グリーンホーネット Green Hornet

テレビドラマを映画としてリメイクした「グリーンホーネット」。

新聞社の若き社長ブリット・リイド(セス・ローゲン)は、夜になれば全身グリーンのスーツとマスクで身を包み、グリーン・ホーネットとして街中の犯罪者と戦うヒーローだった。ハイテク装置満載の愛車を駆って相棒のカトー(ジェイ・チョウ)と共にギャングの支配者、ベンジャミン・コドンフスキー(クリストフ・ヴァルツ)を追い詰めようと、自ら悪役になり彼に接近していく、というストーリー。

ブリットの役どころは、厳格な父親にコンプレックスを持ちながらも、カトーのチカラを狩りながらヒーローになろうとするというもの。 コンプレックスに対する反発からか、正確はちゃらんぽらん。 確かにセスローゲンでよかったと思うのは、役としてはウィルファレルの顔がちらつくほど、ウィルファレルのコメディの役どころに近いからです。 「青年社長」ということで彼を選ばなかったのだろうとは思いますが、ナイス決断でした。

カトーはカンフーの達人、メカを自分で全て作る天才、という面白い役どころ。 演技も多少感情を抑えつつ、でも時々ぱっと感情的になるところがよかったですね。 ジェイチョウ、何かで見たことがあるような気がしますが、なかなかグッドです。 グリーンホーネットの相棒だとみなされているところに反発するところなんか、なかなか面白かったです。

改造したクルマに乗って悪者をやっつけるのですが、このクルマの代わりが何台もあって、映画中でも一台オシャカになるのですが、あんまりありがたみがないですね・・・。 一台しかないから、大事に乗ってやっつけられないようにするんだと思いますが・・・。 やっつけられちゃったからまたもう一台買えばいいや、みたいなノリですよねー。

ただ残念ながらあんまり華がない映画です。 ぱっとしなかったのも納得です。 キャメロンディアスが出てたのもまったく知りませんでした。 頭のいい社長秘書の役だったのですが、なんか浮いてるな~という印象です。

0 件のコメント: