月に囚われた男 (Moon)

久しぶりに「いい映画を見た」と思いました。 典型的なハリウッド映画ではないので,ドラマチックな展開やハデな音楽とかはありません。 その代わりにじっくりと考えさせられながら観るような映画です。

近い将来,地球は月からエネルギー資源を調達していた。 月の資源基地で勤務する一人の男。 彼はコンピューターのアシスタントと3年間,孤独に仕事をしながら暮らしていた。 後2週間で地球に,愛する妻と産まれたばかりの娘のところに帰れるということだけを希望に頑張っていた。

だが,あまりに長期に渡る孤独のために,彼は幻覚を見始め,そのために彼は事故にあってしまう。 そしてその直後,基地内にもう一人の「誰か」がいることに気がついた。

という少しサスペンスタッチな展開です。 そのもう一人の「誰か」と主人公の男の関係が面白いです。
それに彼は,ある発見をするのですが,それを受け止める際の反応がすっごく興味深いです。 それに極限の孤独の中で「やさしく」してくれるアシスタントのコンピュータ。

か・な・り面白い映画です。 ハデさはぜんぜんありませんが,ぜひぜひ観て欲しい一本です!

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