パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉 Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides

ディズニーの大ヒット海賊映画の続編「パイレーツ4」です。

女海賊アンジェリカ(ペネロペ・クルス)と再会したジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)。しかしジャックは、アンジェリカが不死の泉を見つけ出すために自分に近づいたのではないかと疑いを抱く。アンジェリカと史上最強の敵である黒ひげ(イアン・マクシェーン)と共にリベンジ号で船出したジャックだったが、そこには予想だにしない冒険が待っていた、というストーリー。

よかったのは、人魚が出てくるシーン。 生命の泉を取るためには、人魚の涙が必須。 そのため人魚の群れをおびき出し、捕らえようとします。 人魚のCGや、美しい人魚が一転して襲ってくるところなどはすごかったです!
それと冒頭にロンドンの町をジャックが馬車を飛び移りながら逃げるところも、前作からの「パイレーツ」の楽しさを彷彿させるものがあってよかったですね~!!

ただし!!
それ以外はかなりクソ映画です。
1、 アクションシーンが全っ然面白くない!! アンジェリカと再開するシーンで剣を交えるシーンがあるのですが、天井の梁に上がって戦うところがありますが、これって1でオーランドブルームとすでにやったじゃないか!! それにそれ以外の戦いのシーンでも1や2みたいに工夫されたあとはまったくなしです。 ただ剣を交えるだけだったらフツーの映画でやってます。

2、ストーリーもぜんぜん工夫がない!! 今までの3作のようにナゾかけや駆け引きみたいなものがなく、全然面白くない!! 特にジャックは、前作までは各キャラクターの欲しいものなどを利用して駆け引きし、自分の求めているものに近づいていく、というパターンでしたが、まったくそれがなく、ただ淡々と生命の泉に近づいていくというとてつもなくつまらないキャラクターになってる。

3、キャプテンバルボッサが詰まらん!! 前作までは彼ほどうまく「海賊」っぽさを出してた役者もいなかったのに、今回はイギリスの雇われ船長(?)のようになってしまっていて、全然面白くない!! 最後の最後で、黒ひげの船を奪いまた海賊の船長として航海に出ますが、ここでやっと「野郎ども!!」と檄を飛ばすのですが、「おっ!! やっと海賊っぽいシーンだぞ!!」と思ったらそこでエンドクレジット。 なんだよ~・・・というカンジでした。 がっかりにもほどがあるって・・・。

4、劇中,イケメンの宣教師が出てきて,後半人魚を守ろうとして必死に戦うのですが,ストーリー的にまず見え見え。 かつ演技もヘタクソ,そして人魚は何故か人間のような感情を持ち宣教師と恋に落ちる,となんともお粗末で見え見えな展開!!

そもそもこの映画は「カリビアン」で、カリブの海賊のはずなのに、カリブ海まで行ったのか?というカンジです。 撮影はハワイでなされ、かなり突貫で作られた映画のようですが、まさにその通り! 特にストーリーと脚本、監督はがっかりです。 はぁ・・・。 またやってくれたなディズニーっというのがぴったりかな、と。

前作3作が好きな人はみない方がいいでしょう。 今回は試写会でお金を払わなかったのが救いですね・・・。

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