小説で大ヒットしたという「ブギーポップは笑わない」のアニメ版です。
後で知ったのですが,かなりの量の小説のシリーズのたった一部で,さらにスピンオフ的な位置づけのようなので,見終わった後でも全体像がなんとなーく見えたかな?という程度で,ストーリー全体を理解するのは到底ムリでした。
なのでここではあらすじは書きません。 というより書けません。
ブギーポップという死神または世界のゆがみを直す存在を軸に,いわゆる「敵」が普通の高校生や一般社会に入り込んで行く様を描く作品なワケです。 (多分この理解も正確ではないような気がします) それにそれぞれのキャラクターが特殊な能力を持ち,それゆえに身を滅ぼしたり,運命が変わっていったりするところのストーリーとしての描写は興味をぐっと惹きますね。
それと各エピソードは,それぞれの登場人物を中心に描かれているのですが,そのエピソード中に関わった人物にもそれぞれのストーリーがあり,それを重ねて見て行くことで,最後にストーリーの全体像が見えてくるという手法です。 これはなかなか上手に出来てましたね。 洋画でいうと「クラッシュ」という作品が数年前にアカデミー賞を取りましたが,同じような手法です。
小説が元々なので,小説までも読んでもいいかなと思う人はこのアニメも十分に楽しめるかも知れません。 そうでなければ「なんだこりゃ?」で終わる可能性大です。
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