ミリオンダラーベイビー Million Dollar Baby

クリントイーストウッド監督作品。 本人も出演していますが,ヒラリースワンクやモーガンフリーマン共演です。

ロサンゼルスで古いボクシングジムを営むフランキー(クリント・イーストウッド)は、タイトルマッチに挑戦寸前、唯一の金のたまごでもある選手に他のジムに移籍され意気消沈していた。 そこへボクサー志望の女性が現れて,はじめはコーチすることを拒否していたフランキーだが…というストーリー。

「何故今更ミリオンダラーベイビー?」と思う人もいるかも知れませんが,ヒラリースワンクあんまり好きじゃないんですよね…。 でも少し前にみたJエドガーの出来があまりによくなかったんで,じゃついでにミリオンダラー…も観てみようかと思ったわけです。

結論から言いますと今まで観た中の映画の中でもトップクラスに入ると言ってもいいでしょう。 観る前は「どーせ女性ボクサーが勝ち残っていく女性版ロッキーみたいな映画だろう」と思っていたんですが,とんでもない! 確かに中盤まではそのような展開ではありますが,後半からがまったく違う! 詳しくはこれから観る人のためにあまり詳しく書きませんが,自分が好きな映画のジャンル「究極の場面では人はどのように反応し,どのような決断を下すのか」というところにスッポリとハマりました。 (同じ理由でゾンビ映画が好きなワケです) このあたりからの人物描写や演技,ストーリー運びなどはさすがクリントイーストウッドと言えるでしょう。

いつもこのブログではポジティブな点とネガティブな点を公平に書こうとしているのですが,この映画はあまりネガティブな点は見当たりませんね〜。 あえていうなら英語が分かりにくいことかなと思いますが,ボクシングジムに寝泊まりしてるモーガンフリーマンや,教育を受けていないヒラリースワンクの役柄では,教育水準の低い人の分かりにくい英語を話させるのが当然なので,これは逆にリアリティを追求した結果と言っていいでしょう。

この映画は是非是非是非観て欲しい映画ですね!!!!!!!

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