ドリアングレイ Drian Gray

アメリカでは公開してなかったんでしょうか? イギリスに行ったときにDVDで買ってきた映画です。

ドリアングレイは小説が原作の物語です。 莫大な遺産を相続した若者。 ロンドンの家に引っ越してきて、その彼の若さと美貌で華麗にロンドン社交界にデビューする。 そこへ変わり者で知られたハリーが、彼に「人生の楽しみ方」を伝授する。 それを境に放蕩、ドラッグ、酒、にはまり始めた彼は加速度的に破滅への道をたどり始める、というストーリー。

原作の小説とは若干異なる部分もあるようですが、全体的にゴシックホラー的な雰囲気が漂っており、何十年たってもその若さと美貌を失わないドリアンを「ナルニア」でプリンスカスピアンを演じたベンバーンズが、またドリアンの師匠兼友人となるハリーにはコリンファースが、それぞれいい演技を見せてくれます。 特にコリンファースはいつ見てもいい演技ですよねー。 安心してみていられる俳優の一人です。

この物語の中で、ドリアンの肖像画が出てきて、これが現実の彼が年を取らない代わりに、絵の中の彼が年をとっていくのですが、これが時々ちょっと動いたり、うめき声を出したりします。 これはちょっとやりすぎかな・・・。 特に最後なんかは引いちゃうかも。

それ以外はかなり全体的に楽しめる映画です。 サスペンス的な要素も多く、ホラーチックな雰囲気もありお勧めです!

全体的なストーリー展開やテーマなどは日本の小説の「人間失格」を思い出しました。 人間失格よりはもう少し軽いかなと思います。

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