アーティスト The Artist

今年のカンヌ映画祭で賞を獲得している映画です。
CGなどを駆使したハリウッド映画とはまったく逆路線の映画で,白黒かつ無声映画です(!!)

1920年代,映画は無声映画の全盛を迎えていて,その時代のスター,ジョージバレンタイン(ジャン・ジュダルジャン)は人生の絶頂期を迎えていた。 そんな時,ひょんなことで知り合ったスター志望の女の子,ペッピミラー(ベレニスベジョ)と一本だけダンスの撮影する。 ペッピはもともとエキストラだったが,ジョージの助言を一度だけ受けて徐々にスターの階段を登って行く。 そして時代はトーキー映画の時代を迎え,無声映画は大恐慌と共にその終焉を迎える。
ジョージとペッピの映画界での立場は逆転し,今やジョージの名前を知る人もすっかり減ってしまう。 だが,昔受けた恩を返すべく,ペッピは影でジョージを支えて行く…というストーリー。

まず結論から言うと「見るべき一本!!」です。 今年はあまり劇場まで足を運んでまで見たいような映画は全然ありませんでしたが,これは見てよかった〜!

ジャンジャダルジャンとベレニスベジョの演技が,20年代の華やかなハリウッドの時代をマッチしていてすっごくよかったです。 そして無声映画でありながら,会話が全て手に取るように分かるストーリー運び。 音楽もすごく各シーンにあっててよかったです。

中盤,若干間延びするシーンがあるのですが,ここは無声映画の時代が終わり,ジョージが日々することもなくどんどん落ちて行くところを描くシーンで,プライドが邪魔をしてさらに深みにハマって行くところなので,仕方ないかも知れませんね。

ただ1時間40分はあっという間で,見た後すごくスッキリした気分になります。
多分この映画はアカデミーの候補に入っていると思いますが,こういう映画にもっともっと出て来て欲しいですね〜。 こんな映画ばっかりだったらもっと映画館に足を運ぶのに…。

お薦めの一本!!!!!!

0 件のコメント: