赤ずきん Red Riding Hood

誰もが知ってる「赤ずきん」のサスペンス・ホラーバージョンです。

赤ずきんことヴァレリー(アマンダ・セイフライド)は幼なじみで木こりのピーター(シャイロー・フェルナンデス)と愛し合っていたが、ヘンリー(マックス・アイアンズ)との婚約を親が勝手に決めてしまう。ある満月の夜、ヴァレリーの姉が何者かに惨殺され、魔物ハンターのソロモン神父(ゲイリー・オールドマン)は人オオカミのしわざだと宣告するが…というストーリー。

ゴシック映画の雰囲気がすごくウマく出せています。
CGかも知れませんが,森の雰囲気や小さい街の閉鎖的な雰囲気などがいいカンジです。 ストーリーもそれなりにテンポがよかったです。 それに赤ずきんのオオカミを狼男とし,誰が狼男なのかというサスペンス的なアプローチもなかなか面白くてよかったです。

ただし!
キャラクター的にはどれもイマイチ弱く,途中でどうでもよくなってきてしまいました。 ゲイリーオールドマンはさすがで,狼男退治に全てを捧げる半ば狂信的な神父をうまく演じています。 ただ,このキャラクター,途中で出て来て途中退場するのでちょっと…。 全体的にはもっと「スリーピーホロウ」的に最後までぐいぐいと引っ張って行くことが出来たはずなのにもったいないな,という印象です。
確か「トワイライト」の監督だったと思いますが,このゴシック的な演出はさすがですね。

ただ上記のキャラクターの弱さなどから言って,見なくてもあんまり損をした気にはならないような映画です。
ん? ってこことはどうでもいい映画ってことか?

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