The curious case of Benjamin Button

「ベンジャミンバトン 数奇な運命」です。

生まれた時に肉体的には老人で,年を取って行くにつれてカラダは若返って行くという男と,その彼の人生に関わった人たちのストーリー。

ブラッドピットの映画にしては,かなりよかったですよー。
特に前半はかなりいい仕事しましたね。 カラダは老人,精神的には子供という状態なのですが,声や発声などは老人でありながら,好奇心や言うこと,言い方などは子供という今までにないような設定の役どころを上手にやっていました。

見た目が普通のブラッドピットになってからは,あんまり演技の上手下手が分かりにくくなりましたが,少なくともいつものような「ブラッドピットがブラッドピットの役をやってる」的な薄っぺらな演技は見られませんでした。

ストーリーの流れとしては,臨終の床にあるある女性が,その娘にある人の日記を読んでもらうことで進んで行きます。 それは「ベンジャミンバトン」という人が書いた日記で,彼はその女性を幼い頃から知っている人物でした。 それを読み進めていくにつれて,彼の人生,その女性の人生,その娘の人生,それにそれぞれがどう関わっていたのかが次第に分かっていきます。

近頃ハリウッドではダメになってきている「ストーリー作り」と「キャラクター作り」がしっかりなされています。
これのおかげで映画が何層もあるように重みのある映画になっています。

ぜひぜひ見てください。

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