Robot and Frank

2012年にリリースされ、つい最近こちらでDVD化されたばかりのヒューマン(ちょっとSF)ドラマです。

痴ほうが始まりだした初老の男フランク(フランクランゲラ)。彼の二人の子供(ジェームズマーズデンとリブタイラー)は何かと一人暮らしのフランクの世話を焼いていた。ある日、息子は高性能の介護・執事ロボットを置いて行く。フランクは当初毛嫌いしていくが、徐々に打ち解けて行く、というストーリー。

ここまで見るとありきたりのストーリーに見えますが、この映画はまったくそんなところは見向きもせず、独自のストーリー展開を見せます。フランクは実は泥棒で、ロボットに泥棒のテクを仕込んでいき…と話しが展開します。

また彼が恋心を持つ図書館司書の女性(スーザンサザーランド)とフランクの関係もとても見物です。

ストーリーも非常に飽きさせず、かつじっくり展開しでも急ぎすぎず、ととても上手な映画作りです。

またロボット(このロボットに最後まで名前が与えられないのも味があって良いです)は「私に生命はありません。ただのロボットです」と繰り返し言うのですが、それでもフランクは徐々に親しみを抱いていくところなども興味深いですね。

90分ちょっとの短めの映画なのですが、このくらいしっかり作り込んでくれるとエンターテイメントとしてはものすごく良いクオリティのものになってきます。

日本では公開されていないようですが、もし機会があれば是非是非是非見て欲しい一本ですね〜。

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