれ立っています。 特筆すべきはとにかく長い髪の毛のCG処理です。 専門のCG担当がいるだけあって,かなりきれいに仕上がっています。 後半,走り回るために短く三つ編みにするのですが,これもなかなかきれい。 他はちょっとCGがきれいすぎる気もしますがなかなかの出来と言っていいでしょう。

キャラクターもそれぞれかわいく作り込まれていて,なかなかいいカンジです。 それに声も結構合ってるかな,と。 最後に長い髪が切られてしまいますが,それが元に戻らないというのはかなりグーです。 今までのディズニーならば,魔法の髪も元に戻ってめでたしめでたしとなったハズです。 それに短い髪もショートヘヤ好みの自分としてはグーです。

2点気になったのは,ストーリーが型にはまったような「ディズニーのプリンセス」モノで,展開がきっちり読めてしまうところと,カメレオンと馬のキャラクターに新鮮さがまったくないことです。 悪く言うと「ディズニーのプリンセス公式」にぴったり当てはめただけで,一丁上がりというカンジが否めません。 馬なんかは「ムラン」とかに出て来た馬と同じかな?と思ってしまいます。

ここ近年の非ピクサーのアニメ,CG映画の中では以前ボルトが一番ですね。 でも女の子のいる家庭にはお薦めかも? 日本は3月公開です。

ハリーポッターと死の秘宝 パート1 Harry Potter and the Deathly Hallow Part 1

世界的ヒット小説を映画化した最終章の前半です。 (って誰でも知ってると思いますが)
今回は,小説が長くしかも内容が盛りだくさんなので,全後半に分かれています。 また当初は3Dで作成されたようですが,技術的なことなどがあり,最終的には2Dで上映されているという色々と話題の多い作品です。

17歳に成長し、ホグワーツ魔法魔術学校の最終学年7年生となったハリーは,親友のロンとハーマイオニーと共に、宿敵ヴォルデモート卿の魂が宿った分霊箱捜しの旅に出る。 その課程で,慕っていたダンブルドア校長の暗い過去も分かってしまい,分霊箱がどんな形をしているのか,どこにあるのか,どうやって壊すのかなど山積する謎に苛立ちが募りついには仲間割れが起きてしまう,というストーリー。

全後半に分けたのはかなりいいアイデアでした。 最終章は前作までの謎に加えて新しい謎も加わり,さらにハリーたちの人間模様なども盛り込まれているという内容です。 これを前作(特に4,5,6作目)までのような手法で作っていたら,世界的ベストセラーのハリーポッターの映画が,世紀の駄作になりかねないところでした。 お陰で今まで取り残されて来たキャラクターも自然に入ることが出来,それでもいいテンポで映画を進めることが出来ました。

雰囲気はゴシックホラー的なものを上手に醸し出しており「怖い」映画に仕上がっています。 ハリーたちが魔法界全てからの追求を逃れて地下に潜り,闇の世界のヴォルデモートを倒す可能性のある唯一の品,分霊箱を探しているのだから,当然怖くてスリルたっぷりでなければいけません。 いい仕上がりになってますよ〜。

それにハリー,ハーマイオニー,ロンを演じるいつもの3人は,今回映画の半分近く3人だけのシーンなので,とてもいい演技をしています。 最後の方のロンの妄想シーンでハリーとハーマイオニーがxxするところがあるのですが,これも結構真に迫ってます。 当然,周りを固めるイギリスを代表する俳優陣も最高の演技で花を添えています。 やっぱり歴史に残るハリーポッターシリーズに出られるということは,俳優として名誉のあることだそうです。

自分の中では1作目がベストだと思っていますが,それに匹敵するものがあると思います。 当然,全後半に分かれているので,後半のパート2が来年夏に公開になってから最終的な判断はしますが。

全体的には85点くらいつけられると思いますが,数点気になった点があります。
- ハリーとハーマイオニーのダンスのシーン。 原作にないこのシーンを入れた意図も十分分かるし,効果も十分分かるのですが,唐突すぎて一瞬???となってしまいました。
- 説明的なセリフ。 ドビーの最後のシーンで,ハリーが「魔法を使わないでちゃんと埋葬するんだ」と言いますが,ちょっと説明的すぎるかな,と。 ハリウッドの行間を読めないバカな観客向けに入れたセリフだとは十分分かっていますが,あまりこういうセリフをあからさまに入れてしまうとちょっと…。
- ジニー。 ハリーの恋人のジニーウィズリーですが,尼さんのように映画では描かれていますね。 地味〜な服,いつもマジメな顔など。 原作の中では,学校でも超人気があって,ユーモアタップリ,魔女としても優秀,溌剌とした女の子であるはずなのに…。 前作と今作で,ハリーとキスしたり会話したりするシーンがありますが,つきあい始めのカップルというよりも,分かれる直前のギクシャクしたカップルという方が正しい気がします。

とはいえ,か・な・りお薦めの一本です。 ですが,一応原作を一通り読んでおく必要があるでしょう。
やっぱりドビー,いいですね〜。

ハリーポッターシリーズを子供の本だという人を時々見かけますが,あまり同意できません。 確かにはじめは10歳前後の視点で,その年齢層をターゲットにして書いた作品であると理解できますが,学年があがるにつれ,文体や視点などもその年齢層に合わせたものに変わっていきます。

それにシリーズを通してのテーマは友情,勇気,思いやり,自己犠牲などと数を上げればきりがありません。 確かに子供に向けてのメッセージかも知れませんが,子供のレベルに妥協してというスタイルではなく,ひとつ上のレベルにひっぱりあげるようなメッセージを投げかけています。

奇跡のシンフォニー August Rush

「チャーリーとチョコレート工場」の主役、フレディハイモア主演のヒューマンドラマです。

孤児院で育ったエヴァンは、まだ見ぬ両親に会えることを夢見て暮らしていた。 そして彼には豊かな音楽の才能が備わっていた。ある晩、エヴァンは不思議な音を追い、施設からマンハッタンへと導かれる。さまざまな出会いにより、エヴァンの音楽の才能は開花。同じころ、離ればなれとなっていた両親も、それぞれの思いを胸にニューヨークへと赴いていたというストーリー。

結論から言うと、題材はすごおおおおくいいのに、実際これかよ~~~!!というカンジです。
というのは、人と人とのつながりやストーリーの流れなどがかなりおざなりで表面的にしかカバーしていないので「あれっ?この人ってどうしてバンド辞めたの?」とか「あれっ? この人なんでこんなにエヴァンによくしてあげるの?」とか、動機付けが弱い部分が多々あります。

そもそも、フィルハーモニーの花形チェリストのお母さんと、そこそこ売れてるバンドのボーカルのお父さんの出会いから、結ばれるところまで、「えええええ~~!!! なんでよ~~!!」と自然に思います。 でもそのときは「2時間の映画で時間が限られてるから仕方ないか・・・」とかなりムリに納得しました。

また最後のコンサートの場面で、エヴァンの指揮するオーケストラに導かれてお母さんとお父さんが、何千という群集の中で偶然再会するというところも、「おいおい、ちょっとできすぎじゃないか?それにエヴァン、まだ演奏中なのに後ろ向いてていいんか?」と思います。

ただし!
この映画のいいところとしては、「音」をよく捕らえているということ。 また主役のフレディ君がものすご~くいい演技をしています。 全体的に彼は音楽を演奏しているシーンではすごく楽しそうにやっているのですが、特に初めてギターに触れるシーンは心底音楽を楽しんでいるように見えました。 将来が楽しみな子役ですね!!

映画としては、うーん・・・フレディ君の卓越した演技を見たい人にはお勧めです。 また「おいおい!」と突っ込みたい気分の時にはお勧めの映画です。