Guatemala Trip 08 -Livingston






Rio Dulceからボートで一時間程度のところに「リビングストン」という町があります。 ここはカリブ海に面していて、気温に加えて湿度がものすごく高いこともあり、他のグアテマラの町とはまた少し違う雰囲気でした。

地上の道路はやはりあまり発達していないようで、もっぱら交通手段はボートに頼っているようです。 町には痩せた野良犬がうろうろしていて、その痩せ具合はあまり見るに耐えないカンジです。

ここで食べたタパド(Tapado)という、シーフードスープは絶品で、なんとか自分でもこの味が出せないものかとアタマを悩ませています。 味は、イエローカレーチックな味なんですが、魚が丸ごと一匹入っていて、ココナツの味もついている、というかなりイケる味です。


ここで楽しんだこと言えば、ジャングルの奥の滝へのツアーです。
リビングストンの端に、ジャングルへの入り口があり、ここから15分ほど上流へさかのぼると滝(このときは水量が少なく、水は流れていませんでしたが)があり、4mほどの高さの岩からガンガン飛び込めるというものです。

地元の子供は、危険も顧みず水際ぎりぎりのところでも平気で飛び込んでいて、見ているこちらがハラハラする始末。 それにしても、あの子供たち(10代やそれ以下)は学校行かないんですかね・・・?
飛び込む高さは、上からみるとそれなりに高いのですが、周りで水に入って涼みながら見物している人がいるので、余計緊張します。

Guatemala Trip 2008 -Rio Dulce

先日、以前一緒に仕事をしていた友人を訪ねてグアテマラへ行ってきました。

グアテマラは、人口約11万人ちょっとの国で、森の豊かな国です。 LAから直行便だと約4,5時間の距離でメキシコの南側に位置しています。 公用語はスペイン語なのでかなり大変でした。 友人やヨメ(カリフォルニアの高校では第2外国語でスペイン語を取る人がおおい)がいなければ、食べ物の注文すらままならなかったでしょう。

治安はあまりよくなく、街中でも人の集まるところには、ショットガンを持った警備員などがフツーにうろうろしてます。 移民は、中国、韓国はアメリカと同じですが、ドイツ人の移民も多いとのこと。 また水はあまり質がよくなく、歯磨きも含めてすべてボトルの水で行います。
またトイレはフツーのトイレなんですが、紙だけ備え付けのゴミ箱へ捨てます。

約1週間ほどの短い滞在でしたが、ほぼ毎日いろいろなところを訪ねたり、アクティビティをしたりしていました。 その中でも印象に残ったところなどをいくつか紹介したいと思います。



① Rio Dulce グアテマラからクルマで4時間ちょっとのところの湖の町。
ところが! 道といっても、往復2車線なのですが、普通の道路にもかかわらずバンバン100km/hくらいで飛ばしまくり、遅いクルマがいれば反対車線から平気で追い越すという飛ばしぶり。 当然田舎町でないとここまではやりませんが、街中でもあまり大差はありません。 道の両脇には、普通に生活している人たちがいて、子供や犬(野良犬を含む)がうろうろしているので、危ないことこの上ありません。

ちょうど1時間半くらい走ったときに、急にクルマの下あたりで「ゴツン!!!」という音がして、石でも巻き上げたかな???と思ったのもつかの間。 30秒後くらいには「ゴリゴリゴリゴリ・・・」という音がタイヤのあたりから聞こえてきました。 そう、パンクしたようでした。どうやらとがった何かを踏みつけたらしく、でっかい穴があいてました。早速タイヤを替えに、と外に出ましたが、運転持ち主のグアテマラ人、道端に落ちていたでっかい動物のフン(直径約20cm)を思い切り踏んでしまいました。踏んだりけったりとはまさにこのこと。 タイヤ交換なんて、日本のように道路がしっかり整備されているところではあまりあることではないので、一緒に手伝い(フンは慎重に避けて)ました。 やり方さえ知ってれば、特に難しくありませんね。 でも後でクルマの中が匂ってたかも・・・。

田舎町の道のそばで生活している人たちの生活レベルは低く、はじめは取り壊し寸前の倉庫かな?と思ったんですが、洗濯物がたくさん干してあり、そこで生活している家族が多く見られました。 どの程度の古さ、汚さかというと、「泪橋の下の丹下ジム」を想像してもらえればいいと思います。 すごいでしょ・・・?

湖は透明度は低いものの、かなり大きい湖で、水際で生活している人も多く見られました。友人のダンナさんの家族の持っている家があるということで、ボートは当然ながらジェットスキーも一台あり、これにトライすることができました。 操作は簡単で、スロットルを開くだけ。 ただしブレーキがないので、止まるときは早めにスロットルを話すことがポイントです。 案の定、ヨメ(スピード狂)ははじめからガンガン飛ばしてました・・・。

操作はホントに簡単で、最後には水上で360度回転などもできるようになりました(自慢)。 それに水上スキー(水圧で足がばらばらになるので、最後までスキー上に立てませんでした)やニーボードといって一枚の水上スキー上にひざで立つというものをやってみました。 このニーボードが比較的簡単で、数回のトライでボード上に立つことができました! うではロープをしっかり掴まりながらひっぱり、ボードは少し前に押し出すようにして立つというバランスが難しいですが、すっごい楽しかったです!

つづく・・・

Eastern Promises

今、ちょうど日本で公開しているようですね、「イースタンプロミス」。

ヴィーゴモーテンセンとナオミワッツが競演しているのですが、ナオミワッツとヴィーゴはあまりにも雰囲気が違いすぎて、どう調和するのかな?と思っていましたが、なかなかグーです。 というのは、ヴィーゴはマフィアお抱えの運転手で、マフィアの中に受け入れられたいと考えているクールな人。 ナオミワッツはフツーの看護士。
この一般人と暴力の世界に生きる人の、相反する世界が触れることでストーリーが始まるわけです。 したがって、この二人はぜんぜん違って当然。

ナオミワッツの勤める病院に担ぎ込まれた少女が出産をするんですが、子供は無事生まれるものの、少女は死んでしまい、身元を調べるためにナオミワッツが残された手帳(ロシア語で書かれている)を読もうとして、知らず知らずに暴力の世界に引き込まれていくという内容。

全体には、ハデさはなく、じっくりじっくりと進んでいきますが、決して無駄な要素はなく、コンパクトにきれいにまとめられているカンジの映画です。 はじめから終わりまで、ぴんとした緊張感があり、このあたりは「ヒストリーオブバイオレンス」に相通じるものがあります。

ハデな見所としては、サウナでのアクションシーンですが、やはりヴィーゴの演技は注目ですね。
お勧めの一本!!!!!

Fido

ゾンビコメディです。 多分邦題では「ゾンビーノ」だったかな?

ゾンビが、「ゾンビコントロール首輪」でコントロールされるようになり、人を食べることがなくなったという世界で、いじめられっっこがゾンビの一人と友情を育てるというかなり笑えるハナシです。

適当なコメディかと思いきや、実はキャラクター設定などがかなりしっかりされています。
子供のころ、お父さんがゾンビになり食べられそうになって以来ゾンビ恐怖症のお父さん、ご近所の目が気になってばかりの愛情に飢えてるお母さん、そしていじめられっこの息子。
ご近所さんでも、若い女性ゾンビを飼ってるおじさんや、射撃がやたら上手なクラスメートの女の子などetc。

映像や音楽のスタイルはアメリカの50年代で、かなり明るいカンジで映画は進みます。
ですが、もちろんゾンビコメディなので、ブラックジョークばりばりです。 「ショーンオブザデッド」はかなりシニカルなブリティッシュコメディですが、これはまた別なおかしさがあります。

まぁまずは予告編を見てみてください。 何も見るものがないときにはお勧めの一本かな???
http://www.imdb.com/video/screenplay/vi3953525017/

Day of the Dead -Remake 2

80年代のゾンビ映画、「死霊のえじき」のリメイクです。 同じ映画に関して以前一度コメントを書いていますが、前回は適当に流して見たんですが、今回は少しじっくり見てしまいました。

結論!! どんなにゾンビ映画好きでも見なくてもいいです。

理由としては、ゾンビが走ったり飛んだり、道具を自在に使ったりするからです。 生きてる人と変わりないじゃん・・・というのが正直な感想です。 2階や3階から飛び降りても平気でスタッと着地できる死人って一体・・・と思ってしまいます。

唯一の救いは出ているメインの女優さんたちがみんなカワイイ人っていうところくらいですね。

これじゃぁ元の「死霊のえじき」のジョージロメオが泣くよ・・・。
http://www.imdb.com/title/tt0489018/

Nausicaä of the Valley of the Wind & Spirited Away

「風の谷のナウシカ」と「千と千尋の神隠し」をDVDで久しぶりに見ました。

「千と千尋」は、いまさらながらですが、なかなか完成度が高いですね。 それに以前はそれほど強く感じなかったのですが、神道がハナシの中心に強くすえられていますね。 (最近、神道についてちょっと調べ物をしたので)
ストーリーとしても、キャラを取ってみても、すごくしっかり創りこまれているというのが分かります。 またこの作品でもっとも注目すべき点は、背景や美術的な効果です。 いやー、すごくキレイな映画ですね。 それにお風呂屋さんの外は、門から川までの風景なんかは、子供のころにはまだまだ周辺によくあったようなもののような気がします。 ということは、ある程度60年代後半や70年代の家並みなどを参考にしているのでしょうか? 最近は生け垣なんてめったに見ませんもんね。
今まで見た時に気がつかなかった点を改めて見ることができてよかったです。

「ナウシカ」ですが、やっぱりこの作品が宮崎作品のベストですね。
音楽が80年代のテクノっぽいところがあるのが、少し気になりましたが、ストーリー、キャラクター、展開、美術、すべてにおいて「う~ん、さすが!!」とうなってしまいます。
後期の宮崎作品のように(特にもののけ姫など)、環境保護の説教くささはまるでなく、あくまでもストーリーの中のひとつの要素として描かれています。

初期であればあるほど、宮崎作品は自分の子供たちにも見せてあげたいと思うようなものばかりです。 そういえば、新しい作品「ポニョ」はどうなんでしょうね? そもそもLAに来るのかな???

Sleeping Beauty


ディズニークラシックの「眠れる森の美女」です。
今まで古いディズニー映画を、実は見たことがなかったので、ハリウッドの劇場(El Capitan)で見てきました。

この劇場では、いつもそうですが映画の前にちょっとしたステージが見られます。 今回は女性が森の美女のオーロラ姫の格好でステージ上でダンス、ちびっこたち(大人も)に挨拶するというものでした。

映画は、多分デジタル処理をして画像処理をしてあると思いますが、新鮮な気持ちで見られました。 ストーリーとしては、50年前の映画ということもあり、非常にシンプルかつドラマ性もたっぷりあり、さらに自分がいつも注目する「どれくらいキャラが立っているか」もしっかり抑えられていました。

ストーリーは有名なので省きますが、オーロラ姫を育てる3人の良い魔法使い、魔女あたりがキャラがしっかり立ってましたね~。 王子様はちょっとキャラとしては弱いかも・・・。
もちろんおとぎ話なので、「愛」「勇気」といったところが大事なポイントですが、もっとも教訓的なものとしては「真の愛はすべてを乗り越える」というものです。

オーロラ姫が16歳というのが少し大人びていて、しかも色気もあったりして変なカンジでした。 だったら、オリンピックの中国女子体操の選手は多分7歳くらいだと思います・・・。

前から、ディズニーの古い映画は、動きがものすごーく滑らかですごいなーと思っていたのですが、この映画は実際にバレリーナに映画とまったく同じ振り付けで何度も踊ってもらい、アニメーターがスケッチをばっちり取った上で、セルに落としていったということです!!!! 音楽もフルオーケストラだし、かなり満足でした!! お勧めの一本。