アヒルと鴨のコインロッカー

ってこんなタイトルだったっけかな?
久しぶりに書き込みます。

大学進学を機に新しい街に引っ越してきて,そこで出会う新しい人たち。 アパートの隣にはちょっと変わったカワサキという人物,その反対にはブータンから来ているという外国人。 カワサキは本屋に強盗に入ろうと言い出すが…。 というちょっと一風変わったストーリー。 伊坂幸太郎の同名小説が原作の映画です。

アヒルと鴨は早々に出てくるのでぱっと分かるのですが,コインロッカーは最後の方にならないと「あ〜そういうことね」となりません。 結構,後半の謎解き(謎解きというかそれまでのちょっとした疑問に対する答え)は少し長いものの,「なるほどね」と思いました。 なかなかウマく出来てるな〜と。 そして悲しい…。 海外に暮らしている身としては,海外に暮らす孤独みたいなものを想像してしまい,ちょっとグッときました。

伊坂氏の小説は何冊か読んでみましたが,時々シリアスな事柄も扱っていますが,それを軽快な表現や会話などでサラッと書くのであまりヘビーなカンジがありません。 またキャラクターの会話なども例えなどが分かりやすく,でもそれほどありきたりでもないので新鮮です。

映画もそこそこ楽しめましたが,小説の方が全般的にお薦めです。

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