クレイジーズ The Crazies

ゾンビ映画の巨匠,ジョージロメロの映画のリメイクです。 オリジナルは1970年代に制作されました。

細菌兵器を積んだ軍用機が小さな町に墜落、ウイルスが漏れ出し、感染した住人たちが凶暴化し町はパニックに陥る。保安官デヴィッドは同僚らと共に脱出しようとするが、軍は事態を秘密裏に処理すべく町全体を封鎖。元は友人なのに襲ってくる感染者、町ごと焼却しようとする軍隊から、彼らは何とかして逃げようとするが…というストーリー。

この映画では,感染者と普通の人間の区別が着きにくくなっています。 これはワザとなのですが,普通の人間も理性のたがが外れて,同じ人間を理由もなく殺していたりするあたりに凶暴化した感染者と普通の人間の差はほとんどないというこの映画のメッセージがあります。

この感染者たちも,普通の言葉を話すし考えもする。 ただ凶暴性が異常なほどに膨れ上がっているというのが定義です。 それとこういう自体に際して政府がどんな対応をするだろうかというテーマも持っています。

というと哲学的な映画のように聞こえるかも知れませんが,実はそんなことないんですよ〜。
でもタイトルからすると,直訳すると「アタマのおかしい人たち」ですからね。 ちょっと考えると笑えるかも…。 はじめは低予算の28日後やゾンビ映画をコピッただけの映画かと思っていたのですが,実は予算もばりばりあってヘリもがんがん飛ばし,というハデ〜な映画でした。

保安官役のティモシーオリファントはなかなかハマり役でした。 ダイハードでは悪役でしたが,結構役の演じ分けがウマい役者ですね。

トータルでいうと,28日後とかとの区別がほとんどないですね〜。 アメリカかイギリスかという違いしかないかな,と…。

http://crazies.jp/

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