処刑山 -デッド・スノウ- Dead Snow

ノルウェーのゾンビ映画です。 監督がカルト的な人気を誇る「死霊のはらわた」に影響を受けているのがはっきり分かるほどです。

 冬休みを満喫するため冬山へ入った医学生の仲間たちが、山小屋の床下にナチスの隠し財宝を発見する。医学生たちはその財宝をいただくことにするが、実はその場所は殺されたナチスの兵団が眠る場所で、凍土の中からナチスの兵団が冷凍ゾンビとして大量に復活。圧倒的なパワーと残虐性で、彼らを次々と血祭りに上げてしまうというストーリー。 

内容は特に目新しいものはないんですが,舞台が雪山なのとナチスのゾンビというところは面白い組み合わせかも。 犠牲者の一人がアタマをゾンビにまっぷたつに割られるシーンなどは「死霊のはらわた」そのもの。 オマージュというよりパクリ?

 ゾンビ映画としては特に目新しいものはそれほど見当たらず,逆に90分が長く感じられるくらいなのです。 それにギャグゾンビ映画なのか,シリアス系ゾンビ映画なのか分からないところもちょっと…。

 そんな映画でもひとつだけ身の毛がよだつほど怖いシーンがあります。 人間の女の子がゾンビと一緒に雪崩に巻き込まれるシーンがあるのですが,雪の中で上下も分からず息が詰まりながらも必死に「上」を見つけて地上へ這い上がるシーンがあります。 これはかなり真に迫ってますね!! 

喘息持ちの自分にとって息が詰まることはこの上なく耐えられないことなので,かなりこれは精神的に応えましたね〜。 

このシーンを見るだけでも,この映画は見る価値はあるかも???

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