ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島 The Chronicles of Narnia: The Voyage of the Dawn Treader

ディズニーからフォックスに制作権が委譲されてから初の「ナルニア」シリーズ。
ディズニーでは戦いのシーンなどに限界があり(血がどばっというのはダメだからかな,と思います),フォックスならどうだ?と期待大の映画です。

ペべンシー兄妹は大嫌いな従兄のユースチスの家に預けられるが、壁に掛かった帆船ドーン・トレダー号の絵の中に吸い込まれ、再びナルニアの国へ。兄妹は、親友のカスピアン王子(ベン・バーンズ)とネズミ戦士のリープチープと再会を果たし、ナルニアの東の果てへと再び冒険の旅に出ることになるが、行く手にはさまざまな困難が待ち受けていたというストーリー。

冒頭の戦争の背景のシーンから絵の中に吸い込まれたりするところは,すごくイマジネーションもありよかったですね。 エドモンドが徴兵に志願するところなどは,彼の勇敢さを表現していますし,ルーシーが現実的な女の子の側面を見せ始めていたのも,彼らの成長がかいま見られてよかったと思います。 またネズミとはいえ勇敢で騎士の気概もあるリープチープもよかったと思います。

でも意図的にディズニーっぽさを残してるのでは?というシーンがいくつかありました。 リープチープのキャラクターやいとこのユースチスをいなすところなどは,コミカルに描かれていて,ちょっとわざとらしいかな〜という印象でした。 またカスピアン王は前作よりかなり時間が経っているにも関わらず,あまり威厳がなくちょっと背伸びしている若者という印象でした。 このへんはちょっと残念ですね〜。

最後のシーンはアスランも出てくるのですが,波の向こうへリープチープと共に消えて行くところなどは「ロードオブザリング」を彷彿させるかたちです。 もちろん「ロード…」ほど深く感動もしませんが…。 両作の原作者,トールキンとルイスは同じバーでアイデアを持ち寄っていたというので,多少似てくるのも仕方ないのかな???

もう一回見てみたいとは思いますね。 なにせ飛行機の中で見てたので,大きいスクリーンで見たらまた違う感想になるのかも知れません。 それとナルニア自体あんまりファンじゃないっていうのも大きいかな…。


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