Sequoia National Park -Camping

セコイヤナショナルパークというところにキャンプに行ってきました。
日本では当然キャンプに行ったことはありますが、アメリカでは初めてです。

LAからクルマで約4時間。 一番近い町からでも1時間半はかかるという場所。 標高2000メートルちょっとのところを目指して、くねくねしている断崖絶壁の道路をゆるゆると走るので、時間がかなりかかります。


ここでは熊が出るということで、一通りの対象方法をアタマに入れて出発。 実際に2回、熊を目撃しました。
食べ物や食べ物のにおいのついているものは全て「ベアーロッカー」にしまうように指導されます。 このベアーロッカーは、鉄製でかなりしっかりとしたつくり。 クルマに食べ物を残してしまうと、クルマのガラスはおろか、ドアのフレームがメチャメチャになるくらいの力で、熊はクルマから食べ物を取ろうとするそうです。 ちなみに、このキャンプ中にコヨーテとリス、色とりどりの鳥などが見られました。

コヨーテは一匹だけだったんですが、最近まで他に2匹いたそうです。 マナーの悪い人間がキャンプの残りの食べ物を与え続けていたところ、だんだん凶暴になってきたので、レンジャーがやむなく射殺したそうです。
キャンプや自然の中で動物に無責任にエサを与える行為は、逆にその動物を殺すことになるので絶対にやめましょう!!

入り口でキャンプ場の天候を聞くと、レンジャーの人はあっさりと「雨だよ」と・・・。 入り口ではこの上ないほどいい天気だったので、どーせ天気雨だろうと高をくくっていたところ、レンジャーの人が正しかったと思い知らされるハメに。
着いてみると、雨がシトシトと降っていました。 それに周囲には雪がまだ残っていました。 本当に6月か???と思いつつ、雨の中まずテントを立てました。 その後、あまりに寒いので非常用に持ってきていたカップラーメンを立ったまま啜るという、かなり惨めな体験をしました。 この時点で雨は雪に変わってきました。 日中の気温はよくて10度をちょっと切るくらい。 朝は氷点下です。


あまりに惨めな状況に、即テントをたたんで、もう少し標高が低いエリアにキャンプを移すかどうかを相談していたところ、雨が止みました。 もううれしいのなんのって! すぐにハイキングの準備をして出発。
片道1.7マイルの山道を滝目指していきます。 途中はもちろん残っている雪の中を進みました。 日が照っているので、残っている雪がどんどん蒸気になって蒸発しています。


このハイキングの終点の滝は、規模がでかくてかなり近くまで行けたからよかったです。 ビデオで少しでもその迫力が伝わればいいんですが。


この夜はバーベキューをし、ワインとビールをしこたま飲んで、さっさと寝ました。 久しぶりにハイキングなんてしたもんだから、足が疲れました。

翌日は、朝起きて少しするとまた雨が振り出しました。 寝ている時に降らなかったのは不幸中の幸いです。 結局、「クリスタルケーブ」と「シャーマンツリー」というところに立ち寄りながら、予定を1日切り上げて帰ることになりました。

「シャーマンツリー」は、世界でもトップレベルの大きな木で、幹の直径が11メートル、周囲が31メートルあるというもの。 東京の国分寺に住んでいたアパートよりも遥かに大きかったです(笑)

「クリスタルケーブ」という洞窟は1万年ちょっと前にできたというところで、きれいでしたねー。 ツアーガイドさんが、懐中電灯がない時代の探検家の雰囲気を味わせてくれたのは、面白かったですね。 100%の暗闇で、ハナをつままれても分からないほどの暗闇というのはこのことですね。 コウモリとかの生き物が目が退化するのも分かります。 だって、何も見えないんですから。


最後は、一緒に行った友人の家の庭でバーベキューをして締めくくりました。 雨の量や気温などを考えると、1日切り上げたのはかなりいい判断で、ヘタをするとカゼを引いて終わり、ということになりかねませんでした。

やっぱり自然はいいですねー。 キャンプで、アメリカのバーベキューの定番の焼きマシュマロをクッキーに挟んで食べるというものも体験できました。

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