パニックルーム Panic Room

ジョディフォスター主演のサスペンス映画。 ここ数年「トワイライトサーガ」で主演のクリスティンスチュワートが娘役で出演しています。 それ以外にも結構大物が出てますね。

ダンナを分かれたばかりの親子が新しいペントハウスへ引っ越してきた。 NYのど真ん中のこの家は,女性二人で住むには広すぎたが「パニックルーム」と呼ばれる避難所のような部屋が家の中に設けられている。 ここは分厚い鉄で囲まれていて,家自体は古いもののパニックルームの中は防犯カメラや独立した電話回線などがあるハイテクの部屋だった。 そこへこの家に隠されたある秘密を求めて三人組の強盗が家に忍び込んで来た。 親子はパニックルームに逃げ込み,そこから強盗三人組と親子の頭脳戦が始まる,というストーリー。

この映画で面白いのは,パニックルームの中にいると外に連絡が付けられない(部屋の中の電話が使えなくなっている)。 だが,外にいる強盗団は,部屋の中に何とか入り「秘密」のものを開けたい。 そして,途中からこれが逆転し,強盗団が娘と部屋の中に入るハメになり,母親が強盗の持っていた銃を持って部屋の外に閉め出されてしまう。 ここのやり取りなんかはかなりパズルのようなカンジで楽しめます。

警官が一度登場して,再度登場する最後の数分はちょっとハリウッド的なシメ方ですが,それまでがかなり楽しめるので全く問題ないです。 また防犯カメラやスローモーションの使い方もウマいと思います。

この母親役は当初ニコールキッドマンだったらしく,それに合わせて娘役も決まっていたようですが,何かの事情でジョディフォスターに変わったそうです。 それに合わせてクリスティンスチュワートに変わったようです。 結果としては,かなりよかったです。 ジョディフォスターの出せる独特の緊張感が,この映画とマッチしていたと思います。

この直前に「ブレイブワン」を見たのですが,母親が娘の危機に醸し出す緊張感(この映画)と独身女性が追いつめられて醸し出す緊張感が同じなような気がして,ちょっと違う緊張感だったら面白いのになと思いました。

ただ結構お薦めの一本ですね〜!!

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