ボーン・アルティメイタム THE BOURNE ULTIMATUM

「ボーン」シリーズの3作目。 (多分)最終作です。

自分を暗殺者に仕立てあげたCIAの極秘プロジェクト、“トレッドストーン計画”などに関する取材を進めていた新聞記者ロス(パディ・コンシダイン)とロンドンで接触しようとしたボーン(マット・デイモン)。しかし、CIAの現地要員に監視されていたロスは、若い暗殺者(エドガー・ラミレス)に狙撃されてしまう。自分が暗殺者として育てられた記憶をたどりながら自分のルーツを追っていく、というストーリー。

前作と同じくアクションシーンとカーチェイスのシーンは必見ですね! 特にモロッコの複雑に入り組んだなかを暗殺者とジェイソン、協力者のニッキが歩きながら追いかけていくシーンはどきどきします。 また前2作と同様、テンポのよさはさすがハリウッドともいうべきもので、まさにハリウッド映画の得意分野だと思います。
ウォータールー駅での徒歩で追いかけあうシーンはイギリスの大きな駅の雰囲気もよく出てますし、手に汗握りましたね~。

今回もジェイソンが自分のルーツを追っていくというストーリーと、政府の極秘プロジェクトを暴いていくというダブルストーリーなのですが、2作目と同様ちょっとうまくまとまっていないかなという印象です。 確かにジェイソンにとっては極秘プロジェクトはあくまでもおまけでしかないのですが、映画としてはそこを軸にジェイソン以外の人が動いているので、どうしてもその視点で見てしまいます。 そこで極秘プロジェクトの件が済んだところで、ジェイソンのルーツの話に戻るので「あれっ? まだ終わりじゃないの?」と思ってしまいました・・・。
それと手持ちカメラで撮影するアクションシーンは目が痛い・・・。 最近のハリウッドの流行ですけど、僕は嫌いですね。 目の前で何かが速く動いているのが分かるという程度で、実際何がおきてるのかまでは分からないし・・・。

でも3作目が一番予算と手間をかけてるのがハッキリ分かるし、色々と細かいところまで行き届いているのでよかったですね。

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