Gran Torino

日本では4月公開の「グラントリノ」です。
クリントイーストウッド監督、主演です。

クリントイーストウッドが主演をしている理由はよーくわかります。
彼の役どころは、妻をなくしたばかりの、いつも不機嫌なオヤジというもの。 実に上手に演じてます。

隣にすむアジア系の家族とあまり相性がよくないだけでなく、そこの息子が彼の愛車のビンテージものの「グラントリノ」を盗もうとします。 銃で脅かして退散させるのですが、それを母親と侘びに来て、そこからいやいやながら交流が始まり、そして・・・。 というストーリーです。

この映画で大事なポイントは、上記のような環境(多様な民族がひとつのところに住み、ギャングなどが当たり前にうろうろしている)はアメリカでは普通だということ。 そういう意味ではアメリカのごく当たり前の環境や日常を上手に描いています。

彼のところに、教会の牧師がちょくちょく来て、ざんげをしに来るように進めるのですが、朝鮮戦争の経験もある彼はまったく興味を示しません。 ですが、最後の方でやっとざんげに行くのですが、ある意味ここがこの映画のクライマックスではないかと思います。 彼の心のうちがすごくよくわかるシーンです。

とてもいくつもの視点が持てる映画なので、なかなか上手に語れませんが、必見の映画でしょう。 アカデミーでも注目される映画だと思います。
http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/

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