Taken

日本では「96時間」というタイトルで8月公開予定のようですね。 原題は「Taken」と,96時間にしてもTakenにしてもストレートなタイトルですね。

元アメリカ政府の工作員(スパイ)で,今は引退してティーンエイジャーの娘が全ての生活をしている中年男が主人公です。 娘が女友達と一緒にフランスに旅行に行きたいと言い出すところから始まります。 元工作員だけあって,危険に対する嗅覚は今でも抜群で,女の子2人での旅行にはあまり賛成ではないのですが,「このままだと娘は離れて行く」という元妻の言葉の後押しもあって,旅行を許してしまいます。

案の定,パリで招待不明の犯罪グループに拉致されてしまうのですが,出発前に渡しておいた携帯で,彼はその場の状況を多少知ることができます。 自分のに対して彼は「彼らはお前をさらっていってしまうだろう。 だが,お父さんの言うことをしっかり聞きなさい。 携帯はベッドの下においていき,連れて行かれる時に奴らの特徴を大声で叫ぶんだ」と指示します。

この辺からぐっと話しに引き込まれていきます。 そして電話の存在に気づいた拉致グループの一人に,電話越しに「オレはお前たちを見つけ出すためのスキルを全て兼ね備えている。 必ず見つけて殺してやる」と宣戦布告します。

そこからパリへひとっ飛びして,さらわれた現場から情報と収集し,ひとつひとつ進めていきます。 電話での発音や会話の内容から,犯罪グループの特定ができるのですが,ドラッグ漬けにして売春させられるまでの平均時間が96時間。 そこから先は消息不明になる可能性が高くなる。

全編を通して,テンポのいい展開にハラハラさせられます。 ちょっと目を離すと大事なピースを見逃してしまうので,しっかり見てくださいねー。 主役のリーアムニーソンが,娘思いだが腕利きの元工作員の役を上手に演じてます。

ちょっと後半(オークションに侵入するあたりから)から,典型的なアクション映画チックになってしまうのが残念ですが,ここまでくれば後は押して押して押しまくるしかないような展開なのでよしとしましょう。

是非見てもらいたい一本ですねー。

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