The Number 23

ジムキャリー主演のサスペンスホラーです。

ティーンエイジャーの男の子を持つ父親が,誕生日プレゼントにもらった一冊の本をきっかけに,本の世界に取り付かれたようになっていくというストーリー。

本の中では,私立探偵が主役になっており,その探偵の子供時代からストーリーが始まります。 すぐにこの本を読んでいる父親は「自分の生い立ちにそっくりだ」と感じ始め,どんどん本にのめり込んでいきますが,妻はただの偶然だと一蹴します。

本の中では,探偵が大人になり探偵業を始めるのですが,自殺をしようとする女性を助けられなかったあたりから様子が変わってきます。 その自殺願望の女性は「23」という数字に取り付かれており,彼女いわく,身の回りの数字や日付は,足したり引いたりすることによって「23」という数字になるものばかりだと言うのです。 その直後,彼女は自殺をするのですが,それから探偵がこの「23」という数字に取り付かれ始めます。

またここで現実世界へと戻ってくるのですが,この父親も「23」にだんだんと取り付かれてきます。 この本の中の内容が,現実世界とダブるところが多いということに気づき,本の中の別の殺人事件が現実世界の殺人事件と関わりがあるらしい,というあたりからストーリーは急展開を見せ始めます。

全体のストーリーはかなりじっくりと作り込んであり,なかなか面白いと思います。
ただ前半の「23」に取り付かれるあたりは,正直「こじつけじゃん」と途中で少し飽きてしまいました。 サスペンス風の後半の方がけっこう面白いかも知れませんね。

ちょっと全体的に大げさすぎるかな,という印象は拭えませんが,まずまずの出来の映画といっていいでしょう。
まじめな役をやるジムキャリーも,普段がコメディなだけに結構怖いですよー。

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