TOEFL

何やらTOEFLで大阪がスコア上位校を中心に5億円の補助金を出すことを検討しているとか…。
さすが橋下知事(でしたっけ?),いいこと考えますね〜。

ここのところ,さかんに国外への留学生の数が減っているというニュースなどを見かけます。 大学生なども内向き指向などと言われ,海外へ目を向けなくなってきているとか…。 まったくもって嘆かわしいばかりです。 職業柄,留学生には多く触れていますが,未だに留学の目的は「英語が話せるようになること」「海外を見てみたい」「何がしたいのか分からないけれども自分探し」など,10年前や20年前とまったく変わりません。 一方,中国や韓国は自分の家族や親戚が海外に住んでいて,そこで修士号を取り国で起業したいなどと,意識と覚悟の違いをいつもまざまざと見せつけられます。 (これは何のデータにも基づいておらず一切私の主観です) これでは経済やITでも彼らに抜かれるわなーというところでしょうか。

親の世代も行き先の治安ばかり気にしていないで,子供をどんどん海外へ出せばいいんです。 親の海外経験不足が子供に影響を与えている可能性は多大にありますね。 未だに日常会話程度が目標と言っているうちは,日本の未来は暗いといってもいいでしょう。

英語が話せることはあくまでもプロセスとコミュニケーションの手段であって,それを目標にしてしまうと留学の全体の成果そのものも小さくまとまってしまいます。

考えてみればこの世代の子供たちは「ゆとり教育」とかいう「子供に頑張らない教育」を施されてしまった犠牲者たちなのでは? それにまともに子育ても出来ない80年代にバブルを謳歌した世代の人を親に持つ子供たちなのではないでしょうか? 親の世代にだけ責任を押し付けるわけにはいきませんが,親の世代や政治家の責任も大きいのでは? 留学生が少なくなった,内向き志向になったと若者だけを責めるような論調はやめて大阪市のように現状をいかにポジティブに変えていけるか,という点を議論し行動に移して行った方がいいのではないでしょうか? 教育と政治は国家100年の計です。

下記はYahoo!の意識調査ですが,助成金に賛成が6割弱です。 今の現状を見てもまだ6割しかいないのか,と思いましたね〜。

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