007 スカイフォール 007 Skyfall

007シリーズの最新作。 新しいボンド役のダニエルクレイグによる3作目。
前作は2作ともボンドの野蛮人ぶりが目立つかなりがっかりな出来でしたが、さて今回はどうでしょう??? 

MI6のエージェントのジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、NATOの諜報部員の情報が記録されているハードドライブを強奪した敵のアジトを特定し、トルコのイスタンブールに降り立つ。 上司のM(ジュディ・デンチ)からは、敵の追跡を最優先にとの指令が入り、後から駆け付けたアシスタントエージェントのイヴ(ナオミ・ハリス)と共に、敵を追跡するボンドだったが、イヴの放った弾丸はあやまってボンドを直撃してしまう…というストーリー。

まず今回は監督やスタッフが元のスタイリッシュなボンド映画に戻したいという希望があったらしく、それなりにがんばっていたかと思います。 列車の天井に大穴が空いて、そこに降り立つボンドが、スーツの袖をピシっと直すところはまさに以前のボンド! ちょっと嬉しくなります。

また昔のオースチンマーティンも出て来て、テーマ曲も流れて「これぞ007!」というカンジです。 ダニエルクレイグの演技もそれなりに以前よりもボンドの本質を捉えて来ていると思います。 多分、以前のボンド映画が好きだった人は今作ではきっと満足すると思います。

今回の映画の見所のひとつは、Mとボンドの関係。 Mは言わずとしれたイギリス諜報部のトップ。 ボンドとは他のエージェントとも少し異なる絆を持っている。 それでもぎりぎりの選択を迫られたときには、Mも非情になる。 今回でもボンドに銃弾が当たるかもしれないという状況でスナイパーに「撃ちなさい」と命じる。 このあたりの展開と名優の演技は見どころですね!

さらに今回はMも中心人物のひとりなので、ボンドとのやり取り(特にクルマの中でボンドと二人きりになったところとか)は楽しめます!

残念なのが2点。
ひとつめは、中盤が中だるみをして、やたら会話が多くアクションが完全に無くなってしまうこと。 ここは正直少し眠くなってしまいましたね〜。

次に、今回はQがまた登場するのですが、それでもかっこいいクルマや爆発するペンなどの小物が登場しないところです。 ボンドしか撃てない銃が一丁でてくるのみです。

前作2作よりも遥かにボンド映画に戻って来た感はありますね!
でもまだまだシリアスすぎかも。 もっと遊び心があってもいいかな〜と。

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