北の国から '84夏

「北の国から」テレビスペシャル2作目です。

純と正吉は、東京から遊びにきた努が自由自在にパソコンを操作するのを見て時代に取り残されていると思いショックを受ける。 しかも努に父・五郎を侮辱された純と正吉は思わずパソコンの本を盗むが、それがきっかけで二人はケンカしてしまう。「やっぱりお前はキッタネエやつだなア!」正吉の捨て台詞にドキッとする純。数ヶ月前の丸太小屋の火事のことが純の脳裏をよぎる…というストーリー。

このエピソード,かなり好きです。 主に純と正吉の関係に焦点が当てられているエピソードです。 このくらいの年頃によくある,友達のちょっとした無神経な一言がずっと後を引いたり,心の中にある罪悪感の葛藤など,すごく赤裸裸に表現しているエピソードです。

やっぱり正吉の「やっぱりお前は汚ねえヤツだな!」というセリフ。 この「やっぱり」の部分にドキッとさせられます。 振り返ってみると,自分も似たような経験があるので…。 それに丸太小屋の火事とそれをかばっていると思われる正吉の発現,パソコンの本の事件,いかだと努の事件など純の罪悪感は否応なしに高まっていき,最後のラーメン屋の告白シーンへとつながります(下記のビデオクリップ)。 この積み木のような組み立て,ストーリーとしてのスムースさ,う〜んいいですね〜。 純の罪悪感がひしひしと伝わって来て,見てるこちらが潰されそうです。

上記はもちろん,ラーメン屋での五郎の告白も実はかなり好きです。 毎日の仕事などで疲れたりするとふと同じようなワナにハマってしまいます。 うーん気をつけないと…。

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