グリーンランタン Green Lantern

またまたアメコミの実写化です。
グリーンランタン,訳すと「緑の提灯」です…。 さすがにタイトルに提灯はね…。

無謀な性格のテストパイロットのハル(ライアン・レイノルズ)はある日、瀕死のエイリアンの持つリングのパワーに導かれ、グリーン・ランタンのメンバーとなる。 自信家の彼も、当初は宇宙最強の武器とうわさされるパワーリングの力と宇宙の番人役としての務めに戸惑っていた。だが、恋人(ブレイク・ライヴリー)や仲間を守るため、戦いに身を投じていく,というストーリー。

正直すぐに忘れてしまうようなストーリーです。
広大な銀河を分割してその平和を守っているグリーンランタンという正義のグループ。 選ばれたハルはトレーニングを受けますが,その先輩たちのメンバーも型にはめたようなキャラクターばかり。 厳格なリーダー,粗暴でカラダがでかいヤツ,それと少しもの静かで哲学チックなヤツ,ってどこかでみたことがあるようなメンバー。 何千人もグリーンランタンがいるんだから,もっと面白い設定にすればいいのに…。

ま,それはともかく,面白いのはグリーンランタンのチカラで,心に思い描いたものを実体化でき,それを武器に戦うというもの。 戦車を出したり,盾を出したりします。 初めて地球でデビューするときには,暴走したヘリコプターを誘導するために滑り台を出して,その上をヘリが進むというのはなんとなく,オリジナリティがあってよかったです。 それと尊敬するパイロットの父親(既に死んでいる)とのハルの心の葛藤はなんとなくいいですね。

でも笑えるのは,緑の顔のマスクをしているにも関わらず,あっという間に数人の人にハルだと見抜かれてしまう点です。 マスクの意味,まるでなしです。

グリーンホーネットとリリースのタイミングも近いし,アメコミ映画も結構多いし,なんとなくすぐに忘れ去られてしまいそうなカンジです。

見ても見なくてもどっちでもいいような映画です。

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