ボーン・スプレマシー THE BOURNE SUPREMACY

マットデイモン主演のアクションサスペンス映画「ボーン」シリーズの2作目。

ジェイソン(マット・デイモン)とマリー(フランカ・ポテンテ)は人目を避け、インドのゴアで暮らしていた。相変わらずジェイソンの記憶は戻っていなかったが、町で見かけた男(カール・アーバン)が暗殺者と気づき、すぐ逃走するが、ジェイソンを狙った弾丸は無情にもマリーを貫いた・・・というストーリー。

今回は、冒頭で殺されたマリーの復讐を軸に展開し、さらに彼はある石油王の裏の顔に利用され、濡れ衣を着せられるというダブルストーリー。 前作のスッキリさに比べると、このダブルストーリーが足かせになっている気がしました。 濡れ衣の方は中盤を過ぎたあたりで解決されるのですが、復讐を遂げ、さらに彼の最初に殺したターゲットの娘に会いにいく、という流れ。
一通り終わったときに感じたのは、どこがこの映画のクライマックスかよく分からん、という点です。 それぞれの話の流れは分かるのですが、映画としてはまとまりに欠ける気がします。

今回、敵役の暗殺者には「ロードオブザリング」のカールアーバンが出ていますが、彼はいい演技してますね!! 逆にマットデイモンとフランカ・ポテンテ(恋人のマリー)はフツーというか、華がないというか、カリスマがないとうか・・・。 ちょっと弱いですね、残念ですが。

ですが、全体の映画の流れやテンポのよさは、前作同様小気味よく、スカッとさせてくれます。
カーチェイスのシーンも今回は改善され、かなりの迫力で楽しめます。

そこそこ面白いとは思いますが、やっぱり3部作の真ん中かな、という印象はぬぐえませんね・・・。

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